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2015年2月15日 (日)

駆出しの頃の緋連雀と黄連雀

 最近こそは冬鳥の連雀は撮影していないが10年前の酉年に始めた最初の頃は関東周辺の緋連雀・黄連雀の情報が入ると直ぐに撮影に出掛けた駆出し者であった。

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連雀の名前の由来は群れで連なる雀に似ていることからきているそうです。写真は100羽以上の緋連雀の大群の中に二羽の黄連雀一緒に行動していた時の写真です600mmで撮影した写真には33羽程度しか入らなかった)。
野鳥撮影は2005年3月から、ブログは2006年6月1日が開始日、この1年3ヶ月間の野鳥撮影の写真は基本的にはブログに公開していない。本日は先日の黄連雀の続きです。

ウィキペディアで連雀(連尺)を検索すると3項目がある。
1.レンジャク科の鳥。日本で見られるのは黄連雀と緋連雀
2.物を背負うのに用いる背負子(しょいこ)。
3.日本に見られる地名の一つ。

ひとつは鳥名、二つ目は時代劇にも登場する行商人が背負う背負子、三つ目は調布市に住んでいた頃は隣の市町村であった東京都三鷹市上連雀、下連雀などの地名。ここは明暦大火(1657)で延焼防止の火除地として土地を召し上げられた神田連尺町の一部住民が代地として与えられここに移住したことに由来する。全国に連尺、連雀と呼ばれる町名や通りが多数あるが連雀(連尺)を作っていたか、使っていた人々に関係が地名。

更に歴史民族用語Weblio辞書で背負子の連雀(連尺)を調べると51abbbkqz9l__sl500_sr87100_

(かご)・箱・荷などを背負うときに,肩にあたる部分を幅広く編んでつくった荷縄。また,それをつけた背負子(しよいこ)
両肩から脇にかけてひもをかけて背負うこと。
連尺商い」の略。写真の連尺を背負い商品を売り歩く商売、行商人。鬼平犯科帳を見ていると江戸の風情によく登場したり、大店に置いてあるのを見掛ける。
今日は連尺商い→連雀飽きないの撮影記録

野鳥撮影を始めたのは酉年の2005年3月。ブログを始めたのは戌年の2006年6月。この間の歌舞伎役者の隈取りのような顔をしたレンジャクの撮影は地元の県内一ヶ所と横浜市内の二ヶ所の3ヶ所が最初であった。野鳥撮影デビューした三つ池公園の先輩達に教わったポイントである、金沢区の富岡総合公園と保土ヶ谷区の日蓮宗妙福寺の境内であった。市立富岡公園は戦前は海軍基地があった大きな総合公園であるが駐車場が少なく直ぐ満車になり、駐車に苦労した。ここでヤドリギを初めて知った。ヤドリギの実を採食に来る緋蓮雀を撮影したがかなり距離があったようである、水飲み場は隠れた撮れない場所にあり、蓮雀の撮影にはあまり満足出来るポイントではなかったと記憶している。日蓮宗名刹の妙福寺での撮影は、毎朝庫裡から出て泉水の横を通り、向かいの寺務所に向かう、ご住職に朝の挨拶をして撮影させて頂いた。お彼岸の期間はお墓参りの檀家に迷惑にならないように遠慮もした。寺の周囲の欅や境内・寺林の杉林などのヤドリギの実を採食した連雀は庫裡の前にある岩をくり貫いた泉水が水飲み場であった。カメラマンは寺務所の横に潜んだり、参拝客用のトイレの脇から水を飲む連雀を撮影したのである。

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ヤドリギの実を採食した後、椿の花を背景に休憩中のヒレンジャクはここから水飲み場に飛びます

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ここが庫裡の前にある岩をくり貫いた泉水、ヒレンジャクの水飲み場になっています。


その後の数年間の連雀撮影の旅は八王子の都立小宮公園の木道脇のヤブランを採食する黄連雀を初めて撮影した。

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木道脇でヤブランを採餌する地上の黄連雀

埼玉県秋ヶ瀬公園のヤドリギは普通にみられる採食だがトウネズミモチの採餌は珍しいものであった。

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トウネズミモチを採餌するヒレンジャク、ヤドリギの実と違い採食すると直ぐに飛び去るので撮影時間の制約がある

北本自然公園梅林の下草や崖地の法面保護に植栽されたリュウノヒゲ、冬でも葉が枯れない常緑性で暗緑色の細長い葉を地際からたくさん出して冬に光沢のある美しいブルー色の実を付けます、この実を採餌する地上の黄連雀と緋連雀は毎年来るとは限らない変動が多い渡り鳥。

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リュウノヒゲの鮮やかなブルー色の実を咥えるキレンジャク
群馬県赤城山(あかぎやま)の麓からワカサギ釣りの大沼までヤドリギを探して連雀を広範囲に追いかけた旅もありました。ヤドリギとヒレンジャクはありふれた画像なので省略します。
一番多く通った山梨県山中湖は逆さ富士やダイヤモンド富士の撮影地でもある長池親水公園の緋連雀は湖岸が氷結した山中湖が水飲み場、ここから数キロ先のみさきキャンプ場周辺の砂浜も水飲み場面の撮影であった。

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親水公園前のヤドリギの実を採食した後は寒中水泳のようにも見えるヒレンジャクの水飲み

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みさきキャンプ場付近のヤドリギの黄色の実を採餌した後は砂浜に下りたヒレンジャクの水飲みが見られた。

一番遠い遠征先は信州諏訪湖畔であった。ナナカマドの並木道で100羽以上の緋連雀の中に混群していた黄連雀を目の前で撮りました(2月11日 建国記念の日のブログ)

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ナナカマドの実を貪る緋連雀

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食べつくしたナナカマドの天辺で食休みのヒレンジャク

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一番見掛けたのはヤドリギの果実を採食するヒレンジャク

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ヤドリギは落葉樹に寄生するので冬になるとくすんだ緑色のこんもりしたかたまりを落葉した樹に見つけることができる。レンジャクの撮影はこのヤドリギを見つけることがはじめの一歩である。寄生木から水や養分をもらい繁殖するヤドリギ。ヒレンジャク・キレンジャクにとってヤドリギの実はご馳走。ヤドリギの実を食べたレンジャクはかなりの時間をかけて数珠繋がりの長い糞を出す。硬い種は消化されず、そのまま出てきます。ヤドリギの実は粘り気あり、寄生木の枝や幹にくっつき芽を出し成長する。ヤドリギは連雀のおかげで、樹木根を下ろす。ヤドリギとレンジャクは共存共栄の関係である。

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