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2014年9月 2日 (火)

支笏湖の黄鶲

 黄鶲(キビタキ)の名は「黄色いヒタキ」の意です。全長14cm、背中部分は黒が基調で雨覆に白班がある、喉はオレンジ色、胸やお腹や眉部分や腰は見事なまでの鮮やかな黄色、黒と黄色の粋な配色である。
 伊達政宗は黒い甲冑・黒の兜に前立てが黄色(金色)の三日月の伊達男、危険個所を示す黄色と黒のだんだら模様はよく目立つ、米国のKodakフイルムの箱は黄色だった、Nikonカラーも黒地に黄色である。黒に黄色は目立つ配色となる。
 森林で中間の高さの枝にとまるキビタキを5月に音更の千畳敷公園で撮ったがいつ見ても黄色が目印となる綺麗な野鳥である。日本の野鳥にはこのキビタキと外見が類似のマミジロキビタキとムギマキがいる。黄色い体色をした小鳥にマヒワ、キセキレイ、シマアオジなど何種類かいる。雌は地味なオリーブ褐色・暗緑色をしている。
 北海道探鳥旅とも言うべき旅の想い出の一つに変わったキビタキと思われる小鳥を見た。キムンモラップ山の麓、支笏湖畔にある環境省の支笏湖ビジターセンターと国民休暇村から呼び名が変わった「休暇村支笏湖」の玄関近くから散策路が設けられている、ここから歩いてすぐ入口近くにある野鳥観察舎での出来事である。ここはブログを始めた年の2006年7月4日のブログに初めて登場して以来、山へ
森へ湖への探鳥記の撮影地である。
撮影日は二ヶ月前の7月3日

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キビタキの特徴である「背中部分は黒が基調で雨覆に白班がある」だがこの子は背羽は「黒が基調」が「黒が貴重」となり、黄色部分が多く、キビタキではなく別の鳥に見えた。細い青竹にとまっていたのでキビタケとも言うべき別種に見えた(黒いジョーク)

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更に大きくトリムした写真です、黒いはずの背中の黄色い部分に何故か目がいきます

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腰から上尾筒まで黄色く盛り上がり見慣れたキビタキと異なる、だが黄色い眉班、雨覆いの白斑、オレンジ色の喉、黒い嘴と足はキビタキそのものである。二羽が重なったようにも見えるキビタキであった。

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念のために少し動いた5枚目の写真を大きくトリムしてみたが雨覆いが尾の下よりも下がり黄色い腰の部分が盛り上がったように見えるキビタキであった。白斑も大きいので成鳥である。

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観察舎の池に入ってきたキビタキ、撮影順は上の写真よりも先に撮影

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何故か尾を拡げての水浴び

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大きくトリム、最後まで尾を開いたままの水浴びやはり腰の黄色が目立ちます

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池の縁にあがりカメラ目線

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水に映る「水も滴る」いいキビタキとはこのことか

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今度はカメラ目線の水浴び

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池の上に飛来してきたのはキビタキ♀のようだ

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地味な色のキビタキ♀

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雌も水飲みなのか水浴びに来たが

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池の上のとまり木に戻った、解説も地味で終わる。

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