« 実りの秋と紅猿子 | トップページ | 坊主逃れの四十雀 »

2013年11月21日 (木)

鴛鴦が群れる季節

日本付近は冬型の気圧配置となり北よりの風が強まっている。東京地方の木枯らし1号は、10月半ばから11月末の間に、冬型の気圧配置となり、最大風速8メートル以上の北よりの風、という条件を概ね満たした最初の日に発表される。
10日前に東京地方でも北よりの風が強まり、気象庁天気相談所は、11日夜「東京地方で木枯らし1号が吹いた」と発表した。昨年より7日早い発表であった、我が家の暖房も昨年よりも早まった。11日は、東京都心で最大瞬間風速17.9メートルなど、北よりの風が強まった日である。
この11月11日は算用数字で表すと1111となり、漢数字で表すと十一十一となることから、多くの団体や企業がこの日を記念日にしている。現在は22件もの記念日がある。
厚労省が定めた「いい日、いい日、毎日あったか介護ありがとう」と1061 いうキャッチフレーズより「いい(11)日いい(11)日」の語呂合わせの「介護の日」もその一つ、いずれ世話になる記念日かも。
昨日は天皇杯全日本選手権のサッカーで地元の横浜マリノスが勝って8強入りした、元旦の決勝戦まであと二勝、11人対11人で行うスポーツであることで11月11日はサッカーの日となっている。
1071 漢字で書く十一月十一日は+-+-と読めるので「電池の日」「磁気の日」などにもなっている。
同様に1が4つ縦に並らぶと「1111」となるのでこの形から「めんの日」「もやしの日」「ポッキーの日」などにもなって11月11日は制定がいい加減とか面妖に思える記念日も多数ある。1120
木枯らし一号が吹き寒くなると群れでやってくるのがオシドリである、
野鳥撮影を始めた頃からお世話になっている都内在住の鳥友から都内の公園にオシドリが四十羽入ったと情報をいただいたのも2週間前の寒い日であった。五日前の日曜日に水面から朝靄が立つ早戸川林道でもオシドリの群れが50羽ほどが遠目に見られた。

オシドリは寒くなると群れで行動する。ドングリが大好物である、そのため、冬にはドングリのなる樹の落葉広葉樹が水辺まで繁茂しているような渓流や湖沼などの限られた場所、カシやナラなどのドングリが実る落葉広葉樹のある都市公園の池にも現れる。上の3枚の写真は紅葉がはじまった早戸川林道から下の水面を写した遠目のオシドリの群れと金沢橋からの紅葉。

1661

暗い水面に朝靄が湧き立つ中にオシドリの群れ、かなりの距離があり、640+DX版の撮影をトリムしてある

1701

紅葉が始まった広葉樹の下に他の水鳥よりも派手に見えるので一見してオシドリ♂と判る

1781

真ん中あたりの木立ちが映る水面に橙色の銀杏羽を立てた♂が見える

1801

昼間は樹木の葉陰にいるが朝はまだ暗い水面を泳ぎ回る

1821

そろそろペアリングの時期が近づいたのか♂の群れが一羽の♀を追いかける?

1851

♀を追い回す群れに上流から飛んで来たオシドリ♂

1861

先頭に一羽の♀、後を追いかける7羽の♂、競争率が高い

1891 

6時40分まだ日が差さない暗い水面に灰色味があり、目のまわりが白く目立つ一羽の♀が五羽の♂を従えるように泳ぐ(かなりのトリム)

1951

♀の周りで♂のデイスプレイでしょうか目立ちがり屋の♂もいます

2031

♂が♀を追いかける冬のオシドリの群れの行動が始まったようです。こんなに暗くて遠いオシドリの撮影は初めてあったがこれも季節のうつろいの一幕である。

近くでのオシドリの撮影はいつも都内の鳥友がその時期を教えてくれる、今季もその日が楽しみである。

« 実りの秋と紅猿子 | トップページ | 坊主逃れの四十雀 »

野鳥」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 実りの秋と紅猿子 | トップページ | 坊主逃れの四十雀 »

2023年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
顔文字教室
無料ブログはココログ
フォト