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2014年10月13日 (月)

8羽の大鯵刺

 二日目の渥美の森展望台もタカの渡りは僅かしか見られなかった、期待したタカの観察で不完全燃焼の悔いが残った。今日は悔いはくいでもオオアジサシがとまる杭の話である。
午後3時で切り上げた渥美の森展望台から馬草港に移動した。
昔は海岸に無数の竹竿が海に刺さっていたが撮影日の10月8日は最近の台風で飛ばされたのか、あるいはとっくに無くなっていたのか、竹竿は一本も残っていなかった。竹がなくて悔いが残る竹杭の話でもある。海中にあるのは一見して腐った木杭に見えたが全てがコンクリート製のコン杭であった。台風などにも飛ばされず、塩害にも耐えて海中の杭が残っている、前後二列あり、前列は古く朽ちているものが多く、後列は前列に比較して新しい杭、前後二列を数えると84本あった。84本の杭の両端には航行の安全に黄色いライトのある背の高い杭が二本あるので海鳥が86羽とまる景観は壮観だろうと想像。この日はウミウ、ウミネコに混合してオオアジサシが8羽が杭にとまっていた、8羽のオオアジサシは全て前後二列のコン杭に何故か後列にとまる。

杭には頭頂が白い羽毛で被われ黒い斑紋が入るオオアジサシの冬羽がみられた。全長46cm。翼開張100-130cm。尾羽には浅い切れこみが入る。額から頬、頸部、胴体下面は胴体下面は白、背中は暗灰色の羽毛で被われる。尾羽の色彩は暗灰色。嘴の色彩は黄緑色や黄色。夏季は頭頂が黒い体毛で被われるが今の時期は冬羽のゴマシオ頭である。
図鑑によれば尖閣諸島の魚釣島近くの小島で繁殖、南西諸島や小笠原諸島などでは夏期には少数が毎年観察されるが、本州近海などの記録は迷行例とある。

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コン杭は前と後ろの二列に並んでいる、オオアジサシは常に後列の杭にとまる

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夏羽は前頭から後頭にかけて黒く、頭全体が黒く見えるが冬羽は前頭が白い毛で覆われ、黒い斑紋が入る、一見すると前頭はゴマシオ頭に見える。

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ウミネコは杭の周りでも浮いているがオオアジサシは杭の周りでは海に入らない

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地元のウミネコや鵜に遠慮してか?常に後ろの杭にとまる

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オオアジサシは8羽とも静止状態、潮が満ちてきてもただ杭にとまってあたりを見ている、写真に動きがないのである。ウミネコと較べると全く芸がない!

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嘴の黄色い色を確認するために色を濃くした

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後頭の冠のような形を確認するためにトリムしてみた

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満ち潮になってきたがそれでも杭にとまるオオアジサシ、ウミネコが遊びに来たがそれでも知らん顔、潮が満ちてくると砂浜の撮影が徐々に堤防へと後退してレンズの距離計は90mを越える。遠いオオアジサシであった。

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