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2014年8月10日 (日)

隼親子の葛藤

 街道筋の公園や神社に昨年はエゾフクロウが数ヶ所で営巣・繁172 殖していたのが国道12号線、この街道を昨年は「ふくろう街道」と名付けたが今年は例年よりも福が極端に少なかった。カメラマンにとってはむしろ福郎・福老とは云えず福で苦労したと云える。この国道12号線は道内最大都市札幌市中央区から道内第2の都市である旭川市までを南北に結ぶ幹線道路。その途中、美唄173 市光珠内(びばいしこうしゅない)の鉄道を越える橋から、滝川市市街地の空知川を越えて国道 38号線との交差点にいたるまでの「29.2km」が日本一の直線道路。この区間には空知管内の奈井江町、砂川市をはさみ、道の駅「ハウスヤルビ奈井江」が中間地点(北海道開発局の看板がある)。ここをただひたすら幹線道路を真っ直ぐ走る度にさすがに広大な北海道をドライブしたと毎回思う。曲がったことが大嫌いな人には向いている?。北海道の道路は開拓の歴史からみても先に原野に道路を開削した後に町並みが出来るのが多くこのような直線の長い道路が作れたものと思われる。道が広いどう北海道!道が長いどう北海道!

 6月11日は朝8時にハヤブサの撮影をやめて太平洋岸の厚内を出発した、雨降る天候に道の駅「南ふらの」に寄った、ここは道の駅としては珍しくAC電源を自由に使え、フリーのLANも繋がる、ここで2時間PC作業をしてから清里湖を通り、道央エリアの道の駅「つるぬま」まで約250kmを7時間かけて走破した。あてにしていた鳥は既に抜けた後の祭りであった。翌日は三笠市から旭川市経由比布町まで110kmの走行。添付の写真は紛失したコンデジで記念に撮影した民間の看板である。北海道開発局が建てた美唄市と滝川市にある始点と終点の縦型の大きな看板が正規の看板。

 直線とは正反対の複雑にカーブして絡み合う葛藤、難読漢字にも出てくる「葛藤」とは植物の葛(カズラ)や藤の枝がのびて絡み合う様子を表し、そこから、人がいがみ合ったり感情がもつれ合う時に使われるようになり、親子の葛藤、義理と人情の間での葛藤など欲や感情が生まれ、どちらを取るかを迷う心などに「葛藤」が使われるが「ハヤブサの親子の葛藤」がみられた、この場合の葛藤は幼鳥が誤ってニセアカシヤの花の中に落ちて?脱出をいろいろ試みるが羽が枝葉と花に絡み合い、棘のあるニセアカシヤの枝からなかなか出られない。梟ならば枝伝いに歩いて移動するが隼は飛翔が命、歩くことを知らない。親はなかなか脱出出来ないお腹が空いた幼鳥を助けたくとも、給餌をしたくとも飛んでは近づけない、枝伝いにも歩いて近づけない、子を思う親の葛藤がある。

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ハヤブサ幼鳥がアカシアの雨にうたれて鳴いていた、「♪このまま雨にうたれて死んではこまる」

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なぜここにいるのか?誤って落ちたのか、アカシアの花の中に埋もれている

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アカシアの花が咲く頃にあった悲しい出来事、アカシアの雨にうたれて泣いていたハヤブサ幼鳥

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助けて~~~とでも泣きながら啼いているように見える

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親は同じアカシアの上にいる、枝葉の少ない処で給餌の餌を持っての親心、だが下の子のいる処には飛んで行けない040

小雨降る中で子がいるアカシアの近くの電線に来たが給餌は出来ない

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更に電柱の天辺に来たが給餌が出来ない、万事休す

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今度は隣のアカシアに飛んだが親はどうすることも出来ないお手上げのハネアゲ

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啼くのをやめて困った顔のように見える、なんとかしてよ!とも見える、まだ白いうぶ毛が残る背羽

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腹が空いたのか何か咥えている、アカシアの花弁?

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羽をひろげると棘のある枝葉や花房に引っ掛かり脱出が出来ない、梟のように枝の上を羽を広げずに歩くことが出来ない、隼は飛翔が命、はばたくことしか知らない。

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親は岩場の餌保管場所から餌を持って子のいるアカシアに飛ぶ

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こちらの岩場からも給餌に来るが・・・

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何べんも何回も給餌に来るが子に渡すことが出来ない!

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下にいるアカシアからの子の脱出、上にとまる親の給餌の葛藤がカット出来ず、いつまでも終わらない。雨が降り出すと車の中からアカシアの雨がやむときは車外で撮影、この日は3組4名のカメラマン、50年も昔の西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」を想い出しながら、アカシア(本名はニセアカシア)の天婦羅を想像しながら手助け出来ない、葛藤の中で「♪アカシアの雨がやむとき 青空さして隼が飛ぶ」白昼夢。

 

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