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2014年12月 1日 (月)

箱根ジオパーク真鶴半島ジオサイト

 異常気象と天災の多い今年も師走が来た。700億円のムダ使いと思われる異常な選挙も来るがこれ以上の異常が来て欲しくない今日この頃、先日の熊本県・阿蘇の中岳が噴煙を上げたニュースが木曽の御嶽山の二の舞かと心配していたが今のところ大事に至らず安心した。阿蘇は日本ジオパークネットワークのHPによると日本のジオパーク30地域の中の1地域であったが9月に世界ジオパーク地域に昇格したばかり、祝砲として人命の被害がない程度の噴煙を上げたが噴煙が長引くと地元や航空業界などが迷惑する。最近の火山噴火の流行(はやり)から世界文化遺産に登録された富士山も”我が未知を行く”のか、自然遺産ではない不自然に腹をたてての爆発?それとも最近連続する火山噴火の流れで近い将来に大噴火が起き掛けないとも限らない未知の世界、地震学者が自信をもって有り得ると言った気もする?が妄想であって欲しい。

日本国内の世界ジオパークは2014年9月現在では、洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸、室戸、隠岐の6地域に阿蘇が追加されて7地域が認定されています。
前掲のHPによるとジオパークとは何か、ジオ(地球・大地)に親しみ、ジオを学ぶ旅、ジオツーリズム(とは単なる美的な鑑賞眼のレベルを超えて、ある場所の地球科学的な現象に対して興味や関心を持ち、知識と理解の獲得を目指す観光)
を楽しむ場所がジオパークです。山や川をよく見て、その成り立ち としくみに気付き、動植物の生態系や人間生活との関わりを考える場所のようです。足元の地面の下にある岩石から宇宙まで、数十億年の過去から未来まで、山と川と海と大気とそこに住む生物について考える、つまり地球を丸ごと考える場所、それがジオパークです。ジオパークは地球活動の遺産を主な見所とする自然の中の公園です。ユネスコの支援により2004年に設立された世界ジオパークネットワークにより、世界各国で推進されて、ジオパークは、以下のように定められています。

  • 地域の地史や地質現象がよくわかる地質遺産を多数含むだけでなく、考古学的・生態学的もしくは文化的な価値のあるサイトも含む、明瞭に境界を定められた地域である。
  • 公的機関・地域社会ならびに民間団体によるしっかりした運営組織と運営・財政計画を持つ。
  • ジオツーリズムなどを通じて、地域の持続可能な社会・経済発展を育成する。
  • 博物館、自然観察路、ガイド付きツアーなどにより、地球科学や環境問題に関する教育・普及活動を行う。
  • それぞれの地域の伝統と法に基づき地質遺産を確実に保護する。
  • 世界的ネットワークの一員として、相互に情報交換を行い、会議に参加し、ネットワークを積極的に活性化させる。

日本ジオパークは、世界ジオパークネットワークとは別に、日本ジオパーク委員会が認定する国内版のジオパークです。2014年9月現在で、白滝、三笠、とかち鹿追、アポイ岳、三陸、八峰白神、ゆざわ、男鹿半島・大潟、磐梯山、佐渡、茨城県北、下仁田、秩父、銚子、伊豆大島、箱根、伊豆半島、立山黒部、白山手取川、恐竜渓谷ふくい勝山、南アルプス(中央構造線エリア)、南紀熊野、四国西予、おおいた姫島、おおいた豊後大野、天草、天草御所浦、霧島、桜島・錦江湾の29地域が認定されています。(9月に阿蘇が世界地域になり、国内は30地域から29地域になった)

