首輪金黒の雌雄
三ツ池公園は神奈川探鳥地50選であり、日本さくら名所100選の神奈川県立公園である。2005年3月にこのさくらの名所でカワセミ撮影でデビューしてから10年目になる。この公園に2003年にクビワキンクロ♂が来たと鳥撮りの先輩達からよく聞かされたがここでは二度目のクビワキンクロはまだ見ていない。
2010年2月に北海道の帯広川に珍鳥クビワキンクロ♂がいると群馬県の鳥友から情報を戴き、真冬の北海道で初めて撮影した。それから5年近く経って今回の栃木県大田原市の♀の撮影となった。これで珍鳥アカハシハジロと同じように雌雄の写真が揃ったのである。白いアイリングの目に特徴がある♀が撮れて目出度し、芽出度し。
クビワキンクロ♀のトリム、昼間は寝ている方が長く、このように白いアイリングの目を大きく開けるのは稀であった。白鳥の飛来池とあって田んぼで餌取りした十数羽の白鳥が戻る時に水音でカモが目を開ける時が撮影のチャンスである。
クビワキンクロ♀の向きを変えた横顔、全体が褐色で頭頂がとがっている、虹彩は茶色ぽい、鉛色の嘴の先端近くに白い帯がある
白い部分がわかる正面顔は頬がふくらんでこんな顔でした
アクビかな?目をほそめた顔全面と喉が白いのがわかる
羽繕いの最中にこんな格好で足をあげた
大きく嘴を開けて中を見せてくれた
以下の写真は2010年2月北海道帯広川で撮影したクビワキンクロ♂、今回の♀との差異が確認できる。
クビワキンクロ♂、頭頂はとんがり頭、鉛色の嘴の先端近くの白帯は上の♀よりも太い、虹彩はキンクロハジロと同じ黄色だが冠羽はない。
クビワキンクロ♂、鉛色の嘴は白い縁取りがある
嘴の基部はMの字に見える、金茶色の首環が確認できる
羽ばたきで羽の模様と後ろ姿を確認
首を伸ばすと首輪が長く伸びてクビワキンクロの名前の由来がハッキリわかる
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