二日目の九羽の雛
二日目の朝は4時30分から撮影開始、夕方4時過ぎまで一日中カワアイサ親子の生態を撮影してFX版1100枚DX版200枚の計1300枚を撮影(一部はLAWとFINEの併用)。一番最初の11羽の時は翌朝5時半には音更川に移動、二回目の16羽の時は翌日の11時頃から川へ移動開始した(三回目の時も移動に失敗をしたが二日目の翌日に川へ移動開始したと聞いている)
今までの経験則ではカワアイサは二日目には近くの川へ、音更川まで約1kmをヒナを連れて歩く、餌の少ない池から餌のある川への親子の引越しが始まる。ここでカワアイサ親子の巣立ちを撮影して得た、ささやかな経験に基づくものでこれを経験知とでも云うのか、図鑑には書いてない知識である。
この経験知に基づき朝からカワアイサの川への引越しを撮影する(短い交換レンズ、24-120mmをバッグに入れた)準備をしておいた。
9羽のヒナと親はこの朝も元気であった、早朝から3羽も乗せていた。
6時を過ぎるとこんな余裕の親
7時台になるとヒナだけの休憩、9羽の九系
8時台に見つけたヒナの採餌、餌はなんだかな?
9時台には拡げた羽の下に9羽のヒナを暖めるのか、隠すのか、おチビちゃんはまだ親の前でオヤオヤ、オタオタ
10時台に三羽のヒナを載せて静かな池面に、イケメンの雛たち
11時02分、池の左端の方に9羽の雛勢揃いの全員集合、いよいよ移動開始かと思われたが・・・
11時04分、また雛の餌探し開始
撮影中の足元まで夢中で餌とりに来たのを真上からの撮影
12時10分、池の左の水路に入る、いよいよ引越しの開始か?
水路から陸にあがり神社の方向に移動開始
先頭の親のあとを追ってレンゲツツジの下を移動するヒナたち
一家が辿り付いたのは神社の参道脇にある池
池の中で餌探し、ここは16羽ヒナの時はオタマジャクシを食べに来た池であったが・・・
12時51分、餌がないのか池から上がりカメラマンの待ち構える前を一家が行く、どこえ行くのか?音更川への引越し開始なのか?
一時間後の13時50分、音更神社の参道を入口(出口)方向へ歩く一家
14時03分、川には向かわず、参道の途中から引き返してきた一家、参拝者などがニリンソウ群生の中に入るのを防止するロープが張ってある。
音更神社本殿に上がる階段方向に向かう、直ぐ右手には手水舎(てみずや:参拝前が手や口を漱ぐ、手水はちょうずともいう)ある。手水舎の右先に先ほどの池がある。
14時11分、結局は餌探しの散歩?で終わり、草地の中を役場前の池に向かう
14時18分、役場前の池、親の尾羽の上で後ろ向きのおチビちゃんが小魚を獲った瞬間、親が気付いていない出来事
ところが仲間に見つかり取られそう、これも生存競争
やっぱり取られてしまう、取った方が右上で咥えている
14時21分、ションボリするおチビちゃん、右上の取った雛の方がやはり大きい
気を取り直して立ち上がったおチビさん
この日最後の親の背に乗る三羽のヒナ
4時ごろ石の上で休憩に入る、この日はこれが最後の写真、二日目に川に移動する経験則が破れた日となった。カワアイサには暗黙知が伝わらない日でもある。この親はヒナを連れて餌のある川への移動を知っているのか、初めての育雛で経験がないのか不安な親である。
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