タカ見の広場の差羽
( )~( )~( )~、5月から初夏にかけて静かな写真の町で朝な夕なに、飛びながらも、夜中にも鳴く カッコ~カッコ~カッコ~の鳴き声に眠れずにいると農家のおじさんが近づいてきたのは一昨年6月であった。東川町でチゴハヤブサをこの農家の前で一人で撮影中に「カッコーが夜中でも鳴いて煩くて眠れないのでカッコーを退治して呉れ!」とせがまれた。カッコウが鳴き始めると昔から農作業の目安とされ農家にとっては農作業の季節を報せる鳥であるが、この農家のおじさんは「志村けん」のような変なことを言う”変なおじさん”に出会ったがあまりにも突然のことであり、咄嗟に返す言葉を見失ったことがある。カッコーが悪いのか、変なおじさんが格好悪いのか、過去の出来事である。
過去の出来事と言えば10日前に白樺峠のタカ見の広場に居た。
夜明け前に鳥仲間のご兄弟とその仲間に偶然にも出会った日でもあった。期待したタカの渡りは朝から近くを飛ばない、渡らないタカに見切りをつけて鳥友達は1時半に山を下りてしまったが、つづら折の急坂を喘ぎ喘ぎ息を切らして五日間タカ見の広場に通った。
今回は年々タカ見の広場に上ってくるのも苦しいがタカの撮影も拙くなってきた。
タカ見広場の真上を飛ぶサシバの成鳥♂
サシバ成鳥♂尾羽が抜けたのか、生え揃っていないように見える
暗色型成鳥♂黒い顔に黄色の虹彩が目立つ、尾には太い横帯3本
降下しながら下の景色を視認するような成鳥
尾羽の形が割れたように翔ぶ成鳥♂
成鳥♀
成鳥♂
幼鳥、体下面は縦斑、開いた尾羽は♀と似ている
幼鳥、暗色の虹彩と体下面は縦斑
成鳥♂喉中央の縦線が目立つ、サシバ(差羽)の名前の由来はいろいろあるようだが、喉の真ん中の1本の縦線が羽を差しているように見えるため、その名がついたと言われる説がある。
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