尾白鷲の営巣・給餌
今年は北海道の6月の天候は恵まれなかった、札幌では2週間も雨模様の天気が続いたとか、6月1日~4日頃まで晴天が続いた釧路も5日から11日頃までは霧と雨の日が多く、音更町から釧路市へ二度目に移動した6月9日は写真を一枚も撮れずの雨の一日を過す休養日となった。この日の朝は雨が激しく降る中でこの夏二度目の道の駅「しらぬか恋問」で釧路周辺の健康ランドや立ち寄り湯を検索した。昨年は釧路市内の「ふみぞの湯」に入ったが今回見つけたのが釧路市内昭和にある天然温泉「大喜湯」、無料のシャンプーリンスとボデイソープもあり、タオルとバスタオルは自分持ち、入浴料550円とリーズナブルで大浴場の他に露天風呂(雨で入らず)・サウナ・ジェット風呂(気泡・圧注浴)とゆっくり寛げる大きな休憩スペースもあり、読書やパソコン作業も出来る。雨の休養日として撮影の日々の疲れを癒し、心も体もリフレッシュを目的にここに向かった。
薬切れとなると通う月一の「かかりつけのクリニック」は流行っているので最低1時間は待つ、必ず愛読書を持参する。愛読書の中からこのような雨や霧の日を想定して用意してきたのが作家・エセッイストの五木寛之の文庫本や新書など10冊を車に放り込んできた、独特の人生観・死生観の著作が多いこの人気作家の著書をこの日まで車に積読(つんどく)の状態であった。既読の文庫本を含めて積載してきた10冊の文庫本と新刊を参考までに記す。
「運命の足音」幻冬舎文庫・平成15年8月5日
「いまを生きるちから」角川文庫・平成20年12月25日
「天命」幻冬舎文庫・平成20年9月20日
「歓ぶこと悲しむこと」東京書籍・平成23年8月16日
「下山の思想」幻冬舎新書・2011年12月10日
「無力」新潮新書・2013年4月20日
「生きる事はおもしろい」東京書籍・平成25年9月5日
「生きるヒント1」学研・2013年12月10日
「生きるヒント2」学研・2014年4月1日
「うらやましい死に方」文芸春秋・2014年4月15日
結局は北の大地で読破したのは「生きるヒント1と2」の二冊のみ「うらやましい死に方」よりも生きる喜びの方の「生きるヒント」を優先したのであった。20年前の累計600万部のヒットエッセイシリーズのリバイバル版、「生きるヒント1」は「自分を発見するための12のレッスン」「生きるヒント2」は「今日を生きるための12のレッスン」旧版は読んでいないがスラスラと読み易いエッセイ集で読んで癒される本であった。因みに帰浜後の7月1日に発刊された「生きるヒント3」をいつものアマゾンから購入したがまだ未読である、新版もヒント5まであるシリーズ物。「完本うらやましい死に方」は文芸春秋が読者からの募集した題名の投稿文を五木寛之が編集した46通りの日本人の逝き方を掲載してある、これはまださわりの部分しか読んでいないが人は必ず死を迎える「うらやましい死に方」が気になる歳になって来た。
6月10日時の記念日、この日の釧路湿原近辺を飛翔するオジロワシを撮るには憂鬱になりそうな白い鉛色の空に山腹の森林は薄霧が掛かったような寝惚けた緑となっていた、営巣木は昨年と同じ山腹にある樹のようだ、若葉が育ち緑のカーテンとなり、幼鳥はよく見えない、更に日が経つと更に見えなくなる惧れがあり、営巣には適していると思われるが先行き親子の撮影には適さないシチュエーションである。午前9時を過ぎてもこの日は他のカメラマンは誰一人いない日であった。珍しいことであるがやはり曇天と薄霧のような天候を嫌っているようだ。
昨年と同じ場所に営巣していた、まだ黒い幼鳥2羽に給餌後に親が飛び出すが画面が寝惚けている
巣の近くにある、いつものお気に入りの枝に向かうのは♀のようだ
お気に入りの枝にとまるオジロワシ♀
そんなところに♂が獲物を掴んで飛んで来た!スケトウダラのように見える
大きな獲物を見て♀が吼えるように鳴いているように見える
それとも「あなた でかしたわね!」かな?
♀があなたやったわね!
♂は自慢げに飛ぶ、噂によればここの♂は餌取りが♀よりも下手であると定評がある
巣に向かう♂見送る♀はまだクチバシをあけたママ
給餌後に巣の上の枝で休憩する♂、二羽のヒナは採餌中
11時6分給餌後に巣の上の枝で休憩する♂、薄霧の状態が続く中で時々は少し写真写りが良くなるがこれ以上待っても青空は出ない、薄霧が有るので切が無い。ハヤブサの撮影に移動した。
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