熊啄木鳥の巣立ち
林野庁所管の国有林と思っていたがこの森はどうゆうわけか北海道・北見の道有林であった。面積は4万2千ha(ヘクタール)もあり、道有林のマスコットキャラクターはクマゲラだそうだ。現地のクマゲラの世話人であるOさんは北見の森で5ヶ所のクマゲラを管理されているそうです。
ここのクマゲラの営巣木をクマゲラ村一丁目一番地と呼ぶと一鳥目一番子は♀であった、二鳥目二番子は♂であった、三鳥目三番子は一番小さい♂であったが一番遠くまで飛んで巣立っていった。理想的な一姫二太郎の巣立ちであった。
現地では四羽説もあったが巣立ちを見ていないのでこのブログでは三羽説をとることにした。何故かそれは、サントリーが好きだからである。
巣立ち前日のPM5時頃のヒナの♂(手前)と♀(奥の下)
巣立ちの朝5時32分に♂の給餌、嘴に蟻の幼虫のような餌をたくさん持って来た。♂の次に間髪を入れずに♀が給餌に飛んで来た
5時33分、♀の給餌後、ヒナの♀が足の爪を巣穴の縁に掛けて今にも巣立ちの様子
朝の給餌から約一時間後6時31分♀が巣立ちの誘いに来た模様
6時31分、♂親と♀親が営巣木近くの木から巣立ちを促す
親の動きに気をとられているうちにヒナ♀がカメラマンの目の前の木に飛んで来た、6時34分の巣立ちである。この後は親と一緒に山奥へ行った
7時43分♂の給餌、この後5時間も給餌に来ず、巣立ち雛に付き切りなのか捨て子状態、幼鳥虐待と思えるがこれも自然の摂理なのか
9時17分、巣穴の中に♂雛2羽を確認、親に見捨てられた?二羽のヒナ
12時50分、5時間以上の間隔で給餌?にやって来た♂親、これ以降は親は来なかった。
14時44分、余所見している時に2番目に巣立ちした♂ヒナ、目の前の木にとまる、やっとつかまっている状態が暫く続きそして山奥へ飛んで行った。
数えていないが100回?も巣立ちのためらい?最後のヒナはなんとか巣立ちの飛び出し、一生に一度の旅立ちに間に合った、時に15時53分、カメラマンの皆さんがOさんに労いと御礼をして解散の時が訪れた、また一年後の再会を楽しみに!
一日のうちに三羽の巣立ちも初めてだが二番子と三番子は親の巣立ちのリードも警護もなく単独で巣立って行った、こんな親を初めて見た!これも自然の厳しさなのか。
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