北の青い鳥
メーテルリンクの童話「青い鳥」のあらすじは、貧しいきこりの子の兄妹チルチルとミチルは街中の楽しそうなイブの賑わいとは違い静かなクリスマス・イブの夜を過ごしていると、仙女の訪問を受け、その言い付けで幸せの「青い鳥」を見つけに旅に出て行く、いろいろな国を探しまわるが、どこにも「青い鳥」は見つからず、自分たちの家に帰ってきたとき、夢だったことがわかる。そして「青い鳥」(幸福)は家で飼っていた身近にいたアオバト(キジバト説もあり)だったことに気付く。おおすじはこんな大要であった。
林住期の65歳から始めた鳥撮りも9年を過ぎた、来年は後期高齢者のお仲間入りとなり、お迎えの仕度を始める遊行期を迎える、この窮年間に野鳥の生態などがやっと「知る知る身知る」の爺さんが幸せの青い鳥を求めて今年も北の大地へ放浪の旅。
昨年はとり逃がしたカワアイサが雛を背に乗せる場面に遭遇して、ひとつ目の青い鳥となったが欲深いのか、一番撮りたかった巣立ちの瞬間を現場に居ながら撮り逃がす。12時までここで待つつもりでいたが専門家と言われる人が”今日は90%出ないよ!”との悪魔の囁きで、自我を捨てたのが運の尽き、右に30m移動したアカゲラの営巣場所で撮影開始した15分後に巣立ちした。これが撮れていれば今回最高の「幸せの青い鳥 」となったがはずだがそう簡単には幸せの青い鳥はいない、今年も人の話に惑わされた、野鳥に関して「知る知る身知る」爺さんはまだ身の程知らずである。
北の大地で見つけた青い鳥、さえずりまくる小瑠璃さんです。撮影日は6月1日
今まで撮ったコルリは大きな囀りはなかった記憶がある。千畳敷公園の梢で囀るコルリが撮れて、コロリと幸せを想う、青い鳥となった。
反対側からの撮影、更に暗く見えるなかでの囀り、幸せの鳴き声に聴こえる。
顎が外れそうな大口、前奏は「チッチッチッ」続いて「ピチョピチョピチョ」と聞こえたり「チョチョチョ」との節もある。枯れ木の天辺での小瑠璃のソングをカメラの中でトリミング
梢で30分も力一杯サエズリの後は食欲旺盛、採餌で地上の青い星となる、試みに生エサを置いたがこの子は自然食品派でした、北の大地には小鳥にも旨いものが豊富らしい。
小さいムカデのような毛虫を食後は石の上で見上げる梢に飛び立つ意思か?見える梢での囀りを希望する
餌取りの地面に降りても囀りは続く、梢上からの囀りよりは時間が短い
ベンチで囁くのは恋人同士だが、ベンチで♀に向って囀るのはコルリさん
ご神域との境界の石柵の上でも囀るコルリ、直立不動で熱唱した東海林太郎の赤城の子守唄を思い出す・・・古いなあ~~~なつかしいな~~
非常手段として無償の補正ソフトをダウンロードしたが使えるかどうか?まだ遣い方が判らず仕舞いで今日はこれで御終い。
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