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2014年3月

2014年3月27日 (木)

オカメとヒカンサクラ

  • 25日はTVと新聞で高知のソメイヨシノが満開、東京と横浜のソメイヨシノの開花を知った、26日朝日の朝刊に現役の頃に楽しませてくれた、秦野・水無川河川敷のオカメ桜と菜の花が見頃を迎えている早春の彩が掲載されていた、写真付きの記事に触発されて久し振りの外出となった。気になっていた日本さくら名所100選のひとつ、三つ池公園のサクラの開花状況の見分である。実況見分などの大袈裟な事ではなく只の下見である。
    0070 公園の名の通り園内には3つの池(上の池、中の池、下の池)があり、池を囲むように、およそ78種1600本以上の桜が花を咲かせる。
  • 昨日は花粉症には好ましい曇天であったが朝6~7時に三つ池公園を訪れた、北門の駐車場出口付近に駐車、左が自家用右にバスなどの大形が停められるが北門のPは時間前。既に地元の方が犬を連れての散歩とすれ違う。上にはサクラ100選の名所の垂れ幕が下がる。多目的広場はこの時季は駐車場に変身する。その先は野球場でここをやり過ごすと左手にテニスコートと更衣室がある、右手にオカメサクラが弥生三月を彩っていた。ここからコンデジの出番である。今日は全てお手軽なコンデジの写真である。
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  • オカメに近寄って顔を覗くとこんな早咲きサクラの顔をしていた。
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  • テニスコートの脇に平成六年に植樹した札が付いた寒緋桜が濃いピンク色を咲かしていた。10年でもまだ小木である。
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  • ひたむきに咲く下向きのカンヒザクラを下から覗くように撮る
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    下の池の売店横に三つ池公園ソメイヨシノの古木が標準木

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    標準木の前で通行人なのか公園のスタッフなのか二人で5,6輪の開花が確認できるね!との会話をしていた。家に帰ってから三つ池公園のHPを確認すると赤字で26日の開花のお知らせがあった。開花してもソメイヨシノ標準木の開花した5,6輪を僕には確認するのに時間が掛かった。写真にも入っている筈である。

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    下の池売店横の標準木の下に金黒羽白が屯していた。ここは神奈川探鳥地50選の公園でもある。

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    珍種の横浜緋桜はソメイヨシノよりも蕾が大きく先に咲きそうではあるが下の池と中の池の通路には5,6本あるがお天気によっては直ぐにも開花しそうであった。

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    下の池から正門方向へ、芝生広場前の天馬の像の前を通り、トイレ脇のカンヒザクラがここにも咲いていた、ソメイヨシノの見頃まではこのサクラに人が近寄る

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    トイレ横の寒緋桜に近寄ると自動フラッシュが光る、光が効いた蕾が白っぽくなった。更に坂を登るとそこは丘の広場、下の池は上の池、ここのソメイヨシノもまだ人気がない。咲いたサクラを求めて上の池に下りる坂を下る。

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    上の池と中の池の間にある遊歩道にはラジオ体操をする一団がいた、中の池を展望する休憩舎を通り抜けると花の広場の手前にトイレがあり、その横に咲いていたのが彼岸の時期に花開くエドヒガンと思われるのが3種目の見頃のサクラである。

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    この紅枝垂れが花見時季の一番人気、人気のいない時間帯はカメラマンが周囲で撮影のサクラ、花見客は前日から囲いの周囲にシートを競って敷いて家族の花見、会社の宴会などで賑わう場所である。

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    人気の枝垂れ桜も今年は枯れたようにも見える、垂れ下がった枝には米粒よりも小さい蕾がまばらについていたのが寂しい想いをさせるシダレザクラであったが今年も満開に咲く大変身が見たいものである。

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    花の広場前から中の池の展望と岸辺のソメイヨシノ

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    昔はサクラの枝先にとまり獲物を狙うカワセミを狙い撮りしたがこの日は一度もカワセミを視認出来ず、もっとも手にはコンデジしか持ってはいなかった。

    今日の天気ではソメイヨシノの見頃は4月に入ってからと予測、今度の土日はお天気次第でソメイヨシノの満開前でも早咲きのサクラなど78種1600本のサクラ見物で賑わうものと想われる。

     

  • 2014年3月26日 (水)

    あれこれ、それぞれの「終活」

    一年365日一週間は52回もある。先週の18日が彼岸の初日を「彼岸の入り」、国民の祝日である21日の春分の日が「彼岸の中0230_2 日」といい、一昨日の24日の最終日を「彼岸の明け」、一週間あった春のお彼岸もあっと云う間に過ぎ去り、今年も早や13週目に入った。週の初めは日曜日か月曜日かはさて置いて、週の初めに一週間をどう過ごすか、どう活動するかの計画を立てるのが「週活」などと呼ぶことを暇人は考えた。
    1300 学生期を終わり人生をどう生きていくか、人生の職探しの活動は就職活動の「就活」。無事に就職すると普通の人は結婚して家庭をもつ、家住期にはいり、やがて60~65歳で定年を迎えて、自分の人生を楽しむ林住期に入る。
    余生を楽しく過ごした林住期から遊行期に入るのは75歳。国はこれを後期高齢者と法2810 律で定めたが高齢者からは極めて悪評である。人生をどのように終焉するか、人生の最期を迎えるにあたって行うべきことを総括する言葉として、人生の終わりのための活動を「終活」と言っている。この流れの中で派生語として考えたのが「週活」ではあるが流行るかどうか、年間五十二週もあるので週活の習慣は生活のなかで根付くかどうかは自信がない。
    自分的には「孫は就活、爺も終活」これが現実のようだが来年からは75歳という年齢で差別され、保険医療も制限される別枠に囲い込まれ、「平成の姥捨て山」とも呼ばれる後期高齢者医療制度が適用される年齢となるが平静ではいられない。
    0300 こんな齢になると「仏壇仏具、石材屋、霊園・墓地」などのTVコマーシャルや新聞折込広告が目につくようになり、なかでも最近は電話による墓地の勧誘がボチボチ来るようになった。電話の相手は女性が多い、顔が見えないので声で年齢・容姿などを想像しながら聴いている、暇な時は相手の話を全部聞いてから「お墓はあります」、時間がない時はお墓の勧誘と分り次第「お墓はあります」と電話を切る。

