蔓柾と麦蒔
今年は例年よりもムギマキの情報が早く、10月二週末にはロシアや中国北東部などで繁殖を終え、東南アジアで越冬すると言われるムギマキが旅の途中に戸隠にも立ち寄ったWeb情報を見て、遠征を思い立ったが横浜市内でも浸水や土砂崩れ被害を発生した台風18号に続いて二週連続で接近してきた台風19号には横浜市災害対策警戒本部が設置され、横浜市内202ヶ所に、そのうち住居のある港北区内では7ヶ所の危険ヶ所が発表されるなど、更には携帯に緊急速報「エリアメール」が入るなど10月第三週も遠征を諦めた。第四週目は現地の天気予報では木曜日頃までぐずつく天候が予報されていたので23日からの撮影開始の予定で22日深夜から出発した。
23日の戸隠奥社前の駐車場で清清しい早朝を迎えた、気象業界の俗語と言われる「一円玉天気」の予感がした、一円玉はもうこれ以上くずしようがないことから「くずれようがない程の天気、安定した晴天」これが一円玉天気である。いち「一」と言えば戸隠には毎年楽しみにしているツルマサキの赤い実の他に同じように小鳥が食べに来る「一位の赤い実」がある。駐車場から約1kmの距離にある随神門近くである。
ムギマキが来るツルマサキのポイントも十数ヶ所もあるので初日は歩き廻る覚悟で軽い装備にした、三脚は3型とレンズは400mm、カメラは一番軽くて小さいD7100にした。
楽しみにしていた一位の果実は昨年と同じで無かった、ささやきの小径のツルマサキにもムギマキはたまにしか来ず、毎年のように撮影している小鳥の小径の木道ポイントも人影はなく、初日は入口園地から50m程のバリアフリーの木道上が一番ムギマキが来るポイントであった。
初日の23日に撮影した♀4羽♂若1羽、稀に成鳥♂が来た、静止した瞬間のムギマキ、レンズが小さいので全て大きくトリムしてある。結果的には軽装備の準備は失敗であった、大砲レンズと機関銃のように連写する高級一眼カメラに挟まれてパシャパシャと冴えないシャッター音での撮影となった、唯一の良いことは園地入口のバイオトイレが近いことであった。
ツルマサキの複雑な枝葉にとまり、赤い果実を採餌するムギマキ
稀に枝葉のない処にとまる
ムギマキが来る度にムダ打ちを繰り返す
上下に二羽のムギマキ、上は採餌下は顔が葉隠であり、採餌が見えない武士道精神、佐賀県経由で東南アジアへ旅をするのか?
ムギマキ雄の静止はミギムキ、♀待ちとは考え過ぎか
番の雌雄かは不明だが旅の途中の環境で二羽のオリエンテーションは向かってミギムキのムギマキ
♂の採餌
♂の採餌正面
翌日の土曜日に別のポイントの一枚
三日目の日曜日は11時頃の休憩は紅葉狩、この日は野鳥写真家の叶内拓哉氏ご夫妻にお会いしてお声を掛けていただきました。半世紀以上前に卒業した懐かしい調布中学校を思い出した、調布自然の会の探鳥会でした。午後から戸隠奥社・中社・宝光社を一日で一度に戸隠三社を参拝九拝する秋の三社参りでした。
月曜日は一日米子大瀑布を観光して翌日火曜日、最終日午前中の一枚
PC不調で3時にUPの予定が全て消えてなくなる、ガックリしながら食後に再開して日本シリーズをTV観戦しながらトラが負けて親戚の忠ちゃんが悔しがる終了後に最初にして最後にしたい22時過ぎのブログのUPです。
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