砂浜草原の紅猿子
前日の午前中はシブノツナイ湖、昼過ぎにオムサロ原生花園を出発して約180km3時間のドライブをして久し振りに(前回は6月5日)宿泊した弟子屈の温泉民宿北の大地に泊りながら、23日は真夜中の午前1時に起床してツルツルの温泉で目を覚まし、畳の上に散らばっていた洗濯物を搔き集めた時に誤って浴衣の帯までバックに詰め込んでしまった、翌日になってTシャツ・下着・靴下などを分類整理した時に浴衣の帯が出てきたのにはビックリであった。早起きの理由はシブノツナイ湖まで戻り、まだ撮影できていないマキノセンニュウが目的であったが4度目の美幌峠を越えて、深夜の国道を約160km走り、紋別市にあるコムケ湖の手前で238号線を右折して、旧紋別空港(現在はタイヤメーカのテストコース)のT字路で右折するとダート道に入る、亜鉛鉄板で目隠しされた曲がり角あたりが今回のコアカゲラの営巣木がある。ここから100mも進むと紋別市と湧別町の境にあるシブノツナイ湖に4時10分に着いた。
この小さな湖はまったく観光地化されておらず、標識や駐車場などの交通標識はまったくない。あるのは壊れたかまぼこ型の番屋の廃屋とシブノツナイ湖岸にシジミ取りのボートが数隻繋留されているだけである。夏のダート道の通行車両の大半は鳥撮り屋の車のみである。オホーツク海とシブノツナイ湖の間に砂州があり、海浜性植物の草原にマキノセンニュウ・シマセンユウ・ノビタキ・ノゴマ・ベニマシコなどの野鳥がエゾノシシウドなどのセリ科の白い花に虫が集まる時期に合わせて繁殖する。
23日は目的のマキノセンニュウはあまり撮れず、片手間に撮ったのが草原に目立つ赤いベニマシコである。
近くに牧場があるのかイネ科の牧草にとまるベニマシコ
まだ蕾に近いセリ科の白い花の脇に赤いベニマシコ
牧草のチモシーが多い、それにとまるベニマシコ
潮風にそよぐチモシーの上でブランコするベニマシコ
夏のセリ科の花の中で春に咲いたセリ科?にとまるベニマシコ
まだ白い花が咲かないセリ科のシシウド?とベニマシコ
蔓性植物の弓の弦にとまるベニマシコ
シロヨモギ?の群生と青空抜けのベニマシコ
北の大地に予約を入れた時はシブノツナイ湖から往復するような予定ではなかったが鳥の情報で行き当たりバッタリの探鳥旅はこのような不経済な事が度々(たびたび)起きる放浪旅でもある。
« 小赤啄木鳥の給餌 | トップページ | 蝦夷の猪独活と野鶲 »
「野鳥」カテゴリの記事
- シマエナガの寒中見舞い(2024.01.07)
- ブログの目標・野鳥400種撮影の回顧(2023.11.16)
- 江の島のハヤブサ巣立ち回顧録(2023.09.18)
- 利用可能ディスク容量は残り僅か (2023.09.03)
- 野鳥撮影の最初は公園のカワセミ(2023.08.11)
コメント