    昭和59年に亡くなった父から生前に聞いた話では、祖父は秋田県雄勝郡湯沢町(現湯沢市)の出身で造り酒屋の三男坊で一度も職につかず、実家からの仕送りで一生を過ごし、昭和9年に他界している。祖母は道玄坂のお産婆であったが戦後間も無く亡くなったので祖母の面影も知らない。どうやら祖父は「髪結いの亭主」であったらしい。ルーツ探しが流行った頃に湯沢市の東山寺に過去帳を見に行ったが祖父の実家は没落して黒い板塀に囲まれた大きな駐車場だけが昔の面影を残していた。父は大正3年東京府渋谷区道玄坂の生まれで次男坊であったので祖父のお墓は無かった。祖父のお墓は多磨霊園にあり、小学生の頃父に連れられてサクラ並木を歩いて祖父と祖母のお墓参りの記憶があるが叔父(父の兄)が建てたお墓であった。父の没後は所縁のある多磨霊園の墓地が空くのを待ちながら六年間納骨堂に安置させていただいたが何時になるか検討が付かず、多磨霊園の墓地を諦めて七回忌の法要前の平成2年1月に自宅近くの曹洞宗・天宗山東林寺の墓地土地の永代使用権の購入と壇信徒入壇契約をして指定の石材店にお願いして春の彼岸にお墓を立塔しました。本籍地の秋田県湯沢市の檀那寺の寺名は東山寺であり、似ているのも気に入りましたが一番の気に入りは現役時代は職住近接を願望していたので職場まで電車で50分、車で30分であったがお寺まで徒歩4分の処にある。職住近接が定年後は寺住近接になりましたが住職さんには誰もかないません、寺に住む仕事なので住職と呼ばれる職住一致です。話のついでに医住近接でかかりつけのクリニックまで3分、同様に歯科と薬局も3分。足の複雑骨折と手首の骨折で何回も通った成形外科と眼科・皮膚科は地下鉄ブルーラインの篠原駅前までの6分。新横浜駅まで8分、篠原郵便局まで5分、篠原消防署(救急車)まで3分の至便の距離です。これからの後期高齢者の生活と終活にはますます便利な処です。

    上の4枚の写真は上から2013年8月13日お盆入りの日に撮影した山門、左手前にある百日紅が咲き、山門の後ろには横浜市の名木に指定されているイチョウ、旧盆のお墓参りに撮影。
    二枚目は2013年9月24日秋のお彼岸に亡き母の祥月命日のお墓参りに撮影。野鳥撮影に没頭する親不幸の毎日であるのでせめてこの日だけはお墓参りと決めている。前日の23日は輪島市舳倉島からの徹夜での帰浜で9時までセグロサバクヒタキを撮影した超多忙の日であった。門前に墓地販売の幟がはためいていた。
    3枚目は父の祥月命日の2013年10月11日の山門、百日紅は残花であったが名木のイチョウの木の下は落ちた銀杏が燦爛するように参道に散乱していた。
    4枚目は先週の春のお彼岸中日の山門、イチョウは全ての葉を落として春の芽吹きを待つ、この日も墓地販売の幟がはためいていた。

    以下の写真は昨年の旧盆・秋のお彼岸(母の祥月命日)・父の祥月命日・今年の春のお彼岸に菩提寺の天宗山 東林寺へのお墓参りの時に撮影したコンデジの写真である。

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    平成25年8月13日撮影の本堂の遠景と本堂の額

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    同じ日に撮影の本堂

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    平成25年9月24日秋のお彼岸・母の祥月命日にご本尊の十一観音菩薩像を撮影、お盆とお彼岸の日はご本尊を参拝できるように本堂の扉が開いている。

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    先代の住職が体験したB29の空襲の恐怖と奇跡の体験談が境内に掲示されている。平成25年10月11日父の祥月命日の墓参りに撮影

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    山門の内側から参道に銀杏が落ちている実りの秋、横浜市の名木に指定されているイチョウの木 撮影日 10月11日

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    平成26年3月21日撮影 お彼岸中日のご本尊

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    墓参りに連れて来た近くに住む娘の小5の翔君(外孫)のご本尊の参拝

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    帰り際に本堂前の石段の上から山門方向を撮影、白梅が残り花 、春の芽生えはこれから始まる


    自分の場合は「終活」のなかで費用と手間暇かかるお墓の心配は幸いにも現役時代に済ましたが、お墓がない人は墓地とお墓の入手は時間と費用がかかると思われるので「終活」の重荷になる虞があると思われます。人それぞれ人生それぞれ終活もそれぞれ。

    2014年3月22日 (土)

    彼岸の珍鳥

    彼岸と云えば「暑さ寒さも彼岸まで」の季節の節目。春分と秋分0251 は、昼と夜の長さがほぼ同じになり、 春分以降は昼が長くなるため寒さが和らぎ、秋分以降は秋の夜長に向かうため涼しくなる。
    日本人にとって彼岸と言えば仏壇の掃除とお墓まいりです。

    0300 春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を拝む事で彼方の極楽浄土へ往生出来ると信仰されてきた。この春分と秋分の日を中日とし前後7日間がお彼岸の日である。
    お彼岸に悲願の珍鳥、昨年秋のお彼岸の中日は9月23日(月)であった。彼岸入りの20日にはタカの渡り撮影で白樺峠のタカ見の広場に居た、翌日の21日にここでお会いした群馬の鳥友から座間市と舳倉島に珍鳥が舞い込んだ情報をいただいたので中日の23日朝に輪島港から舳倉島に渡っていた。現地では県内の鳥友の奥様からも携帯に座間市の珍鳥情報を戴いた。徹夜運転による気の緩みかネジの緩みで担いでいた三脚の雲台からレンズ・カメラが落下して故障、珍鳥も撮れずに日帰りの舳倉島となった。翌24日の朝6時には座間市にいた背黒砂漠鶲を9時まで撮影して帰宅、午後から近所の菩提寺に墓参りに出掛けた。9月24日は秋のお彼岸に父の墓参りに詣で、お彼岸の日に心不全で亡くなった母の祥月命日である。昨年のブログは珍鳥撮影で、舳倉島から日帰りで帰ってきたと書きましたが第一の目的は10年前に亡くなった母の祥月命日の「お墓参り」でした。翌日の25日にセグロサバクヒタキが旅立ちましたので最終日に無事に撮影出来ました。

    お彼岸は珍鳥を撮影できた悲願の日でもありました。今年は彼岸入りの前日に珍鳥の撮影でした。昨日は彼岸の中日に一番下の孫を連れて墓参りでした。お寺(曹洞宗・天宗山東林寺)で住職にご挨拶してから住職の奥様から花を二束を買い求め(近所に花屋がないのでお寺で花を販売している)てから本堂のご本尊(十一面観音菩薩)を撮影してからの墓参りでした。墓苑販売中の旗がはためく山門脇のイチョウは横浜市の名木に指定されています。

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    草が生えてきたので倒木の上に乗らないと全身が撮れない、前傾のせいか木のせいかあるいは気のせいか胸の斑が広がってきたような気がする

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    おや?何かあるのか居るのかな??

