渥美の三羽の緋秧鶏
タカの渡りを撮りに来た渥美半島・渥美の森展望台では今年は時期を逸したのか思うようにはタカは渡らず、皆既月食の日に替わりにオオアジサシが撮れたが、タカの渡りを撮影に来られた神奈川の鳥友からオオアジサシの翌日にはヒクイナの場所が近くにあると教わり、顔から胸・腹にかけて皆既月食と同じような赤銅色のヒクイナが撮 れたが警戒心が強いのとそうでもないのがいた。
緋秧鶏(ヒクイナ)は雌雄同色、成鳥は頭頂から尾羽までの上面が暗緑褐色で喉は白い。額・顔・頸から腹までは暗赤色。下腹部と下尾筒は白黒の横斑。虹彩は赤く、嘴は黒い、足は赤い。暗赤色の濃い成鳥一羽と色の薄い若いと思われるのが二羽がいるとの現場での情報であった。このアシ原には数え切れないほどの無数の名も知らぬカニがいた、蟹葦原とでも呼びたいほどのカニが蠢(うごめ)いている。日本昔話では猿がいればサルカニ合戦、ここは漁港なのでヒクイナとカニの替わりにシギとカラス貝ならば「魚夫の利」になると勝手な日本昔ばなしと中国の諺を思い出す。
葦原の中から突然出てきたのは色の赤いヒクイナであった、ここには赤色の薄いヒクイナもいる。
アシ原の中から出てきて素早い動きにここまでカメラを追うがピンボケも何枚も
沢山のカニには目もくれず、警戒心が強いのか物陰のない餌場に出てくると動きが早い
ここから駆け足で葦原に入ってしまった、ヒクイナは警戒心が強いと聞いていたがアシ原の外に出るとなお更である。
葦原の中からあたりを伺うようにしながら出てくる
葦原から出てきたのは赤色の薄い方、特徴のある尾を立てながらの餌探し
灰色の沼地の真ん中に出てきた赤色の薄いヒクイナ、若いのか雌なのか、色と同じで警戒心も薄い
色の薄い方が近づいて来た
尾を立てながら動き回る色の薄い方
葦原の中に沢山の蟹がゆっくり蠢(うごめ)く、下尾筒の白黒の横斑が時々見える
16時過ぎに葦原の中の水場で水浴びを始めた(トリム)
水浴び後の羽繕い
水浴び後の羽繕いのストレッチ
黒と白の横斑の下尾を見せながら、手入れ後には左奥に消えてしまったのでここで終了
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