北木走
野鳥撮影を趣味とした時から今までキバシリを目的に撮影することは無かった事に等しい、いつも目の前に現れた出会いがしらか、偶然の目撃での撮影であった。スズメよりも細身で小さく、色が木肌に同化して動きが早く見つけにくい、それがカワアイサの雛に出会えた処でこの木走りも営巣していたのでWラッキーであった。営巣場所は地上1mの木の裂け目である。
大きな裂け目といえば地球の割れ目である氷河の裂け目、クレバスは極地やネパールの8000m級の高山などでは雪に隠れて怖い場所、知らずに新雪を踏んで落ちれば命取りになる。同じ裂け目でもこちらはキバシリが営巣する木の裂け目はキバシリが給餌と糞だしに頻繁に出入りするので鳥撮りに知られる処となる。裂け目を人によっては割れ目というらしいがスキ者らしい呼び方である。分け目という言い方もあるようだが若い頃は髪の毛を七三の分け目であったが加齢とともに髪も薄くなり、髪をかき集めてやっとオールバックにしている、分ける髪がない白髪頭となった。
さて裂け目と割れ目の話は今日のブログの分かれ目にしてタイトルは北の木走ではなく、キタキバシリに気が走る。図鑑によると北海道に生息する亜種キタキバシリと本州の亜種キバシリとの識別は困難とある。撮影日5月24、25日、全てノントリ、ノン補正。
枯れ木の大木(北の大地にあってもナラの木)地上高1mに長さ50cmの裂け目がキバシリの営巣場所、キバシリはL14cm細身なのでスズメよりも小さく見える。雌雄同色で上面の羽色は樹皮に似ている、心なしか本州のキバシリよりも白っぽく見える。尾は褐色で長く羽先は尖がり、くさび形。
緑をバックに裂け目の側面からの給餌の様子、毎回いろいろな昆虫の幼虫や蚊と蛾のような虫を下に湾曲した細長い嘴に沢山咥えてくるエサ取りの名人
裂け目の中で給餌後の飛び出し体勢、喉からの体下面は白い
飛び出しの瞬間
緑の右側を空けて飛び出しを待つがなかなかタイミングが取れなく、撮れない、緑のおばさんではなく、ボケグリーンの緑のお馬鹿さんになった。
緑をバックに給餌後の飛び出し、地味なキバシリも美しく見える瞬間、バフ色といわれる翼上の横帯も白っぽく見える、これを撮りたくてカメラマンは一瞬の見極めに目が血走り、気が走る、キタキバシリであった。
今日は十三日の金曜日、最高気温のあとは青天の無い日が続く蝦夷梅雨もどきの北海道、天気予報では北海道に台風くずれがやってくる嫌な13日の金曜日である。旭川も天気予報では終日雨模様が8時頃から雲間に太陽があらわれ曇天がみるまに晴天になり、久し振りの青空を拝めた。それにしてもオオハズレの天気予報、13日の金曜日のせいか?車の温度計は午前10時で22℃で暑い旭川、午後1時半現在の東川町道草館前の外気は27℃もあり暑い日となった、朝の雨天が嘘の様である。
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