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    啄ばんでみたら・・・

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    クチバシの先は泥だらけ、でも採餌後は満足そうな・・・

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    錯覚なのか、やはり胸の斑が広がったように見える?

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    山田!円楽の座布団全部取れ!ウタ丸が怒ったような・・・

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    右のシロハラL25cm、中央のウタツグミL23cm、この二羽は何故か相性が悪い、歌丸と円楽のように

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    同じツグミ科のシロハラ左がウタツグミを追い払う、白腹と云っても根性はクロハラ、座布団とられた恨みの攻撃?

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    仲良くしていればシロとウタの素人歌合戦、歌えば歌ツグミの勝ちだが・・・

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    ウタを追い払った後はシロハラの一羽天下なのか、只のツグミには気の強いウタツグミもこの白腹には白旗である

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    ウタの小躍り、嘴に餌を咥えて

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    遠くにスイセンの花ボケ、ボケットしているようなウタツグミ

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    ヒヨドリが落としたのか小枝ごと落ちた河津桜の花とウタツグミ

    2014年3月20日 (木)

    桜の花粉と目白

    四日前に撮った自然の村・さくらの広場の桜花の吸蜜に来たメジロです。その翌日は春一番が吹き、高知で染井吉野が開花した日。今はスギ花粉の最盛期がスギ、そろそろヒノキ花粉の季節が始まる、この頃になるとサクラの花見も始まる。ヒノキの花粉飛散シーズンと桜の開花シーズンが一致するためにサクラの花粉症と勘違いする人もいるとかいないとか。
    家の中にいたにも関わらず、春一番の南風の強風が吹いた日は花粉症の三大症状といわれる”くしゃみ””鼻水””目のかゆみ”が酷かった。前の日に半日以上もサクラの花の下で過ごしたことが症状の原因。マスクをしていたがそれでも風に吹かれて飛んできたスギ花粉が身にまとわり付いた。

    桜の花は真ん中に雌しべ、それを取囲むようにたくさんの雄しべ、五枚の花弁、がくがあり、雄しべの先に黄色い花粉が詰まった葯がある。スギやヒノキは風が運ぶ風媒花(ふうばいか)であるがサクラは昆虫などが運ぶ虫媒花(ちゅうばいか)。
    人によってはサクラでも花粉症になる場合があるそうですが野鳥撮影を始める四、五年前からサクラを追い掛けていた当時からサクラの花粉症アレルギー症状がなくて幸いです。これから染井吉野などサクラの咲くシーズンがはじまり心ワクワク、身ソワソワします。

    今日は黒いクチバシが黄色くなるほどサクラの吸蜜に励むメジロです。



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    まだ陽があたらない桜花に来たメジロ

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    陽が入らないとメジロもウグイス餅に似た色になります

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    陽があたるとサクラもメジロも明るくなります

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    メジロの黒いクチバシが花粉で黄色く変色するほどです

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    天辺の方はさらに明るい日差しです

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    サクラの花粉で黄色く変色した黒いくちばしで吸蜜に余念がないメジロ

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    甘い香り甘い蜜で昆虫を誘うサクラの花にメジロも誘われて吸蜜。サクラの花から花へメジロがいそがしく移る、サクラも映る、春も写る。

    2014年3月19日 (水)

    桜と鵯

    鵯(ひよどり)と云えば渡りもする鳥、土地の名で云えば一の谷の後山(鵯越と号す)、播磨の国・兵庫県神戸市の山ノ手、ヒヨドリが春秋にこの山を越すので鵯越と云われるそうな。
    鵯越と言えば源九郎義経の逆落とし、鹿が通る鵯越の急坂を馬の通わぬことはないとこの崖を七十余騎を率いて
    一気に駆け下って平氏の背後をつく急襲で源氏を勝利に導いた。
    義経と云えば兄の頼朝に妬まれて苦労した九郎判官(ほうがん)義経。
    判官と云えば判官贔屓、悲劇をはらんだ人物に強く惹かれる。不遇な人や弱い者に同情し味方になる。弱者をかばう日本人の心情を判官びいきという言葉の由来はここにある。

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    五分咲きの河津桜に来たヒヨドリ、嘴の先は花粉で黄色い

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    こちらもクチバシが黄色い

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    可愛いメジロと異なり桜の花弁を落とす花盗人

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    ピーィピーィピーィと大きな声で鳴くヒヨドリも吸蜜の時は静かなり

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    ヒヨドリの逆落としとは云えないかな、逆さ吸い蜜。

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    これを見て花粉症も癒えない花粉まみれのヒヨドリ

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    鵯越か桜の蜜を集めに来たミツバチをエサにするヒヨドリ

    神奈川には鵯越はないが読む人の涙を誘う義経の腰越状を展示している満福寺がある。
    江ノ電の腰越駅から5分足らずにある満福寺、義経が梶原景時の讒言により
    頼朝に疎まれて、鎌倉入りを止められ腰越に留まっていた時に、満福寺で心情を綴ったと伝えられる書状である。

    今の時期はシラスが解禁されたばかり、生シラスの踊り喰いやシラス丼が腰越の人気ですぐ売れきれる。


    2014年3月18日 (火)

    桜と鵙

    今朝は風がヒューヒューと音を立てる春一番が吹いたようです。昨日は10日振りにウタツグミに合いに行きました。開門を待つ一番乗りは、岡崎と神戸ナンバーのご夫婦でした。それぞれ初めての訪問と云われていました、関西方面の珍鳥情報などの話題の他にこの後はオナガを撮りたいと云われて10時頃移動されたが名刺交換もなく、一期一会の鳥撮り人生であった。
    さくらの広場周辺で喧しく鳴くヒヨドリの鳴き声に混じり、聴いたここことがあるような鳴き声がすると周りの人も云っていました。いろいろな鳥の鳴き声を真似るので百の舌と書いて百舌、鵙とも書く。咲いた河津桜の枝にとまり、あるいはまだ蕾の染井吉野の枝にとまり、虫を獲るモズがいた。
    昨日は半日以上も暖かい春の日差しを浴びたが花粉も浴びたようで今朝は目が痒く鼻もくすくす気分がすぐれないなかでのブログでした。

