大雪旭岳源水の熊啄木鳥
このブログを始めた2006年6月から毎年訪れている北海道東川 町は写真の町を宣言した「写真の町」、高校生が三人一組のチー ムを組み、組写真で競い合うフォトコンテスト「写真甲子園」を開催する町である。 今年も全国の高校生が北海道に集結して、写真撮影の腕を競う「第21回全国高等学校写真選手権大会」(写真甲子園2014)が8月8日で閉幕し、愛知県立津島東高校が優勝した。昨年優勝の埼玉栄高は惜しくも連覇を逃したものの準優勝であった(北海道新聞)
水が豊かな町、上水道普及率0%の町でもある。北海道のほぼ 中央に位置し大雪山国立公園の麓にある人口約7,800人の小さな町。そんな東川町は、実は全国的にも珍しい、北海道でも唯一の上水道の無い町です。その秘密は、大雪山の大自然が蓄えた雪解け水が、長い年月をかけてゆっくりと地中深くにしみ込み、ゆっくりと東川町へ大切に運ばれてくるからなのです。大自然の恵みを、東川町の住民がおすそ分けしてもらっているわけです(東川町オフシャルページより)
この写真の町、水の豊かな町で今年も三笠の巣立ち前のフクロウでご一緒したtsuntsunさんに田園風景の中にポツンと建つ火の見櫓のある第一小の四つ角でバッタリと出合う、彼は美瑛の風景撮影からの寄り道、当方はハヤブサ撮影からの移動中であった。
過去に於ける旭岳周辺の探鳥はロープウェイに乗り旭岳第三展望台のギンザンマシコ、駐車場のヤマゲラ営巣、ロープウェイ前のピクニック広場・駐車場横の東屋のチシマザクラ・自然探勝路(クマゲラコースとコマクサコース)などの探鳥、旭川21世紀の森のエゾライチョウなどの撮影(この2、3年はエゾライチョウが見えなくなった)などの体験をしているが旭岳に登る途中にある忠別ダム付近にある旭岳源水公園はいつも素通りしていた、昨年もこの源水のクマゲラはパスしたが今年はあまりクマゲラに恵まれていないので初めて案内していただいたが先客のカメラマン6,7人がカメラの位置設定をあれやこれやと、自分も悩んだ。覗き見するような感覚のクマゲラの撮影は20分で終了してお先に失礼した。帰りに旭岳の雪融け水が何十年、何百年とかけ湧き出た水を空の2Lのペットボトル4本に汲み(写真右上はその源水取水場)お土産にしたが20Lタンクを山積みして汲む車が数台有り、何らかの業者の模様、ここは水汲みとクマゲラ撮影のお客で大雪旭岳源水公園駐車場は賑わっていた。
先に撮影されておられた方の左横に三脚をセットさせていただき600mmの給餌の撮影、給餌中は親の背羽しか写らない
巣穴から見えた鳴くこっこ
給餌に来た雄親が横を向くとヒナが被り見えない、非難もできない
周囲を警戒しながらの給餌の途中で親と雛が枠に入る、この後は600mmがご機嫌斜めとなりAFが利かない窮時が起きる
レンズを200-400mmに交換したが三型の三脚も故障中で撮影も気分も乗らず
ヒナか親かのどちらかしか画面に入らない
親が飛んで来る時も飛び去る時も見えないので写真には入らない、まるで風呂屋の板塀にあいた節穴から覗くような巣穴の様子。これ以上の出来事はないとの出来心で20分で終了。
写真の町で今までで一番難しいクマゲラの写真撮影、水の豊富な町でこのような難しいことは水に流してきた。
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