親の後をヨチヨチ歩くカルガモ親子の路上行進ですら生で見物したことがなかったが同じカモ科でも日本では道東・道北でしか繁殖しないカワアイサの路上行進を初めて見物した。5月25日午前11時過ぎに雛が営巣木の樹洞から転げ落ちるように巣立ち、雌親に誘導されて町役場前の池に辿り着き、歩行と泳ぎや餌取りなどの訓練後?に翌日には1km離れた音更川に向って親子の行進が始まり、約1時間かけてようやく音更川に辿り着く可愛くも健気な様子を見たのである。
TVで見慣れたカルガモ親子も可愛かったが生で見たカワアイサの親子、しかも新記録の16羽の雛が必死に親についていく姿、親は時々振り返り遅れている雛を待つ、あるいは所どころで羽の中に16羽全部を保護して休憩するなど初めて見たカワアイサ親子の行進は感動物語でした。
今日でこのブログは丸8年になりますので八周年記念にカワアイサ親子の行進を生まれた育った公園を出て1km先の音更川の本流までの親子の路上行進の様子、親子の引越し冒険記をルポしてきました。今年の一番目は5月23日に11羽が巣立ち、翌日の早朝5時30分頃には川に向っていた、現場で5時ごろから撮影開始してまさか30分後には役場の裏から川に向って行くとは現場にいた大半のカメラマンは気付かず、地元の人が5人くらいで音更川まで見守ったと1時間後に知った。後の祭りとはこの事か、二番目は5月26日午前11時過ぎに巣立ち、1時間後に16羽の親子が池に入った。翌日の11時過ぎには川に向った。どうやら巣立ち後24時間で川に向うようだ。二回目の行進には地元の付き添い人を含めて総勢25名位の人々が付き添ったがその中の一人となって貴重な初体験をした。
巣立ちした翌日の5月26日午前9時半、役場前の池のカワアイサの親子、背中の特等席は2羽多くて3羽しか載れないようだ。
まだ公園の中であるがカメラマンに取囲まれているので親がどこから川に向って歩こうか思案しているように見えた。5月26日午前11時12分
まだ公園の中の遊歩道、ここは小さな池と大きな池との往復で雛達も何回もあるいた歩き易い遊歩道
現場を仕切る写真教室のY先生が進行方向の邪魔なカメラマンをどこしてカワアイサに道を開けた。カメラマンの目の前を通過
町役場駐車場の芝生、親が切れても雛16羽全部が入りきれない
町役場の駐車場の中を通過して生垣の下をくぐる隣の民家の敷地へ
駐車場隣の一軒目の民家の庭先から車庫前を通過
更に隣の二軒目(えのもと基・後援会連絡事務所)の車庫前で一番小さいシンガリの雛がへたり気味、ここは音更役場前バス停の横である、バスに乗りたいのか?
最初の道路は鹿追方面に行く国道133号線、町役場前の音更中央通りを横断、おじさん達が交通遮断してカワアイサ親子の優先道路
最初の大通りを横断した後はキムラ理容院と民家の間を次の町道に向って抜けるがそっちは猫がいるよ!との声も聞こえた。
追っかけおじさん達は大通10丁目の小口歯科医院の角を曲がって大回りしている内に音更英語塾前の最初の町道を渡って、ひまわりの家学童保育所の横の私有地の家庭菜園を歩行く、この間2分の出来事、結構歩くのが早い!
二番目の町道前のお隣の玄関先に出てきた
また町道を渡る親子の行進
民家のお花畑を行進する親子
音更仲公園角の町道を横断、地元の人が車を止めて、交通整理
最大の難所となった国道241号に上る坂で難儀している雛たち、雛にとっては雑草と国道に出る斜面が苦しい上り坂、後方に70歳以上の年寄り?と学生が一緒に暮らす「ふれあい住宅」がある、
ようやく国道241号に出てきたところ、信号がないが車が止まるのを待つ
国道を行進する雛のアップ、雛はアップ・アップのものもいる
往来の激しい国道241号を横断する親子、上下の車線の通行車は一時ストップ状態、交通整理のボランテイアさんありがとう!
この先の雑木林の中を通過して音更川を目指す、ここから残り半分の約500m?更葉園に向って林の中を斜め行進、ここから先は先回りして雑木林が開けた処で待つ
親子は帯広統計事務所の敷地を通り、新道9丁目の角で待っていると親子が林の中から姿をあらわした、カラスも待っていたが皆で追い払う
出てきた先は新道9丁目と8丁目の境界道路、おじさんが見守る中でここの縁石が高くて雛が上るには一苦労でした
音更東大通(音更川の堤の下を走る道路)最後の車道を横断、横断は足を上げて
いよいよ音更川の堤に入る
最大の危険個所は側溝の金網を通過する時、金網の目に足をとられる雛も出る、横から落ちないように端をガード、16番目のチビちゃんはここから付き添いの人が抱えてくれた
音更川の堤防のサイクリングロードを通過、後一息それでも100m位?
リバーパーク、付き添いのおじさん達の運動場、河川敷のパークゴルフ場に到着して川に向う、9ホール500m以内、パー33、ここは18ホールあり、1kmの距離でパー3・4・5(100mもある)の合計パー66と管理人が教えてくれた。
パークゴルフ場を通過、OB杭を越えると前方の雑草や枯れ草の先は音更川である、画面左はお世話になった付き添いのおじさん、雛の数を確認すると15羽、一羽がいない?落伍したのか?実はこのおじさんのお腹の上で抱えられていた、金網の処からこの先の音更川で無事に川に入れられた。
音更川に16羽が無事に到着、直後は雛たちは餌探し、親は外敵からの見張り役
暫くすると一斉に動き出す、音更川の本流(下流)に向う親子16羽
現場まで同行してこられたY先生が明日には半数くらいがいなくなり、最終的には1羽か2羽しか残らない、多産形カモの運命が待っているとショッキングな話を聞いてしまった。
PCが不調でブログの作成意欲がなくなるなかで今度は画像ソフトも使えず写真は全てノントリ・ノン補正・ノン処理でブログ作成には不便極まりなく、三日掛かりの作成となった。
フーさん こんにちは
久し振りのコメント嬉しく思います
多産系のカモ科は身近で見られるカルガモのように巣立ち後はカラスなどの外敵に襲われてみるみる内に雛が少なくなります。多産系はそのために沢山の卵を産み雛を孵す。
今回のカワアイサも出来るだけ多くの雛が育てば良いと願っています。
ありがとうございました。
投稿: ケン | 2014年6月 2日 (月) 13:09
お久しぶりです。
川秋沙のお引越し、本流に向かうまでの長時間の撮影大変だったと思います。楽しく拝見させていただきました。カワアイサ16羽の成長を願いたいです。
投稿: フーさん | 2014年6月 1日 (日) 11:24