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    河津桜を背景に、拝啓 モズ♀さんです

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    まだ陽がささない時間、近過ぎて桜の花が入りません

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    7時30分、桜の下を狙っています

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    11時30分頃近くの桜の枝に来ました。

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    桜の木に集る毛虫を咥えている様子です。

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    桜木の根元で何か見つけたようです

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    そして飛び出し、近過ぎてこの後は追えません

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    桜の枝から一瞬だが地上に降りて花のないスイセンの中で虫を追う

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    まだ蕾のソメイヨシノの枝に来たモズ♀

    今日は強い南風、四国と関東で春一番が吹き、高知の染井吉野が一番に開花したそうです。

    2014年3月14日 (金)

    桜はまだかいな

    四年前の平成22年4月1日に政令指定都市(全国に20市、県内では横浜・川崎に次いで三市目)になった時よりも今回0030の超珍鳥ウタツグミですっかり全国的に知られるようになった相模原市・・・
    弥生三月 花見月の7日に訪れた自然の村・さくらの広場の周辺に植栽されている50本のさくらの木でメジロが呟く(つぶやく)・・・
    さくらに来た目白に、なにかようか(七日八日)とここの花(か)(九日)に問えば、満開はまだ遠か(十日)と・・・鷽でもないのに嘘ぶく目白~
    0110_4 歌ツグミに端唄は関係ネーエが♪梅は咲いたか 桜はまだかいな ・・暖地の伊豆河津町~河津桜の桜まつりは10日まで~自然の村の河津桜はまだかいな~~~
    ♪梅が散っても 桜はまだかいな~桜 さくらと 浮かれているわいな~弥生三月 花見月 目白は花より蜜ばかり~あなたは花より 酒ばかり~わたしゃ花粉で 鼻水ばかり~九三三(クシャミ) 九三三(クシャミ)で目白も逃げる ~

    端唄は粋でいなせな江戸の花を洒落で真似るが駄洒落に落ちる。
    自分のカメラの下から”木下 桜”さんに来るウタツグミを撮影中、ここの桜は河津桜のほかに20種の桜が咲くと云われるが去る3月7日はまだ河津桜と思える桜の花は数えるばかりの開花であった。2枚ともコンデジの写真。

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    桜の蕾の中で開花を見つけると快感の目白

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    僅かに開いた桜花に吸蜜の目白

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    欣喜雀躍は雀が飛び跳ねるように喜ぶ様、これは蕾の中から花弁を見つけて小躍りする目白、それほど桜が開花していない。

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    見渡す限り蕾・蕾・・・

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    花弁の開きを見つけると鳴いて喜ぶ?

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    桜の開花は一本の桜の木で一つか二つ、せめて蜜は三つ!

     

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    満開が待ち遠しい!木が早い桜、気の早い目白

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    満開になれば濃いピンクから淡いピンクの花弁になる

    この寒さと雨で早咲き桜の見頃はまだのようです。

      

    2014年3月13日 (木)

    歌鶫と只鶫

    時の流れは年々早く感じる。今年も1月はいぬ(往ぬ、去ぬ)、2月は逃げる、3月は確定申告が終わりに近づく中旬となり、早くも3月は去る気配だ。
    そんな去る3月7日、七日前に県内で今年初めて撮影したのが2月下旬にロシアから迷い込んで来たと思われる個体、日本では稀有なウタツグミ。
    ロハ(只)の鶫と歌鶫がまだ蕾の多い河津桜の木の下で共存なのか共生なのか、それとも競争なのか、同じエサ場に居た。
    ツグミ特有の草地を跳ねるように歩いては立ち止まって胸を張る。そして嘴で落葉を蹴散らかして土中のミミズなどをさがす。この動作を繰り返す。L24cmのロハのツグミはこの動作の行動範囲はウタツグミよりも狭く、中央の同じような場所で獲物をさがす。L23cmの小さいウタツグミは広いロシアから来たせいかどうか分からないがこの動作の行動範囲が広い、カメラの砲列の十数メートルの先で桜の木の下を隅から隅まで、左手の笹藪の前から右手のスイセンの処まで移動する。
    この日までに既に4回目の訪問者である鳥友のKさんの説明ではロハのツグミは二羽居て、一羽とは友好関係でもう一羽とは仲がよくないのか反りが合わないのかバトルが見られる。この日は友好関係の方が来て、ケンカをしないで共存出来る関係、お互いに助け合う共生関係まではいかない。同じエサ場でエサを競争して獲り合う競争関係のようだ。立ち止まっては胸を張る写真ばかりでは変化が無い、見たいのはバトルをする方が来て欲しい、珍鳥撮影後の欲張ったこの日の心理であった。

    3月4日ネットに掲載されていた動物映像家の真木広造さんの談話。87年に横浜に飛来した時も駆けつけたが間に合わなかった。今回は間近での撮影に成功し、「40年以上、野鳥を撮影しているが、国内でウタツグミを見たのは初めて。ロシアの個体が迷い込んだのだろう」と話していた。私が撮影した3月7日は野鳥写真家の叶内拓哉さんも奥様とご一緒に来られていました。

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    ロハツグミと互いにそしらぬ顔をしてすれ違う、エサ場で友好的共存関係

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    笹藪の前に来たウタツグミよりも5cmも大きい28cmのヒヨドリ二羽を追い払う気の強さも見られた。

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    落葉の下からミミズを捕獲した時のロシアンハンターの顔

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    お互いが無関心に見える非攻撃的友好関係

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    暫くするとウタツグミが姿勢を低くして攻撃態勢をする、ロシアからの刺客か、恐ロシア

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    素知らぬ顔で素通りするツグミの後方からの追撃体勢

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    更に姿勢を低くして後ろからの攻撃態勢を覗かせる

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    大相撲の仕切り線の間隔は70cm、それよりも狭い感覚でウタツグミの攻撃態勢

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    接近しても攻撃態勢は緩めないが・・・

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    だがその後で敵愾心のなさそうなお互いに知らん振り

