オガワコマドリの橙斑、未公開写真
君は小川駒鳥の橙斑を見たか!
まだこのブログを開設する二ヶ月前に撮影したオガワコマドリのストレッチで初めて橙斑を見た。鶴見川の綱島河川敷から渡去直前に見せてくれた尾羽の橙斑である。野鳥撮影を始めて十年間、四か所で稀な冬鳥のオガワコマドリを撮影したが尾羽の橙斑を見た!撮ったのはこの時だけである。
オガワコマドリの橙斑は滅多に撮れないようである。九年前の春のお宝写真となっている。
鶴見川綱島河川敷にはオガワコマドリが”なにかようか(7日8日)”と言うほど7,8回も通ったが他の小鳥には無い、オガワコマドリが唯一持つ尾羽の橙斑は一度切りの撮影であった。これが今回の未公開写真である。
見返り美人形、喉の青と尾羽の左右のオガワコマドリだけにある橙斑が見える
オガワコマドリの綺麗な涎(よだれ)掛けが横を向く、胸の色模様は橙・青・黒・白・橙のはずが・・・
「タッ」と鳴きながら見得を切る!目つきが鋭い!!もうすぐ故郷に帰るぞと鳴いたのか、地鳴きの「タッ」と旅立つのか?
眼が光る見返り美人型と直角曲げの尾羽の橙斑
左ストレッチと開いた尾羽の左右五枚の橙斑、12枚の黒い尾羽に橙がよく似合う
右翼のストレッチと左右五枚ずつの橙斑と真ん中二枚の尾羽とのコンストラクトが最も綺麗に見えた瞬間である
羽繕いでも魅せます、青と橙
繁殖地への夢と希望で胸を膨らませてのストレッチ、春が来た!と故郷の空を見る!
夢と希望が武者ぶるいに変わる、渡去近し!
正面顔でアイキャッチ、綺麗な写真をありがとうさん!
この写真の一週間後に渡去したようです。あれから九年経ちました。”光陰矢の如し”である。”少年老い易く学成り難し”の漢詩から「老人枯れ易く夢成り難し」を夢想する。
芭蕉の生前最後の句。”旅に病んで夢は枯れ野を駆け巡る”と同じような思いが凡人にもよぎる。
野鳥を追って東奔西走、山野を駆け巡るようなこの十年、林住期の想い出の色はいろいろ、橙色もそのひとつである。
終わりに、オガワコマドリはこの十年間に四か所で撮影、2006年2~4月の横浜市鶴見川河川敷が初見初撮り、二度目は2007年4月輪島市へくら島、三度目は2009年3月横浜市境川遊水地公園、四度目は2012年4月鳥友が現地で世話人をされていた千葉県成田市の田んぼの畔道でお世話になった、その後もどこかで情報が出るが成田市の撮影を最後にパスしている。
« 三つ池のヒヨドリ | トップページ | 魔都の画眉鳥 »
「野鳥」カテゴリの記事
- シマエナガの寒中見舞い(2024.01.07)
- ブログの目標・野鳥400種撮影の回顧(2023.11.16)
- 江の島のハヤブサ巣立ち回顧録(2023.09.18)
- 利用可能ディスク容量は残り僅か (2023.09.03)
- 野鳥撮影の最初は公園のカワセミ(2023.08.11)
« 三つ池のヒヨドリ | トップページ | 魔都の画眉鳥 »
コメント