銀山猿子の雌雄と若雄
知床の番屋をイメージした建物の道の駅「うとろ・シリエトク」から急勾配・急カーブの国道344号を11km登ると車で15分。知床峠斜里町ウトロと羅臼町を結ぶ知床横断道路の頂上の駐車場、知床連山の尾根筋にあたる標高738mの峠。駐車場左手には知床半 島にある火山群の最高峰、日本百名山のひとつ羅臼岳1661mが聳え立つ。駐車場に着くと、霧に包み込まれ真っ白で何も見えない状況の日が多い、雨と濃霧に今年も昨年同様に雨・霧に悩まされた。時間が経つと霧が引き、雨が止むと展望台からの眺めは素晴らしく、羅 臼岳、山間の向こうには
国後島を望むことが出来る。そうこうしている内に、また白い霧に包み込まれると何も見えなくなることが一日のうちでも数回起きる。ここは霧の通り道?盛夏の観光シーズンには知床世界自然遺産の主な見所のひとつである知床峠は観光バスも数多く訪れ、外国人観光客も多く大変な混雑をみせるが夏期は季節風の影響で霧がかかり易く観光バスが到着
すると あたりは霧に包み込まれ羅臼岳も国後島も目の前のハイマツさえも何も見えなくなるのを体験したバスと霧の不思議なタイミングであった。例年は駐車場から知床横断道路を横断して展望台から眼下に生い茂るハイマツに採食に来るギンザンマシコを撮影しているが今年は駐車場の裏にもよく現れ、木柵の上からの撮影機会が多々有り、柵の上からの撮影には脚立代わりに歩道にプラスチックの箱を置いてその上に板を乗せた急ごしらえの踏み台からの不安定な撮影。此処は観光バスの駐車スペースの脇で撮影する機会が多いので観光バスが到着する度に観光客から何を撮影しているのか質問を受ける。上の写真は最初に訪れた6月3日の展望台から写した羅臼岳、二枚目は北方領土の国後島を示す展望台の案内板と羅臼方面の遠景、三枚目は観光バスの駐車位置からの二日目の撮影日6月28日am4時54分の羅臼岳。今年はこの写真左の柵の上からギンザンマシコを撮影する機会が多々あった。
写真の観光バスは中国人ツアーの観光バス、このバスの向こう側で撮影中に何を撮っているかの質問に見せたのがコンデジで撮影したノントリのギンザンマシコである。同じように駐車する観光バスから降りたつ日本人観光客にも同じコンデジ画面をみせた、観光客の皆さんはじめて見るギンザンマシコを見て残念ながら霧で見えない羅臼岳の代わりに満足されていた人もいたと思われる。
ところでフーさん「縦横遊」は縦横無尽に遊ぶパック旅行の意味らしいが本当でしょうか、またなんて読むのでしょうか?
この日の朝5時前までのギンザンマシコ♂二羽と♀一羽の一話です。
6月28日am3時51分撮影、霧で霞む展望台、北方領土の案内板にとまるギンザンマシコ成鳥♂
頭頂にまだ黄色い色が残る若いと思われる♂
これも暗い葉蔭で若いと思われる♂のノントリ、あまり人を恐れないギンザンマシコは携帯・スマホ・コンデジでも撮れる
今度明るい処で若いと思われる♂嘴の先にハイマツの新芽、そんなことシンメイ
若いと思われる♂も番の相手さがしでしょうか
ギンザンマシコとしては珍しいとまり方、葦原で見る小鳥のとまり方と同じようにとまる、あっしにはかかわりねぇ~~
人を恐れることを知らないので同じ写真が多いギンザンマシコ
am4:03これが最後でした成鳥♂にこのテリトリーを追い払われた?
am4:26 ♀が採食にお出まし
何かを咥えています?
大好物のハイマツ以外の新芽も採食するようです
成鳥♂の出番、若いと思われる♂とバトルして追い払う
4:34 食事の後は巣材を咥える♀、巣作りは♀だけなのか?
巣材運びの♀、番の♂はどこなのか
4:46 ♀が巣材運びの最中に♂は頸を伸ばしてハイマツの中に嘴を入れての採餌です
嘴の中に何やら赤い丸い玉のようなものがあるのでハイマツの赤い花を採食したようです、ハイマツの開花は6-7月
am4:55の撮影 この時間までに300枚近くを撮影した、貼った写真はノントリです。
この後の6月28日5時以降の写真がいくら探してもないのでどうもチョンボーして消して仕舞ったようです、フォトリカバリーソフトで再現作業もクラッシュ寸前の故障PCではソフトも働かずでした
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