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    偶にはミミズを捕獲してエネルギーの補給

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    何回も攻撃態勢をとるがロシアンルーレットのように本気で攻撃する時もある。とうとう我慢出来なくて攻撃開始、ロシアからの刺客、おそロシア。

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    シャモ(軍鶏)のケンカ(闘鶏)の様に蹴り合い、ウタツグミのケリの攻撃、ツグミの迎撃体勢、これは闘鶏ならぬ闘鶫である。反りが合わない方のタダツグミかどうかは不明であった。SSが1000分の1秒ではピントが甘かった。昼飯のオニギリを食して現地を13時に離れたので午後からの闘鶫は見ていない。

    2014年3月12日 (水)

    歌鶫

    東日本大震災三年。3・11の追悼式を思いもよらない場所で迎えた。昨日は入場から退出まで二時間も掛かった神奈川税務署二階で確定申告をPCへ入力していた「14時46分」に職員と居合わせた申告者が全員で一分間の祈りが捧げられた。税金の申告の最中に大震災と原発事故の影響で帰れない26万人以上の避難生活を強いられている深刻な状況が存在している。東京五輪の招致は決まっても東北復興への道のりはまだ遠く、承知出来ない。

    話は変わるが8日前の3月5日に読売など一般紙の記事に「相模原市緑区相模川自然の村公園に国内では珍しいウタツグミとみられる鳥が飛来した。4日、市が明らかにした。愛鳥家らが連日集まりカメラや望遠鏡を向けている。」(2014年3月5日  読売新聞)同じ日にネットでも朝日デジタルにこのウタツグミの記事が載っていた。
    この日の晩に鳥友から写真が送られてきたので、今年県内に初めての野鳥撮影に出掛けてきたのはそれから二日後の3月7日であった。この日は晴天の7時頃には約40名のCM、11時頃に約70名、4回も通っている鳥友はこれでも少なくなったと云われていた。久し振りの撮影であったのでどちらからも休んでいたブログの理由を聞かれて、コンピュータ将棋に嵌っていたと
    言い訳をする自分がいた。

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    歌鶫(ウタツグミ)と云われるので歌が巧いのかと思ったがJR横浜線の大口をあけるだけ、一度も歌は聴けなかった。

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    エサを見つけると大口をあける?

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    エサのミミズを啄ばむ様子

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    見返り美人型だが雄か雌かは不明、図鑑では雌雄同色とある。

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    陽があたると目が光る、ミミズを探すのか嘴の先に土が付く、地名の漢字、相模に似ているのが相撲、期待の遠藤も土が3つ付く。

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    獲物を見つけたのか小躍りの様子

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    獲物のミミズを咥えて・・・

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    ミミズを飲み込む

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    そしてまた次の獲物求めて一歩踏み出すウタツグミであった。

    図鑑によると1987年に横浜市で初めて記録された珍鳥、27年ぶりに県内の相模原市に二例目である。

     

    2014年3月10日 (月)

    河津町ゆうゆう散歩

    今朝はテレビ朝日の加山雄三の「若大将ゆうゆう散歩・桜満開の伊豆河津町で名物のわさび丼&大噴湯」を見た。偶然にもこ撮影は2月25日に河津七滝の初景滝でのシーンを撮った直後に日焼けした加山雄三を先頭に歩くロケ隊とすれ違った。
    こちらは初景滝の上にある3年越しとなっている釜滝・エビ滝・蛇滝に行く途中であったので単なるすれ違い。ロケ隊の一行は七滝入口ある茶屋の本日の番組タイトルにもなっている「名物わさび丼」の七滝茶屋に向うところであった。
    そんな理由で今日は加山雄三も見物した思い出の河津桜の風景になった。一枚目は河津町の会場と河津七滝の二ヶ所の臨時郵便局で販売していた河津桜の記念切手シート、80円切手10枚付きで1200円、お土産に購入してきた。

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    記念切手シートをスキャナーで読み込んだ、河津桜を吸蜜するメジロに河津桜が目を引く。切手は左上から「河津桜と菜の花」「桜とメジロ」「かじやの桜」「河津桜」「河津川沿いの桜」下段左から「河津桜」「峰温泉大噴湯」「河津桜」「河津川に映る桜」「河津踊子滝見橋」とそれぞれタイトル付き

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    拡大用に切手部分を貼付

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    ロケ隊は見たか!・・・かどうか?実物のメジロ

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    峰温泉踊り子温泉会館付近の河津桜トンネルの菜の花

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    加山雄三がゆうゆう散歩で豊泉の足湯処でお客さんに話かけた処

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    豊泉橋見た左の建物が足湯処、菜の花と河津桜、TV画面もに似た様な風景があった。

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    「わさび丼」はパスしたが作りたての名物の「さくら満開もち」を食した、ここの河津桜は樹齢12年ではあるが綺麗に咲いていた。七滝茶屋の「わさび丼」は暖かいご飯に鰹節をのせて、刻みノリにおろしたてのワサビをのせた「まかない飯」が名物になったとTVで説明があった。

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    ゆうゆう散歩でもここには立ち寄っていた、今朝のTV画面で見た大噴湯は動画で迫力があった。

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    今日のTVでは加山雄三が篭一杯の噴湯たまごをスタッフに配っていた、同じ日に自分は二個の開運タマゴでニコニコであった。

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    ロケ隊とこの初景滝と「踊り子と私」像の撮影場所ですれ違った

    今朝の加山雄三の「ゆうゆう散歩」を見てこのようなブログになった。

    2014年3月 9日 (日)

    熱海梅園の目白

    今日から大関の鶴竜が初の綱とりに挑戦する、0171 大相撲春場所の「初日」であるが日本一早く梅が咲く1月25日が初日であった熱海梅園の梅まつりは長らく観光客を楽しませてくれたが本日「千秋楽」を迎える。0131_2

    10日程前に9時開園時間前に熱海梅園で観光客の来園前にいろいろに咲き競う梅の花に来た目白君です。

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    呉服と書いて「くれは」と読ませる「呉服枝垂(くれはしだれ)」

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    枝垂梅にはさかさまになって吸蜜するメジロはいなかった

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    近くに白い花の白滝枝垂があったがこちらの淡いピンクの花にメジロには人気であった。

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    雨がポツリポツリと落ちてきたので近くの東屋で休憩中に鹿児島紅(かごしまべに)にメジロの群れがいた。

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    この程度では目白押しとは言えないがメジロの群れが鹿児島紅に群がっていた

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    梅園内では一番引き立つ色香であった

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    梅園内にある中山晋平記念館の前に咲く白梅の「長束(なつか)」を吸蜜するメジロ

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    まだ冬の時期ではあったが「なつか」に来たメジロ

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    この紅梅の名前は記録するのを忘れたがオシドリの名がつく「鴛鴦」があったがそれかも知れない?

