人生80年どのように生きるか!
去る7月31日、日本人男性の平均寿命が初めて80歳を超えたと厚労省が発表した。2013年の平均寿命は2012年を0.27歳上回り80.21歳となり世界5位から4位に順位を上げた。女性も平均寿命が同0.2歳上がって過去最高の86.61歳となり2年連続で世界一となった。平均寿命の延びについて厚生労働省は、がんや心疾患、脳血管疾患、肺炎で亡くなる割合が下がったことや、医療技術、食生活、住環境などの向上を挙げている。
参考までに厚労省の「平均寿命」の定義とは「「各年における0歳児の平均余命」を指す。例えば2013年の女性の平均寿命は86.61歳なので、「2013年に生まれた女性は、社会情勢などの大きな変化が無い限り、平均的に86.61歳まで生きられる」ことを意味する。「2013年時点で亡くなった女性の平均年齢が86.61歳」では無い。また「2013年時点で86歳の人は、普通ならばこの一年間に亡くなってしまうだろう」という意味でもない。
人生80年をどのように生きるか!現役引退後は3つのOB会に参加しているが一つは会社のOB会、二つの私的なOB会のうち横浜市在住有志のOB会である横浜会、既に二人が亡くなり会員は新規に二人参加して現在は11名。もう一つのOB会は若い時に同じ技術の釜の飯を食った仲間で始まったが当時はOB4名現役3名の四天王の会であった、メンバーは今年4月二つ年下の仲間に先立たれて現在は6名となった。この6、7年間は会社OB会は年1回の総会や各イベントに出席したことがなく、ご無沙汰を続けている。毎回楽しみにしてた四天王の会も幹事さんが脳血管疾患に倒れた後はアルコールが飲めなくなり、飲み会やその後のマージャンも何年も開催されていない。横浜会も幹事役の一番若いOBが5月の例会直前にゴルフでくも膜下出血に倒れて入院・即手術して幸いにも全快したが今でも酒が飲めないようで憐れである。メンバー全員と同じように「酒なくて何の己が桜かな」の人である。横浜会では毎年少し早めでがあるが箱根温泉で一泊の忘年会が6,7年継続されたが今年は「寄る年波に勝てぬ」メンバーが続出して、男の平均寿命をクリアした最長老も平均寿命を迎える会長も体調不良で他にも病や不調のメンバーが半数以上と多く、宴会は中止となったが毎年楽しみにしている箱根の自然が忘れられず、一人で探鳥がてらに錦秋の箱根に出掛けたのである。
生憎当日の箱根は風が強く、探鳥に不向きな日となり、箱根は若い頃から来ているが箱根神社には参拝した記憶がないので箱根神社の参拝と箱根関所の見学をして、参拝と歴史探訪の日に変更となった。
元箱根の大鳥居前の無料駐車場に車を置いて箱根神社本殿まで10分の道程
箱根神社の鳥居と参道
参拝前に手水舎で龍の口からの清水でお清め
晴天の秋晴れにも関わらず薄暗い杉並木の石段を上る
参拝石段の途中にある曽我神社
曽我兄弟八百年祭の碑
箱根神社本殿
九頭竜神社の手水舎は九頭竜
九頭竜神社の拝殿
参拝道入口受付
本殿前の階段を降りる西欧の外人観光客の一行、円安効果で外国人観光客が目立つ
「かながわの名木100選」箱根神社の矢立のスギ。樹齢1200年(伝承)平安時代の征夷大将軍坂上田村麻呂の所縁のスギ
元箱根大鳥居駐車場に戻り、次は杉並木を15分歩いて箱根関所跡に行く
関所への道案内
関所内の休息所の様子
69段の石段を上ると遠見番所(街道筋と芦ノ湖を船の通行を昼夜見張っていた番所)
遠見番所からの下は関所の江戸口御門、芦ノ湖と富士山の風景
関所の大番所・上番所の内部
大番所の武器、火縄銃と弓矢、旅人は何も悪いことをしていなくとも、これを見ただけで震え上がったそうです。
京方面の京口御門、反対側の江戸方面は江戸口御門、箱根関所は江戸への入鉄砲と江戸からの出女の詮議が厳しかった。
箱根関所資料館の出女改めの様子、出女はダミ声の老婆から髪を解かれて髪の中まで改めがある、大概の女は不安と恐怖を抱いたといわれる。
今も昔も箱根の旅はここから始まる箱根の関所、この日は2万歩以上歩いた。人生80年平均寿命よりも健康寿命、歩けるうちは歩くことで健康寿命を延ばす。しかし人生80年一寸先は闇、老力(おいぢから)労力をおしまず、老にして学べば死して朽ちず。
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