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2014年10月15日 (水)

一週間前の皆既月食

 月が地球の影にすっぽり隠れる皆既月食が8日夜、タカの渡りを撮影に行った渥美半島の田原市赤羽根の「道の駅あかばねロコステーション」で観測した。赤銅色に染まった満月が秋の夜空に浮かび、幻想的な天文ショーを楽しんだ。この日は新横浜の自宅に連絡を入れると新横浜では雲が邪魔して赤黒い月が黒い雲の中から僅かにしか見えない怪奇月食を悔やんでいた。
 道の駅あかばねロコステーションで夕食を済ましたあとに、ふと見上げた東の空に白い薄雲が流れ、顔をのぞかせた月は時々黒い雲に隠れてしまい、折角の天体ショーが完全には見えないが月の食が進んでいる感じがするので昼間のタカの渡りや午後からのオオアジサシの撮影に使用した600mmと三脚、カメラD7100をトランクから持ち出して駐車場にセットした。
観測地の赤羽根は電照菊の産地でもある。7日早朝に国道42号を浜松ICから伊良湖岬に向かう途中で暗闇に浮かぶ電照菊栽培のビニールハウスをいくつも見てきた、中には赤色の電球で暗闇に浮かぶ赤色のハウスもあった処である。駐車場の隣は赤羽根漁港であり、漁を終えた漁船が繋留されていた。
ここで見上げた月に白い薄雲が流れ、時々雲が月にかかる。撮影開始したのは午後6時40分ごろ既に半分が欠けた月であった。7時20分すぎには地球の影にすべて入る皆既状態になり約1時間、赤黒く光った後、再び元の満月に戻った。9時40頃まで約2時間野鳥撮影の器材で久し振りの天体ショーの撮影であった。この日は観測しやすい時間帯ということもあり、赤羽根の駐車場ではサーファや若い男女が車の中からスマホで皆既月食を撮影している姿もみられた。

001

最初の一枚目は18時50分既に半分以上欠けた月。昼間遠いオオアジサシを撮影していたので600mmX1.4倍XD7100(1・5X1.3)

007

18時56分、半分以上欠けた月に白い薄雲がかかる、テレコンを外して撮影

018

19時03分 D7100をDXに戻す(x1・3を外す)

019

19:03 暗くなった月にISO感度を調整

023

19:08 5分後には更に暗くなる(雲のせいかも?)

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19:47 撮影再開既には見事な皆既月食になっていた、これが所謂(いわゆる)ブラッドムーン、赤く染まった皆既月食、皆既月食になってから約20分後

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20:02 大きくトリムしてみたら赤銅色のバスケットボール

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20:25 1時間後の皆既月食の終わり

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20:28 3分後

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20:30 雲が皆既月食の邪魔をする、月に叢雲(むらくも)、花に風とはこのことか

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20:35

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20:50 赤黒かった月も明るく白く写る

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21:00 半分以上食が戻る

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21:11 月食にむらくも

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21:25 満月にそろそろ戻る

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21:37 皆既月食の終演が近づく

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21:38 またしても雲が月にかかる月雲半平太

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21:39 本来の満月

新横浜では見られなかった皆既月食を渥美半島・赤羽根で赤い月が見られてツキがあった。月食とは太陽と月の間に地球が入り、太陽・地球・月の順番に一直線に並んだときに地球の影に月が入り、月が欠けて見える現象。月が完全に地球の影に入る場合を皆既月食といい、月がブラッドムーン(赤色)に見えます。

それにして相変わらずの過去ログで恐縮です。

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