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    あるいは「大杯 (おおさかずき)」もあった、大杯ならばメジロが大杯を吸飲も洒落である

    2014年3月 8日 (土)

    熱海桜と目白

    00101熱海では「熱海梅園 梅まつり(1月25日~3月9日)」と同時に「あたみ桜 糸川桜まつり(1月25日~2月16日)」が開催され、梅と桜を同時に楽しむことが出来ますが河津桜見物の翌日2月27日は既に「あたみ桜まつり」は終了していたが梅まつり開催中の「熱海梅園」の小高い山の上にある「澤田政廣記念美術館」の庭園にある「あたみ桜」はまだ見頃であった。 あたみ桜は明治4年(1871年)頃、イタリア人によって熱海にもたらされたと伝えられ、沖縄原産のカンヒザクラと関西以西に自然分布するヤマザクラとの自然雑種がルーツとされ、開花期は1月で沖縄のカンヒザクラと並んで日本で最も早く咲く桜として知られています。同じ枝に、早期に咲く花芽と後期に咲く花芽が二段構えにできることから、一ヶ月ほど花が楽しめます。
    当日は朝からの雨模様、上の写真はまだ人気のない朝6時30分頃にポツリ、ポツリと雨滴が落ちていた中でコンデジで撮影した「傷つける武人」像とあたみ桜。

    雨模様の中で「あたみ桜」を吸蜜する熱海の目白君。

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    雨天の中では+0.3、+0.7のプラス補正で暗い画面を明るく撮る

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    天気予報の雨の強さは一番弱い雨の表現はポッ ポッ、次はパラ パラ これらはまだ傘は開いていない。ポッ ポッではまだ桜の枝に雨滴が溜まる程度。

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    ポッ ポッの雨の中でボチ ボチと目当ての花弁をさがすメジロ

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    吸引すれば排出があるのが自然の理

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    久し振りに鳥のイナバウアを見た!2006年トリノで金メダルの荒川静香以来!チョット大袈裟か!!

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    あたみ桜の枝先で暫しの休息か!メジロでは吸息が正しい?蕾はまだ沢山あるようだ、慌てることはないようだ。

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    花にも落ちた花にも蕾と枝にも雨だれがだいぶ溜まってきた。

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    見返り型のメジロ

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    細い嘴の根元に髭のような、刀の鍔のような口髭が立つように見える立派な目白

    生憎の雨模様の中でポッポッ、パラパラでは撮れたがザーザーと降る前のサーッと来たので午前9時で終了したのはもう10日前の熱海であったが1月25日からの梅まつりもいよいよ明日の9日で幕となる。

    2014年3月 7日 (金)

    クロガネモチの鶫と椋鳥

    花粉症の季節、花は咲き、鼻は危機となり、Kawazu_0471 甚だ危険な時期、家の中に閉じこもっていてもクシャミ三昧の弥生三月である。
    Kawazu_0730 河津桜満開の今頃でも町営の日帰り温泉、踊り子温泉会館の玄関先で赤い実を付けたクロガネモチの大木に鶫や椋鳥が啄ばみに来ていると思われる。葉が乾くと鉄色を帯びると云われている、鉄はクロガネ、モチはモチノキ科の木でクロガネモチである。

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    県内には珍鳥のツグミが来たようだがお隣の静岡県のクロガネモチの赤い実を啄ばむ只ツグミとムクドリ

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    踊り子温泉会館の玄関前のクロガネモチの大木に只のツグミがクロガネモチの赤い実を啄ばむ、木の下には赤い実が散らばる。

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    これも啄ばみに来たツグミ

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    これがノントリの大きさ

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    食い逃げのように飛び去る

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    ムクドリの群れも来る、ムクがムックリと顔を出す、ツグミやヒヨドリとの鉢合わせを避けているようだ

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    ムクドリの飛び出し(食い逃げ)

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    ムクドリが飛び去る

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    ヒヨドリも来るが今の時期は河津桜の蜜の方がお気に入り

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    モチの次はミカンなのか?踊り子会館の隣にある柑橘畑にもツグミがやって来た。

    2014年3月 6日 (木)

    河津七滝(かわづななだる)

    今日のテーマの河津七滝は三年越しで七滝の全てをやっと眺めることが出来るたのである。2011年9月の台風で河津七滝を巡る町道が崩れ、2012年3月の河津桜見物では初景滝の上にある釜滝・エビ滝・蛇滝の三滝と七番目の大滝は観光出来なかったので初景滝・カニ滝・出合滝の三滝だけの見物となった。昨年の4月2日に河津七滝を見物する滝見橋の開通式があったが河津桜の時期はまだ未完成であったので初景滝・カニ滝・出合滝の三滝に大滝を初めて観光したがこれが四滝目であった。大滝を見物するには大滝温泉・天城荘に泊るか、あるいは立ち寄り湯に入らないと2011年9月の台風災害後、大滝は見物出来ないことになっている。天城荘の立ち寄り湯受付、三時間1500円、大滝の水しぶきを浴びながらの川原の温泉に入るには水泳パンツが必要である、タオル・バスローブ(今の時期はバスタオルだけでは寒いので特製のバスローブが必要)・水着セット付きで2000円。今年もまだ2000円を出費しないと大滝は見物出来ないのでパスした。2011年9月以前のように無料で見られるように一日も早い大滝一般見学用の大滝遊歩道の復元工事及び整備保全の完了が望まれるが大滝を敷地15万坪の私有地内に擁する大滝温泉天城荘の意向なのか未だに大滝への通行は出来ない状況である。お花見MAPにも大滝見学は出来ないと印刷されている。

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    大滝を眼前に仰ぎながら入浴する露天風呂の風景、立ち寄り湯客はタオル・バスローブ・水着のセットで2000円が必要。ここは三年前のロケ地、ヤマザキマリの漫画を阿部 寛と上戸 彩の主演で映画化され、大ヒットした邦画「テルマエ ロマエ」で銭湯ブームを起した露天風呂である。青いバスローブの人の右にあるのは温泉小屋、手前の水着の人がいるのも露天風呂の一つである。(撮影は2013年3月)

