花弁のおみくじを引く山雀
春先の出不精の理由にスギ花粉で半世紀、反省する日々である。徒然にマスクとメガネをかけて三つ池公園を久し振りに5000歩以上散歩した。今年一番の暖かい日にスギ花粉の洗礼を受け、花粉を十分に吸ったのか、朝からくしゃみの連発銃である。むしろ機関銃のようである。くしゃみの瞬間に全てが吹き飛ぶように忘れる、誤字脱字の理由でもある。必然的にティシュペーパの山が積もる。
三つ池公園のカンヒザクラ(寒緋桜)の別名はヒカンザクラ(緋寒桜)とも呼ばれます。彼岸桜と聞きなす人がいますので一般には寒緋桜と呼ばれています。まだソメイヨシノが開花していないので悲観桜でもありません。まだ肌寒い早春に葉より先に、濃桃色の花を枝一杯に俯き(うつむき)かげんに咲かせ、花弁ばかりではなくガク(萼)もピンク色をしています。
池の周囲よりも人通りの少ない丘の上の広場に咲くヒカン桜にヤマガラがおみくじの札のように花びらを咥えていました。
枝を折る 馬鹿よりましな 花千切る
緋桜の花札選ぶ 山雀(ヤマスズメ)
酒なくて 鳥(撮り)で彷徨う(さまよう) 花見かな
(売店のビール販売なくなりました)
丘の上の広場に咲くカンヒザクラ
ひた向きに半開きで下向きに咲くヒカンザクラ
ヒカンザクラの花ビラを咥えるヤマガラ、メジロとは全く異なる作法の花盗人
年配者にお馴染みの昔は、おみくじを引く小鳥として飼いならされた時代もあった、今はヤマガラがおみくじの替わりに桜の花ビラを引く
ヤマガラが花弁を足で押さえて花の蜜を吸っているのでしょうか
ヤマガラの花弁を咥えた正面顔、花弁に吉凶はあるのでしょうか、吉は花蜜があふれ出るとか、今日は凶で蜜が空とか?
ヤマガラが嘴に花弁、足に花びらを押さえる、器用なのか欲張りなのか、どっちだろうか、おみくじを引いた記憶力の良い小鳥のDNAのなせる術か?
昆虫・蜘蛛・果実などを食べるヤマガラにしては桜の花ビラは珍しく思ったので思わず足をとめてとりまくった。流石に花の命は短いので貯食はしないようです。
ヒカンサクラ咲く近くにこんな貼り紙があった。今年はこれでウグイスと桜が期待出来るかも
« 三つ池の早咲き桜 | トップページ | 椿寒桜と繡眼児(メジロ) »
「野鳥」カテゴリの記事
- シマエナガの寒中見舞い(2024.01.07)
- ブログの目標・野鳥400種撮影の回顧(2023.11.16)
- 江の島のハヤブサ巣立ち回顧録(2023.09.18)
- 利用可能ディスク容量は残り僅か (2023.09.03)
- 野鳥撮影の最初は公園のカワセミ(2023.08.11)
コメント