緑萼梅と鯉と金黒羽白
写真展の見物後は久し振りの三渓園の散策であった。2月14日から観梅会は始まっていたが2月19日の白雲邸を出た付近の梅はまだ早いようである
内苑の8番が白雲邸である、高円宮妃殿下の写真展を見学後に庭園散策に歩き出した。隣の臨春閣の庭園では結婚式後の新郎・新婦が記念写真を撮影しているのを眺めながら中国梅林(緑萼梅)の横を通り南門に向かう。緑萼梅は横浜市から友好都市上海市に桜の木を贈った桜のお礼に贈られた中国蘇州産の珍しい梅の木であるが、緑萼梅は花びらの付け根にある萼(がく)の部分が緑色であることから名付けられた。ここ三渓園には昭和52年(1977年)に移殖されたと表示板の説明書がある。
緑萼梅はまだこの程度の開花であった。
南門入口の建てやの後ろだけは満開の緑萼梅が一本あった。満開時には全体が白く見える。
緑萼梅の名付けの由来となっているまだ蕾の萼だけは緑色をしていた。
南門から一度園外に出て撮影した鴨類、カルガモ、キンクロハジロ、オオバンなどが見えたが野鳥撮影用の望遠レンズの持ち合わせがなかったので24-120mmの120mmで撮影
大池に戻り、三渓園茶寮で蕎麦で遅い昼飯を済まし、外苑の梅林(臥竜梅)もまだ早かった。恒例の行事である観梅会が始まっているが見頃はまだで完敗であった。その穴埋めに大池前の盆栽展で観梅した。盆栽は素人目にはどれも見事であり、賞と賞なしの区別が付け難い、どれも良い塩梅である。
帰り際に正門近くの藤棚付近で鯉に餌をやっている観光客を見つけて近寄る。このポイントは野鳥撮影を始める前の桜撮影で三重塔と池に浮かぶ和船とライトアップした夜桜を撮影した想い出の場所である。
和船の浮かぶ付近にいたキンクロハジロの群れの中から一羽が鯉に餌やりをしている岸辺近づく、キンクロハジロをカルガモが故意に追い払う、鯉の餌場から逃げるキンクロ、追い払うカルガモ
それでも北帰行が近づいたのか、食欲旺盛なキンクロハジロは、カルガモの後方から餌とりの機会を窺がう
キンクロが鯉がうじゃうじゃいる水面で余裕の羽ばたきなのか、それとも鯉に餌の乞いなのか?あるいは鯉に恋のディスプレイか?野鳥が魚にディスプレイは八百長でしょう!
鯉の群れが濃い中にキンクロが餌とりの突進、エサやりの人もキンクロに来い来い!これには「さかなくん」もギョギョっと!
鯉の餌は正門入口売店で売っている「麩」と思われる、エサの麩が目の前、嘴の前でラッキー!横取りのキンクロ
餌の麩に向かって濃い鯉の上を歩くように泳ぐキンクロ、神話の因幡の白うさぎはサメを騙してサメの上を歩き、皮を剥がされたが鯉に揉まれて大丈夫なの?
大池の鯉がみんな集まってきたようなう・・・じゃうじゃいる中で頑張るキンクロ
「浅みの鯉」は手づかみでも獲れる鯉の諺、近見で撮れた鯉と金黒羽白、望遠レンズなしの120mmでもこの通り、野鳥撮影となった
最後の一言。故意に鯉の餌とりでキンクロ恥ろ!
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