小机城址まつり出陣式
今年で第50回となる、毎年5月3日の小田原市最大のお祭りである戦国時代に小田原城を拠点とし、五代約100年にわたりその栄華を極めた戦国大名北條氏を偲ぶ小田原北條五代祭り(主に五代城主を模した武者行列)を仮に本店の行事とすると、小田原城の有力支城であった小机城の城主に北条氏綱は父早雲以来の重臣、笠原越前守信為を任じた、信為の後は北條一門が城主となり、笠原氏は城代を務めたので「小机城址まつり」は支店の行事といえるかも。毎年4月上旬に開催され今年は4月6日に第22回目が開催された。
昨日のブログは武者の練り歩きであったが今日はその後に小机城址本丸広場に於ける出陣式である。
小机城代、笠原越前守信為に扮したのは4月1日に就任した港北区長の横山日出夫氏、出陣式の挨拶。
ひな壇の右は地元小学校四校の少年少女武者隊と後ろに鉄砲隊、散ったサクラの花弁が広場を彩る。
ひな壇の左に整列した長刀(なぎなた)隊(女武者隊)と槍隊、後ろのテントは来賓席。
「散る桜 残る桜も 散る桜」良寛和尚の辞世の句
小机城址太鼓の出陣太鼓
出陣前の必勝祈願「三献の儀式(さんこんのぎしき)」肴に三宝の打ちアワビ、勝ち栗、昆布の3つを順番に食し、三つ重ねた杯に酒を注ぎ三度づつ飲む儀式。
打ちアワビとは、干した身をむいて、打ち伸ばしたもの、敵を討ちのばすとの意味を含め「打ち勝ってよろこぶ」というゲン担ぎの語呂合わせ。
三献の儀式の後に兜を被り出陣宣言
鉄砲隊に射撃を指示
鉄砲隊の整列
鉄砲隊の一斉射撃、轟音とともに硝煙があがり火を吹く火縄銃
采配を振って出撃!の号令
「エイ!エイ!」「オーッ!!」と三度繰り返して、陣営を鼓舞し、士気を奮い立たせる。
いよいよ出撃開始 、旗印の丸に三つ柏は笠原氏の家紋、ひな壇に見えるひしゃげた三つ鱗(北條鱗)は北條家の家紋
ドラを打ち鳴らして出陣
鉄砲隊の出陣
総大将の笠原越前守信為の出陣
本来は馬上姿かな?
薙刀隊のお出まし
槍隊の出陣
やりやり~~今日は疲れたなあ~~横槍を入れては失礼です!
篠原西小学校の少年少女隊
孫の進軍姿を見てマゴマゴ
武者行列全員の記念撮影で打ち上げ、時間は11時50分。
篠原西小の6年生
終了後の12時半頃に小雨がパラパラと降り出した、武者行列参加者には特製弁当が出されたが、見物人は出店で焼き芋・おにぎり・豚汁・カレー・おでん・ヤキトリなど、お茶やジュースの他に生ビール・スーパードライなども販売されていたので当然のごとく生とおでんで腹を満たす。以下の写真は小机城址の参考資料。
小机城址市民の森にある小机城の由来
ひな壇の本丸広場の直ぐ後ろ第三京浜、主城域と出丸の間を第三京浜道路が縦貫している(一点鎖線の部分)
小机城址の空堀、本丸広場の下、今は立派な竹林が往時を偲ぶ
竹の子を見つけた!
今回は写真の縮小サイズを普段の1/2の50Kバイトに軽量化して貼付。
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