白梅と目白
白梅と云えば「切れるの別れるのって、そんな事は、芸者の時に云うものよ。・・・私にゃ死ねと云って下さい。」という「湯島の白梅」で有名な泉鏡花の「婦系図(おんなけいず)」お蔦の科白でした。それに歌謡曲は戦前から映画やテレビ・舞台などで歌われ・・・古い人間なので聞いたことがあります。
♪お蔦主税の 心意気
知るや白梅 玉垣に
残る二人の 影法師
河津七滝の初景の滝に「踊り子と私」の像があり、学生服姿の「20歳の一高生の私は・・・一人伊豆への旅に出る。私は道中で出会った旅芸人一座の一人の踊り子に惹かれ、彼らと一緒に下田まで旅することになった。」・・・「伊豆の踊り子」は川端康成の自伝小説と言われています。
この小説の題名を名づけた「踊り子温泉会館」の付近に河津桜のトンネルが切れた処に剪定していない十数本の白梅があります。
詳しくは河津駅から徒歩30分位の町営日帰り温泉・踊り子温泉会館前の 菜の花ロードのこの付近は河津桜トンネルがある。踊り子温泉会館を過ぎたあたりでこの河津桜トンネルの左側の一部が白梅に変わる。この白梅を過ぎると「かわづいで湯橋」の手前に夜間ライトアップされる名木「音蔵の桜」がある。
撮影日の2月25日はまだ5分咲きであった。
今日は河津桜よりも「うめえ」のか白梅に来たメジロの写真です。
若い枝に咲く白梅を吸蜜
河津桜のトンネルは花だらけなのにまばらな白梅に何故くるのか?桜よりもウメ~のか
剪定していない梅は枝がやたらに多く鳥が撮り辛い、無駄な枝がやたらに多く、桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿と云われるが、梅は剪定して欲しいと思う日であった。
河津桜に比べ花がまばらにも関わらず、白梅に来る、嘴に咥えているのは花ビラなのか芽なのか?
懸垂なのか逆立ちなのか器用な吸蜜の姿勢
吸蜜よりも啄ばみ
盛りの過ぎた白梅の同じ画面に3羽が入る、これでもメジロ押し?
メジロのききなしは長兵衛(ちょうべい)忠兵衛(ちゅうべい)長忠兵衛(ちょうちゅうべい)・・・だそうだがピィチュ、ピィチェと聞こえた気がしたが・・・昔の人の名前は立派すぎてメジロも鳴けない?ききなしも聞こえず情けない!齢のせいか耳も聞こえず、昨日の3月3日は耳の日だったが・・・
花もない、芽もない、実もない、花ボケの処になぜ来るか
斜に構えて・・・どの花弁が・・・ウ・メ・イ か
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