ドキュメンタリー映画「ぬくめどり」のDVD
鷹のとるこぶしの内の
むくめ鳥氷る爪根の情をぞしる
(後京極鷹三百首)
ある冬の寒い夜 鷹が
小鳥を捕えてつかみ
一晩中鷹は足をあたためる
翌朝 鷹はその小鳥を放す
しかし鷹は
その小鳥が飛び去った方向へ
その日は
決して狩に行かないという
開幕は心温まる鷹の寓話の字幕と宇崎竜童の語りでこの映画は始まる
1月2日の浜離宮恩賜庭園の放鷹術会場で販売していたドキュメンタリー映画「ぬくめどり<鷹匠の世界>」のDVD 税込み\3240円を特価3000円でお土産に購入して自宅で観賞しました。宇崎竜童の語りで102分、上がDVDケースの表、今年の放鷹術では髭を剃っていましたがDVDでは髭の鷹匠の長として登場。DVDケースの裏面は初の女性鷹匠の大塚紀子鷹匠。
昨年は体調不良で5年間継続していた放鷹術の見物を休みましたが、2014年の諏訪流放鷹術実演がこのDVDで観賞出来ましたので今年を含めて七年連続?で観覧したことになります。
日本で初めての鷹匠の姿を迫ったドキュメンタリー映画。1650年以上続く諏訪流放鷹術伝承の全貌、鷹の生態、鷹の彫金「12の鷹」鈴木長吉(東京国立近代美術館工芸館蔵)、諏訪流17代田籠善次郎鷹師、大塚紀子鷹匠のインタビューを交え、師匠の鷹「翔雲」の活躍や門下生たちの特訓の様子など伝統を守る人々と鷹との心温まる物語。そして命の大切さを教えてくれる感動のドキュメンタリー。
上がパンフレットの宣伝文句の抜粋です。下が当日会場で配布されたパンフレットです。
上の公式HPとブログの部分を興味ある方に拡大したものです。ネットでは諏訪流保存会のHP「鷹匠の庵」と「ぬくめどり~鷹匠の世界」でも紹介されています。
お正月に開催される浜離宮恩賜庭園の放鷹術の会場が鷹匠を目指す若い人達にとっては最高の晴れ舞台となっている事を映画で知りました。また司会者が鷹匠全員を紹介しますが音声ではどのような文字の姓名かワカリマセンが映画の巻末で鷹匠一同の姓名の文字が判りました。知りたいと思っていたことが判り喉に刺さっていた魚の小骨がとれた感じです。
次は著者が2007年に諏訪流の放鷹術試験に合格して、女性初の鷹匠となり、2011年9月に発刊された著書、放鷹術を見物する時に鷹狩りの歴史や伝統と道具名や演技の名称などを知る上で参考にしている本である。諏訪流保存会のHP「鷹匠の庵」の管理と同会の事務局長を兼務されている大塚紀子さんの著書である。
会場で販売している初の女性鷹匠の大塚紀子さんの著書です。DVDにも長の田籠鷹師の補佐役として門下生の指導や放鷹術実践会場で活躍している場面が出てきます。2年前に当会場で購入して大塚紀子さんのサインを戴きました「そんな訳で写真の本は価値ある中古本になりました m( _ _ )m 」
本よりコピーした諏訪流鷹匠の盛装です。鷹師・鷹匠・鷹匠捕・門下生などの衣装の違いに興味が湧きます。この絵はHPの鷹匠の庵にもあります。
著書の写真の一部です。鷹匠の様々な道具です。放鷹術の実演を見物しながら鷹師・鷹匠・鷹匠捕・門下生などの道具の違いを見るのも興味があります。
当日のDVD売り場でこのような鷹をデザインした箸置きが@300円で販売されていましたので記念品に3つ(小さいのは孫用に)買い求めてきましたので七草粥はこの箸置きでいただきました。今年の無病息災が叶う気持ちになりました。
記念箸置きが入っていた包装の表と裏です、箸置き製作者への小さな応援と「ぬくめどり」製作委員会への敬意を込めてご紹介します。
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