岬から岬へそして野付半島へ
霧多布岬の探鳥は朝の2時間で切り上げて次の目的地は日本最東端の街・根室市の千島桜であったが千島桜との出合いは6月5日のブログで紹介済みであるので今回は4年前に偶然にも千島鵜烏が数十年ぶりに岬の崖での繁殖記録を撮影したことが思い出される納沙布岬とする。霧多布から渚のドライブウェー123号線を走り、途中の牧場 で乳牛の写真を一枚パチリ。根室本線の浜中駅付近で国道44号(根釧国道)に入り根室方面に向かった。途中の道の駅「スワン44ねむろ」で休憩とスタンプ押し、昨年はタンチョウ親子が泳いでいた春国岱・風蓮湖のレイクサンセットや民宿風蓮の前を素通り、春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターも月曜は休館日でスルーして、タンチョウの姿を追いながら温根沼大橋を渡り、根室
市街に入り目指す千島桜の清隆寺に向かうが4年前は6月9日でも満開であった今年は6月2日でも桜が早く既に散っていた。ベニマシコを撮影したことがある明治公園に向かい、ここの千島桜も終わっていたが記念に一枚撮る、いずこもこの時期は黄色いタンポポだけが目立つ。
ここで歯舞ではまだ咲いている情報を入手して、千
島町道35号線を日本最東端の納沙布岬に向かう。途中の歯舞漁港近くの曹洞宗・花咲山法泉寺の境内と近くの民家の庭に咲く千島桜を見つけて撮影後に納沙布岬へ走る。岬から岬へ約100kmの行程2時間のドライブである、根室市街から25km30分で納沙布岬に辿り着く。
望郷の岬公園で高く目立つのがオーロラ・タワー、大きく目立つのは北方館・望郷の家の隣に聳える「四島のかけ橋」、「祈りに火」などこの望郷の岬公園には「早く返せ北方四島」の願いを込めた歌碑やモニュメント、シンボル像が建ち並ぶ。
望郷の岬公園の右隅から納沙布岬灯台を望む
望郷の岬公園の前方の高い崖と岩、4年前にこの左の崖で数十年ぶりに営巣した、チシマウガラスの撮影地、直近二年間はここでの営巣の情報はないが珍鳥撮影想い出の場所である。
望郷の岬公園にある「朝日に”いちばん”近い街」ねむろ観光マップ、今まで気がつかなかったが野鳥観察舎の情報が目にとまり灯台方面に行く
納沙布岬灯台の看板と門
敷地の説明看板
納沙布灯台の前に建つ野鳥観察舎の看板
灯台の裏手に隠れるように建つ納沙布岬最先端の小屋
十年目にして初めて存在を知った、野鳥観察舎の内部を撮影
観察舎内部の珍しい野鳥の写真
観察舎の窓を開けて見た岬の景色、北方四島を真近に感じる
観察舎の外から撮影したノサップの怒涛が押し寄せる岬の先端、数年前は難破船がここにあった。
次の撮影地は野付半島に向かう、国道44号から厚床で243号に右折して奥行で右の244号に入り、別海町で道の駅「おだいとう」でスタンプを押印、ここにも四島返還の祈念像の叫びがある。
道の駅「おだいとう」の下で撮影したスズガモの雌雄、冬期は四角い太陽やハクチョウで賑わう処でもある。
この日は野付半島ネイチャーセンターに閉館間際のPM5時に入館して野鳥の情報を入手する、地元の漁業関係者以外の一般車が入れない(950号線フラワーロードの起点)龍神崎灯台の手前から 砂嘴(さし)の先端までのダート道路の通行許可証を発給してもらい、明日の9時開館を待たずに明早朝からの撮影に備える。標津町に戻り、ホテル楠の日帰り温泉に入り一日を終わる。たいした野鳥撮影の成果はなかったが今年も北の大地に生きてきた証を積んだのである。
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