都会の森の鴛鴦
野鳥撮影の前の趣味は桜を5年間撮影していた、十年くらい前に弘前城の桜の老木にある樹洞や桜の花弁が浮くお堀で泳ぐオシドリの番を見た記憶があるがこの頃はまだ野鳥に興味が無かったので桜に絡むオシドリの写真が見つからない。水鳥のオシドリがリンゴ農家のリンゴの木の樹洞に営巣して孵化した雛が次々に樹洞から落ちて来る話を興味深く聞いたことがあるが見たことはない。今年の6月に北海道で水かきのあるカワアイサが樹洞に営巣するのを初めて観察したがオシドリが樹洞で営巣する処やナラやカシの木に登り、直接ドングリを採食するのを見たいものだ。
12月6日の日経の電子版に「東京都心で有数の緑を誇る明治神宮の森について、研究者らが約40年ぶりの大規模な動植物調査を行い、新種や希少種を含む計2840種を確認した。専門家は約100年前に造成した人工林が成長した学術的にも貴重な例だと話している。」
この情報の関連をネットで調べると明治神宮は大正9年(1920年)に全国から献木されたおおよそ10万本の植林により造営された人工の森であり、樹木を見ると椎や樫、楠が多く、伊勢神宮や日光東照宮のような杉や檜が少ない。出来るだけ自然のまま放置するという管理方法が採られ、人の侵入を禁止してきたことで木々の成長・枯死に伴って樹種は遷移し、森の姿も変わっていく。この間の約100年間に地に落ちたドングリなどが成長して、今日では17万本もの木々が豊かに生い茂る、人工林とは思えない貴重な自然林の姿をなしている。
写真は5年前の2月、6時20分の開門直後の代々木口から入った北参道鳥居の前にある北詰所から右へ宝物館に向う参道を1~2分の処、参道から見える樹洞に生息していたオオコノハズクである。人通りの多い参道から撮影出来た稀有のことであった。ここの杜は立ち入り禁止であり、参道近くの樹洞でこれ以外の野鳥の営巣は見たことがない。もしかすると一年半に及ぶ今回の40年ぶりの学術調査でオシドリなどの樹洞を発見したかも知れない。興味津々である。この40年ぶりの調査結果については12月12日に報告会があるようです。
「神宮の森・これまでとこれからの100年」―鎮座百年記念・第二次明治神宮境内総合調査から」調査の各班報告は樹木、植生、シダ植物、変形菌、鳥類、クモ類、土壌生物:12月12日13:00~17:00@日本学術会議講堂、入場無料 http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/182-s-3-1.pdf …
一週間前の神宮の杜のオシドリ、この時は♂♀のつがい、所謂(いわゆる)オシドリ夫婦の姿はまだ見られなかったが北池の北、倒木の周囲が彼らのたまり場のようであった。
投げたドングリに向って池の奥から競って集まる銀杏羽のオシドリ
ズームレンズを400から200mmへ
♀を取囲むように♂の群れ、どこの撮影地でも♀より♂が多い、♂を選ぶ権利は♀にある、♂は自慢の銀杏羽を見せびらかす
繁殖羽の銀杏羽を立てるオシドリ♂の大きさはL45cm、♀は♂よりも小さいL41cm
ドングリを水中から取ってきた♂と見つめる♀
ドングリを咥える♂を追いかける♀、まだつがいの気が無いのか♂が逃げるように泳ぐ、ドングリを空振りの♀、これってドンブリ?
またも♂のドングリ採餌後のはばたき
ドングリを追って潜る前
ドンブリコと潜ったが・・・
ドングリを啄ばんでいない・・・ドングリを空振りのようだ!これもドンブリ!
倒木の周囲のオシドリの群れ、この時はまだ10羽程度の群れ
倒木の付近(トリム)
そろそろつがいの時期か、1月から2月にかけてつがいを形成しはじめ、4月頃から繁殖
水面が明るくなった9時頃に羽繕い
こんな形の羽繕いもある
今朝は2時半に半覚醒、眠れないので3時に起床、新聞はまだなのでPCを立ち上げると雨模様の天気予報。書き掛けの今日のブログを仕上げる。
一週間前からだんだん空気が抜けてきたタイヤ、車体の傾きがハッキリしてきた。今日は釘を拾ってパンクした右後輪の修理を予定していたが明日にする、明日がある、明日があるさ・・・大切な一日がどんどん過ぎていく、今年も残り僅かになってきたが昨日のタイヤは全く空気(窒素ガス充填)が抜けていた。野鳥撮影の気力が抜けていくように、錯覚であれば良いが・・・今朝はまだ半覚醒なのかそれとも過覚醒なのだろうか、明日が見えない。
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