紅葉の米子大瀑布を二周する
最初は駐車場から100mの地点で時計周りに急坂を登り、あずまや・展望台から渓谷越しに遠望した二条の滝への見物方法は一般的ではないらしい、地図では時計周りに案内があるので、まだ元気が残っていたのとまだ1万歩歩く予定の半分程度である。
二周目は案内書通りに時計周りに登ることにした。観光案内には静寂な谷あいに轟音をたてて流れ落ちる不動滝と権現滝。権現滝は水量が多く真っ直ぐな直瀑、轟音とともに豪快に落ちる男性的なイメージに対し、不動滝は水量が少なく霧状に流れる落ちる姿が女性的。柔らかなシルクの布を扇状に広げて幾重にも落としたような霧状の滝。滝のしぶきが舞い上がる様は昇龍のごとく、あるいは天女の羽衣にも見え、大自然の驚異の世界を目の当たりにできるとあるので二つの滝を見比べる興味が湧きます。
朝はこの案内板の後ろにある石坂を上って、あずまや・展望台に登って行ったが二回目の出出しは平坦な山道から始まる、不動滝まで0.7km・30分の登山道を8時30分に出発した。
歩き始めた落葉の道、根子岳と四阿山の麓、米子不動尊奥之院と不動滝へ歩き始めたこのあたりまだ紅葉が盛りであった
歩き始めて直ぐに案内図に載っていない炭焼窯跡があった
第一休憩ポイント、不動尊まで600m
第二休憩ポイント、不動尊まで400m
第二休憩ポイントの地図の場所にあった炭焼窯跡、写真を撮りながらここまで25分の8時55分
途中二ヶ所にある熊避けの鐘を鳴らして進む
清水不動、渓流の横に宝剣を持った不動明王像が祀られた足元にはまだ新しい修験者の修行記念のお札が奉納されていた。
不動尊が近づくと渓流も早くなり、上り道も辛くなる
崖にへばり着くように建つ、米子不動尊は日本三大不動の一つ、奥之院の山号は瀧山とあるので御神体は滝である。この不動瀧と権現瀧の中央に建つ奥之院本堂は江戸中期に再建されたものいわれます。
お堂には不動明王の宝剣が奉納されている、本堂の右奥へ200m奥に不動滝がある
境内にある不動滝へ200mの案内板と米子大瀑布と米子不動尊の説明
不動明王は代表的な矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制咤迦童子(せいたかどうじ)という2人の従者を連れた3御体の姿で絵に描かれたり仏像に刻まれることが多い(不動三尊像と言われる)が境内にあるのは不動明王を宝剣で二人の従者は石塔に文字で矜羯羅童子と制咤迦童子を表わしていいる。
米子大瀑布景勝地の観光案内
ようやく辿りついた落差85mの名瀑、ご神体の不動滝に到着、滝に見とれて足を滑らすと滝に落下する危険がある
滝の下を見下ろすと上って来た登山道方向へ滝の流れが落ちていく様子、この時に初めて一人目の男の方に山での挨拶をする、時に9時30分。
誰もいない静寂の中で轟音をあげ風に舞った水滴が降りかかる気がする、不動滝が不動明王の宝剣の如く、白く空を切り水飛沫をあげる、今でも夏には修験者がこの滝にうたれて修行している聞く、朝早く対岸から眺めた不動滝よりもいっそうの霊験あらたかであるのパワースポットと思える。
不動滝から権現滝へ移動中に二組の夫婦連れとすれ違う、不動滝から3分、紅葉の中に権現滝があらわれる。しかし不動滝と異なりこれ以上近づくことが出来ない。
落差75mの権現滝、不動滝よりも水量が多く直線的に落ちるので飛沫となって落ちる不動滝に比べて男性的といわれている
急な階段を下り橋の上から見た、権現滝の下流は落差の少ない滝が連なって流れてくる
権現滝のビューポイントから二つの橋を渡り15分で対岸に来ると壮大な二条の滝が眼前に、右が風になびく不動滝、左は勢いよく落ちる権現滝、二条の米子大瀑布の景観となる。
ここにも米子大瀑布標柱があり、ここは記念写真ポイント、後から来るご夫婦を待ってシャッターを押してもらう
鉱山跡地にある登山道案内図
案内図のトイレ脇にある米子硫黄鉱山跡の表示板
一周目と同じあずまや・展望台から落葉の山道を下る、900m30分の案内通りに無事下山した
お世話になった杖を一番手前において杖の無料貸し出しの杖とストックの記念写真、ぐるっと一周3km弱を約5時間かけて2周相当を歩いた
11時過ぎには十人乗りのジャンボタクシー3台でこられた観光客、平日でもこの時間になると70台の駐車場は満杯
日本の瀧百選の「米子大瀑布」と日本三大不動尊の「米子不動尊」のパワースポットを二周も巡りましたので余生の運勢と鳥運にパワーを得た気分でした。
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