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    一番奥にある釜滝と手前のエビ滝・蛇滝への踊子歩道

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    踊子歩道案内図の一部

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    ①釜滝 落差22m幅2m 滝壺が釜の底を思わせるそうですが

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    釜滝を撮影した場所

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    釜滝への急階段(下からの撮影)

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    釜滝への吊橋と急階段(上からの撮影)

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    2013年4月2日に開通式のあった河津踊子滝見橋(片塔式ウェーブ橋)釜滝への吊橋の手前にある。

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    エビ滝の看板、下に高さ5m幅3mのエビ滝が覗ける。

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    ②エビ滝 滝の流れがエビの尾びれに似ている

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    ③蛇滝 落差3m幅2m 滝の周りの玄武岩(柱状岩)がヘビのウロコに似ている。

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    ④初景滝 落差10m幅7m 

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    「踊り子と私」の像がある記念写真のポイント

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    ⑤カニ滝 落差1m幅1m 周囲の岩がカニの足のように曲がって見える

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    カニ滝と初景滝の300mの間に歩き姿の「踊子と私」の石像がある。

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    ⑥出合滝 河津川の二つの支流、右の落差2m幅2mの荻入川と左の木谷川の合流点にある二つの滝

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    ⑦大滝 落差30m幅7m(2013年3月撮影)

    ①~③の釜滝・エビ滝・蛇滝を今年は初めて撮影、④⑤⑥の初景滝・カニ滝・出合滝は三度目の撮影、昨年撮影した⑦大滝の七滝で河津七滝を3年掛かりでやっと制覇した。

    通常、「滝」という漢字は「たき」と読むが、河津では「たる」と読み、昔から伝わる民俗語が由来である。ただし、「河津七滝」およびその7つの滝の名称は「だる」と濁った読み方をする。

    2014年3月 5日 (水)

    目白が白梅を吸蜜

    一日も早いが一週間も早く感じる。一週間前に撮影した昨日の続きであるメジロの吸蜜。白梅と目白を撮影した0830付近の町営の日帰り温泉・踊り子温泉会館前の桜のトンネルのライトアップと名木・音蔵の桜のライトアップです。全国的に生憎の天気だが日持ちの良い河津桜は今頃が満開の見頃と思われる。
    近所の友達からわざわざ伊豆に行かなくてもメジロが庭の白梅に来るよと云われたが河津桜が花盛りの中で河津桜の名所で貴重な白梅に来るメジロに価値を見付けるのだと強がりを言ったが・・・金柑の実にヒヨドリも来るご近所さんでした。

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    河津桜のトンネル付近で桜に目もくれず白梅に来たメジロである。

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    白梅を吸蜜するメジロ

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    上からの姿勢で、まだ蕾の花弁の根元に嘴

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    次の瞬間は嘴の先端に何か?咥えている

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    やはり吸蜜は花弁の下からが・・・

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    花弁の真横からが一番見易い吸蜜

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    花弁が三つしかない若い枝にも吸蜜

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    桜に比べて枝の花少ない白梅なのに隣の河津桜に行かず、梅に来るのはこちらの方がウメーからか

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    鳴く前に喉を膨らませて・・・

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    ピィチュ、ピィチェと聞こえたがメジロのききなしは長兵衛(ちょうべい)忠兵衛(ちゅうべい)長忠兵衛(ちょうちゅうべい)・・・

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    これでもメジロ押しかな

    2014年3月 4日 (火)

    白梅と目白

    白梅と云えば「切れるの別れるのって、そんな事は、芸者の時に云うものよ。・・・私にゃ死ねと云って下さい。」という「湯島の白梅」で有名な泉鏡花の「婦系図(おんなけいず)」お蔦の科白でした。それに歌謡曲は戦前から映画やテレビ・舞台などで歌われ・・・古い人間なので聞いたことがあります。
     ♪お蔦主税の 心意気  
      知るや白梅 玉垣に  
      残る二人の 影法師

    河津七滝の初景の滝に「踊り子と私」の像があり、学生服姿の「20歳の一高生の私は・・・一人伊豆への旅に出る。私は道中で出会った旅芸人一座の一人の踊り子に惹かれ、彼らと一緒に下田まで旅することになった。」・・・「伊豆の踊り子」は川端康成の自伝小説と言われています。
    この小説の題名を名づけた「踊り子温泉会館」の付近に河津桜のトンネルが切れた処に剪定していない十数本の白梅があります。

    詳しくは河津駅から徒歩30分位の町営日帰り温泉・踊り子温泉会館前の0020 菜の花ロードのこの付近は河津桜トンネルがある。踊り子温泉会館を過ぎたあたりでこの河津桜トンネルの左側の一部が白梅に変わる。この白梅を過ぎると「かわづいで湯橋」の手前に夜間ライトアップされる名木「音蔵の桜」がある。0150 撮影日の2月25日はまだ5分咲きであった。
    今日は河津桜よりも「うめえ」のか白梅に来たメジロの写真です。

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    若い枝に咲く白梅を吸蜜

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    河津桜のトンネルは花だらけなのにまばらな白梅に何故くるのか?桜よりもウメ~のか

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    剪定していない梅は枝がやたらに多く鳥が撮り辛い、無駄な枝がやたらに多く、桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿と云われるが、梅は剪定して欲しいと思う日であった。

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    河津桜に比べ花がまばらにも関わらず、白梅に来る、嘴に咥えているのは花ビラなのか芽なのか?

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    懸垂なのか逆立ちなのか器用な吸蜜の姿勢

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    吸蜜よりも啄ばみ

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    盛りの過ぎた白梅の同じ画面に3羽が入る、これでもメジロ押し?

