赤啄木鳥の給餌
北海道の撮影記録をこの一ヶ月間、毎日整理しているうちに来週からお盆の候に入る。昔はお盆の時期を楽しみに働いたが旧盆前後一週間の余暇が待ち遠しかった。今は毎日が日曜日の中に余生の生き甲斐を見つけるのが「よか」である。よせば良いのに独断と偏見で過去の日々の出来事を写真とともに過去を記録(ログ:log)して毎日を過している。日々の記録を書いているが日記ではない、二ヶ月も前の記録であるので日記よりも手記である、手記は自分の体験やそれに基づく感想を書いたものだが「手記」の字の如く手書きではなくPCへの入力でブログを書き記す。Web上における過去の日々の記録である。
これは野鳥撮影を趣味に生きる者が公開した写真と手記とも言える。航海日誌のようにあらかじめ決められた項目を書く日誌ではない。3年半前の東日本大震災の時にブログをやっている人は、その人のブログが更新されていることによって生きていると安否確認が出来たという記事を読んだことがある。毎日ブログを更新する几帳面な人が一週間も更新しないと何か異変が起きたと感じるのは衆知ではあるが当方のブログは一週間以上休むことが度々あるのも既知であり、周知の事実で羞恥を覚える。毎日更新するブログであっても、あまり人様のブログを読まない自分であるので異変を知るのが世間の人よりも疎いと思う事実が昨年あった。企業の安否確認システム(携帯電話番号の登録)を卒業して、かなりの年数が経つが生存しているか、怪我をしていないかの安否確認サービスが無くなった今はブログの継続が安否確認に一役買っていると想える。先月末に日本人男性の平均寿命が初めて80歳を越えたニュースを読んだ、女性は86.61歳で相変わらずの世界一、男性は世界5位から4位にランクが上がった。0歳児の平均余命が平均寿命、今の齢では元気余命は5,6年先までと読めるが確固たる自信が持てない。生きて元気と気力があればまだこの先もこのブログは続けられる、長寿の国に生きていて良かったが毎晩飲むアルコールのせいかそれとも加齢のせいか胃酸過多の自覚。終活ノートに遺産はスズメの涙ほどの僅少との字を書く。その代わりこの世に生きた証として2006年より過去8年間で23000枚以上の写真を貼る多産をしている。このWeb遺産だけが世間遺産といえる。世界遺産とは月とスッポンであるが「渡る世間に鬼はなし」「渡る世間にブログあり」の人生いろいろ、ブログもいろいろである。
カワアイサの撮影が終了した日、音更神社のご神域と千畳敷公園を遮る谷のようなV形の窪地、ここはアイヌ民族が動物を追い込んで狩をしたシャシの跡、シャシコツと言われる地形、ご神域側に鬱蒼と繁る社叢林(しゃそうりん)の中でアカゲラが営巣していた、まだコッコは顔を出さない、北海道産のアカゲラであっても北海道遺産ではない、曇天で暗い日の撮影で下向きの巣穴も暗く中の様子が全く見えないし色も出ない。
♀の給餌開始前
♂の給餌開始前
給餌後に巣穴に入った♀のふん運び
♀の餌運び
給餌後の♂の飛び出し前
♂の飛び出し後
木の下はV字谷、飛翔に支障は何もない、♀の着木前
♀の着木後の給餌開始
たまたまこのブログを書く二日前にTBS-TVのトコトン掘り下げ隊!生き物にサンキュー!!で北海道・帯広でキツツキ(アカゲラ)の巣作りの撮影に挑戦の放映を見た直後でもある。番組ではキツツキが木を突っく回数が18回/秒の早業に驚いていた。
今日のブログは気付いたと想われますがキツツキの平凡な写真よりも「余暇」についての良からぬ独断と偏見のブログであった。
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