川秋沙親子の出来事
今年巣立ちしたカワアイサの雛として初めて三日目の朝を迎えた。4回目の巣立ち雛達はこの日も早朝から9羽とも揃って無事に朝を迎えたがこの後に悲劇が待ち受けるとは想定外の出来事。多産系水鳥の無残。
音更町役場前の池に来たカワアイサ親子は、5月23日11羽、5月25日16羽。その後には6月3日5羽、6月6日9羽が役場前の池に入った。昨年は一度だけであったが今年はカワアイサ雛誕生の当たり年である。6日の9羽は6月8日(日)午前8時現在も小雨降る池にいるがこの9羽以外の雛は池に入ってから24時間以内の翌日には音更川に旅立ちしたが、なぜかこの親は三日目になってもまだ音更川に連れていく気配がないように思える。そのかわり今までのカワアイサ親よりもヒナを背中に乗せる回数が多いのでカメラマンを喜ばせている。
4時39分早朝から4羽のヒナをセナに乗せて元気良く鳴き始め
同じ4時39分には5羽も乗る
4時41分、最初の事件は他のメスが池に着水したのを追い払う、母は強し!
4時42分、9羽のヒナの前で親がお説教しているように見える
4時45分、今度は一羽のヒナを叱っているように見える?この親は叱るは教育、怒るは感情、分っているかな
8時5分、この親は背中にヒナを乗せるのが苦にならない、むしろ喜びとしているように見える、カメラマンの欲目
8時06分 背に乗る三羽のコッコ、羽(わ)羽(わ)羽(わ)わが三つ、昔の有名な石鹸のCMソング ♪ワ、ワ、ワ~、輪がみっつ♪を思い出す。
8時18分、餌不足か?泳ぎながら木の葉なのか、草の実なのか何でも食べる背伸びのこっこ。
8時21分、これが勢揃いした9羽の雛の最後となる、このあと8時30分頃にこの池から出た親子が上の千畳敷公園の池に向かう途中カラスに襲われて雛は8羽となる。
地元のひとりだけが様子を見に親子に付いていった時に目撃して池で待つカメラマン全員に悲しい報告があった。
10時0分、疲れたのか?池の縁の雑草の前で佇むヒナ
10時5分 背に枯れ葉を乗せて餌探しのヒナ
10時20分親を先頭に公園の遊歩道を上の千畳敷公園の池に向かう仔っ子、世話人からカメラマンに後を追うなの要請がある
10時35分遊歩道の途中にある池から戻る親子、この時は既に二羽目のヒナが10時半頃にこの遊歩道でカラスの餌食になったと先程の地元の人が目撃。
9羽のヒナが7羽になった、遊歩道から役場前の池に戻る親子、往きはもっと散らばって歩いていたようだが帰りは気のせいか纏まって歩く
11時08分、ヒナ3羽が乗る、鏡面の池に映る親・雛・木々の青葉、悲しい出来事のあとの静寂
11時09分 石の上で親に向かって何か注文をつけているようなヒナたちの意思に見える
4羽のヒナのかたまりが乗る
右向きの三羽、羨ましそうに見る一羽
左向きのヒナのトリオ、ボクも乗せて~と追う雛
11時11分、見えなくなった一家を待っているとこの後は役場右の水路から町道の下の暗渠を通り、隣の音更小の池に入ったのでカワアイサの撮影は出来ないとの世話人の話で午前中でカワアイサの撮影を終了した。
後日の話として、また役場前の池に戻ったが親とヒナは数日後には殆どのヒナはいなくなり、この親はヒナを連れて川へ向かうことは無かったと知る。背中の上にヒナを乗せて大勢のカメラマンを喜ばしたこの親も親としての責任と義務を果たせず無残な出来事。これも食物連鎖の一環、一巻の終わり。
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