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    メジロのききなしは長兵衛(ちょうべい)忠兵衛(ちゅうべい)長忠兵衛(ちょうちゅうべい)・・・だそうだがピィチュ、ピィチェと聞こえた気がしたが・・・昔の人の名前は立派すぎてメジロも鳴けない?ききなしも聞こえず情けない!齢のせいか耳も聞こえず、昨日の3月3日は耳の日だったが・・・

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    花もない、芽もない、実もない、花ボケの処になぜ来るか

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    斜に構えて・・・どの花弁が・・・ウ・メ・イ か

    2014年3月 3日 (月)

    峰温泉大噴湯公園

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    第24回河津桜まつりで無料配布されている「お花見MAP」に駅から徒歩30分、入場無料の峰温泉大噴湯公園の案内がある(火・金は噴湯管の掃除で休業、桜まつり期間は午後からの営業)。ボランテイアの説明によるとこの大噴泉は、大正15年11月22日正午、爆音と共に地上約50mの上空を突き刺し誕生しました。以来80数余年ひとときも絶えることなく毎分600リットル、100℃の温泉を噴き上げ続けている自噴泉ですこの大噴泉の栓を定期的に解放し、噴上げる姿がまじかで見ることができる。
    ここの人気の一つに自分で温泉卵が出来ること、昨年と同様に今年も噴湯の時間前に生卵を2ヶ150円(昨年は2ヶ100円だった記憶がある)で売店で求めると他人の篭と間違えないように番号札が付いた篭に生卵を入れて、塩と殻入れの入った紙袋を渡される。15分後に1分間の噴湯を見たあとにこの足湯に浸かりながら温泉卵の楽しみである。
    冒頭の写真はあしゆ処で足湯に浸かりながら撮影した河津桜にきたメジロ(120mmレンズの撮影をトリム)

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    噴湯前の湯煙が立つ櫓の様子、噴湯管が清掃のため外されている。奥に見える緑色のタンクは付近の温泉や宿に給湯する60℃まで温度を下げた温泉タンク

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    噴き上げ時間(9:30、10:30、11:30、12:30、13:30、14:30、15:30)1回の噴き上げは約1分ほどです。月、水、木、土、日曜日の週5日、火、金曜日はメンテナンスの為お休みですが桜まつりの期間中は日に3回、午前11時30分に1回目の噴き上げ

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    2月25日午前11時30分の噴き上げ、地上30mまで噴きあがる、あいにく白雲が背景に入り、全面青空ではなく、左横に出る虹も目立たなかった。落下してくる左下にいると雨に濡れるように温泉を被る。カメラを構える観光客は噴湯が入る位置までさがって撮影。

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    噴き上げ15分前に売店で二個150円の生卵を入れておいた篭と温泉の湯船、他人の物と間違えないように番号札が付いている。

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    噴湯終了後に温泉から引揚げた15分で丁度良い温泉ゆで卵が出来上がる

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    30秒間冷やし水に浸けると殻がむき易い

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    開運たまごの印刷の紙袋には塩と殻入れが入っている、足湯に入りながらこのゆで卵を食す、自分で作る温泉卵の味は格別である。

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    あしゆ処の看板

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    足湯の後ろには竹笹と河津桜が二本と温泉タンクが見える

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    足湯に入りながら河津桜に来るメジロを撮影(120mmレンズ)

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    噴湯公園中央にある河津桜、左後方は足湯処と温泉タンク

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    公園内のフントー君の石像、キャラクター「フントー君」は、頑張っている人!頑張りたい人!を、応援する意味もあります。

    今年も河津桜とメジロの撮影で奮闘しました。

    2014年3月 2日 (日)

    目白の吸蜜

    濃いピンク色の河津桜は緋寒桜(ヒカンザクラ)と早咲き大島桜(オオシマザクラ)の自然交配種といわれ、花形は平開形で一重、花弁は5枚の円形で無毛です。蕾の時は濃紅色ですが満開時は淡紅色。開花が早いのが特徴です。1月下旬からつぼみがほころびはじめ3月初旬まで花を咲かせます、昨年は開花が遅れて河津さくらまつりも3月10日までの期間を一週間延長して3月17日まで開催していました。
    日曜日午後5時30分、日テレの人気番組「笑点」の歌丸の隣で青い着物の三遊亭小遊三がよく口にするのが好みの「壇蜜」、花の蜜が好きな目白が吸うのを「吸蜜」。

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    メジロが枝に押し合うように並んで止まることから人が一カ所に集まってこみ合うことを「目白おし」ということばがあるが群れで来たメジロも河津桜の中では分散して「目白おし」はみられない。

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    「花を吸っている」様から「花吸い」(ハナスイ)とも呼ばれるが壇蜜よりも可愛い「吸蜜」

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    まだ蕾を吸蜜するように見えたが?・・・そんなことはないよね!

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    目の周囲が白いことから名付けられたメジロだが甘い蜜で目を白黒

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    河津桜の蜜を吸いにくるのはメジロ、ホーホケキョと囀り、近くの藪の中で虫を食べるウグイスの姿をみかけることはなかった。

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    細い嘴で花の下から吸蜜が理にかなうね

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    花粉で嘴の先が黄色いかも?河津桜は緋寒桜と大島桜の自然交配と伝えられるがもしかするとミツバチなどではなくメジロ君かも

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    嘴の全部を花の中にグサリと差し込んで強引な吸飲に見えたが・・・

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    今度はどの花弁にしようか迷っちゃう、羽を広げて夢中に見えた。

    2014年3月 1日 (土)

    河津桜と目白

    時のうつろい、四季のうつろいは年々早く感じるようになりました。今日から弥生三月になり、見頃(満開とは言い切れない七分咲き)を迎えた2月25、26日に河津駅から徒歩30分の峰温泉・踊り子温泉会館前の河津桜に来たメジロです。

    ♪さくら さくら
    ♪やよいの空は
    ♪見わたす限り
    ♪かすみか雲か
    ♪匂いぞ出ずる
    ♪いざや いざや
    ♪見にゆかん
    久し振りのブログに動揺して童謡の「さくら さくら」です。明日も同様になるかも!

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    まだ観光客の来ない時間、花ボケの七分咲き桜にメジロが居た。

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    霞がかかったような空の下のノントリ

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    今頃は天気が良ければ弥生の空の下で満開かも

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    ”見わたす限り”のさくらの中ではメジロの色もピンク色になりながらどの花弁にしようか思案中

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    何時頃が吸いごろか、今でしょう!目前の花弁に見入る

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    どの色が本物の色か分らない

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    軟らかいピンクと白っぽいピンク、花より蕾か

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    さくらの花に埋もれるように

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    やはり青空の下にピンク色の河津桜色が好い

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    青空の下で蜜の多そうな花弁を求めているような眼つきに見える目白さん

    今朝は弥生三月の魁に河津桜とメジロでしたが河津桜は今頃は満開でしょう、上流のループ橋の下付近、河津七滝(かわづななだる)の名木・隠居の桜は花さか爺さんの当日の出番はまだでした。ループ橋手前の名木・上条の桜は当日は一分か二分咲き、湯ヶ野・七滝温泉地区は一週間くらい遅れていました。

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