 神奈川県の探鳥地50選の探鳥目的で遠征した芦ノ湖も国内ジオパークの1地域であった。箱根ジオパークは、箱根山を中心とした神奈川県西部の1市3町(小田原市、箱根町、真鶴町、湯河原町)で構成されています。
その箱根山のふもとに広がる1市3町は、首都圏からわずか90Kmにかかわらず豊かで美しい四季に彩られ、古くから地域文化・産業が栄えてきた地域です。
箱根町は複雑な形成史を有する世界的にもユニークな火山、地域固有の動植物。湯河原町は火山の恵みである豊富な温泉地域、地質構造。真鶴町は相模湾に面し様々な動植物が生息する地域。小田原市は古くから地域文化・産業が栄えたきた地域。
この1市3町には神奈川探鳥地50選が6ヶ所あります。番号順に13・酒匂川河口(小田原市)、14・芦ノ湖(箱根町)、27・栢山(小田原市)、32・神山、駒ケ岳コース(箱根町)、33・仙石原コース(箱根町)、50・真鶴岬(真鶴町)
 探鳥目的で訪れた箱根から同じ目的で真鶴岬に向かった。11月15日、湖尻より芦ノ湖スカイラインに入り、湖尻峠から三国峠に進み、ここで富士山を撮影
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芦ノ湖スカイライン・三国峠の富士山世界文化遺産記念と富士山のW富士山、親子富士に見える。
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杓子峠(標高1030m)の次に寄り道した、芦ノ湖スカイライン植物公園の案内板
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上の案内板の左上にある標高1032mに富士山世界文化遺産記念が設置されていたが生憎、富士山は雲に隠れていた。レストハウス・レイクビューの展望台から撮影した、駒ケ岳山頂・箱根園・芦ノ湖の風光。この後は箱根峠→富士箱根ランド横→湯河原峠→湯河原パークウェイ有料道路→奥湯河原温泉→湯河原温泉→真鶴岬に向かう、途中の奥湯河原から湯河原の温泉街は紅葉見物のドライブであった。
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箱根ジオパークは平成24年9月にジオパークに認定されたが真鶴岬の番場浦駐車場にもこのような箱根ジオパーク・真鶴半島ジオサイトの案内板が建っていた。箱根ジオパークとは?に目を引かれた「箱根ジオパークとは?2012年9月、箱根火山を中心とした箱根町、小田原市、真鶴町、湯河原町からなる地域は、日本ジオパークに認定されました。ジオパークとは、大地の活動の遺産を主な見どころとする公園のことです。箱根ジオパークは、「北と南をつなぐ自然のみち、東と西をつなぐ歴史のみち」をテーマに、地域の持続可能な発展を目指して活動を進めています。
と書いてあったが余暇らんことを思いながら生涯学習を友とする者には格好のテーマである。爺には野鳥よりもジオサイトかな。
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番場浦の上にある駐車場から階段を下りてくるとこのような案内石があり、三ッ石まで420m
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階段を下りて直ぐの潮騒遊歩道から撮影した干潮の三ッ石。今まではジオパークの概念はなく単なる探鳥であったが自然を見る目が変わった気がする。
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三ッ石に歩き出した直後、魚ツキ林の下、毎年見られる左手の岩壁にハチの巣、切り取れれた巣跡・古い壊れた巣・新しい巣と三代にわたるハチの巣がみられ、潮騒遊歩道の足元にはハチ注意の看板があった。
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その岩壁にジョウビタキ♀が遊んでいた
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イソギク        ツワブキ
番場浦から三ッ石 をつなぐ潮騒遊歩道を探鳥しながら歩くと黄色い花を咲かせるイソギクやツワブキに目がいきます。
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トベラ          ツルソバ
潮騒遊歩道を歩くと海岸付近に見られる夏の暑い日差しや寒い潮風にも耐える固い革質の葉のトベラの黄色い果実から赤い種子が覗く、白い花を沢山つけたツルソバには黒い果実も見える。
ヨメナなのか白い野菊と冬になると衣服に付くセンダングサの黄色い花が三ッ石の岩場に近づくと砂浜に咲いていた。夏場には涼しげな青い花をつけるハマゴウも砂浜の植物、花は恋路ヶ浜で今年見た想い出がある。
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三ッ石の近くの海岸にいたジョウビタキ♀
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ジョウジタキよりも山側のトベラにとまる遠くのホオジロ
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海岸の松ノ木にヤマガラが採餌中でした
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番場浦の階段に戻り際にハチの巣があった崖近くでジョウビタキ♀二羽が縄張り争いをして追いかけっこしていた。
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この日は小春日和の土曜日で釣り人や観光客が多く、人の写らないポイントを探しながら遠くに大島が眺望出来る秋晴れを撮影。鳥撮りは磯には見えず我ひとり。
いつもなら岩には無数の海鳥とトビが佇んでいるがこの日は浜辺の人だかりに遠慮して一羽も見えず。
ジオパークの概念を学習した収穫はあったが野鳥には恵まれない日であった、ジオパークの中の探鳥地なのか探鳥地のジオパークなのか、だんだん野鳥撮影が希薄になってくる。
日本には世界ジオパークが七地域、日本地域のジオパークが29地域、これからジオパークを目指す準備中が17地域ある。合計すると53地域となる。過去に野鳥撮影や観光した地域もあるがこれからの生涯で行きたくとも行けない地域が出てくると思われる。
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因みに北海道は前書きにあるように世界1地域・国内4地域の5地域がある。

 
                

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