沖縄の世界遺産巡りと鎮魂の旅
時のうつろいは早いもので沖縄旅行から帰浜して三週間になる、十数年前の沖縄観光から数えて6回目となるがそのうち4回は単独の野鳥撮影であり、夫婦旅行は今回で二度目である。
2009年4月に野鳥撮影(ノグチゲラ・ホントウアカヒゲ)で初めてヤンバルの東村高江地区(住民160名)を訪れた時は住民がオスパッド反対運動で米軍基地前で座り込みをしていた。ヤンバルの森の中に怪鳥オスプレイの直径75mの円形型離着陸場(オスパッド)6基の建設反対の地元住民運動であった。
沖縄本土復帰40周年の年に、金武(きん)の億首川のアオシギを撮影後に東海岸を北上して、ジュゴンが棲息する辺野古沖の海を観光したことがある、空港建設の工事前で今日のようなサンゴ礁を破壊するような工事で沖縄県知事が移設計画反対が起こるまえの静かな青い海だった。その後70号線を走り、二度目の東村高江地区に寄った時は住民運動は継続していた。今でもインターネットを検索すると「やんばる東村高江の現状」で反対運動を続けている。
先の大戦から70年、沖縄の本土復帰43年を迎える今年の5月15日目前にして沖縄はまだ静かな平和の日を迎えていない気がする、米軍基地問題で病める沖縄がある。
15年前の2000年に日本列島の南端・沖縄県に点在する世界遺産の 「琉球王国のグスク及び関連遺跡群(りゅうきゅうおうこくのぐすくおよびかんれんいせきぐん)」 1今帰仁城跡(なきじんじょうあと) 3週間前の18日は那覇市内の首里城周辺の5、6、7、8の世界遺産を 観光した この日は龍譚通りから首里城に入城したので最初に目に入ったのは 久慶門と城壁であった、沖縄の城壁(石垣)は地形に合わせた曲線を 多く感じる。 園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)を見学、首里城の一角 にある石門。木製の門扉を除き全て石造りで、八重山の名石工・西塘 (にしとう)によって1519年に造られました。屋根両端の鴟尾(しび)や 棟中央の火焔宝珠など木造建築に迫る細かな装飾が、当時の技術の 高さを物語ります。かつては後方に聖域の御嶽が広がり、琉球国王が 城外に出かける際にこの門で道中の安泰を祈願したと言われています。 守礼の門から改めて首里城に入城、琉球文化と歴史を観光しながら学ぶ 漏刻門 広福門、入門時間は8時30分、それまで周囲を観光 万国津梁とは「世界の架け橋」の意味、琉球王国は南海の美しい国であり、 朝鮮、中国と日本との間にあって、船を万国の架け橋として貿易によって 栄える国である」との主旨が刻まれてある梵鐘 首里城正殿、琉球王国の政治・外交・文化の中枢として栄えた国王の居城。 城内では、日本と中国の建築様式を融合させた独自の芸術性を見る。 中心は沖縄最大の木造建築物とされる消失して復元された正殿。 琉球建築の粋を集めた極彩色の装飾は、その当時の栄華をみることが出来る。 正殿内部の一部、この日は修学旅行生で混雑していた 世界遺産、ここには修学旅行生は見掛けなかった。 玉陵(たまうどぅん)約400年に渡り琉球王国を統治した 第二尚氏王統の陵墓。周囲を石垣で囲まれた3つの墓室は 自然の崖壁に穴を開け造られており、その構えは荘厳です。 当時の板葺き屋根の宮殿を模した外見は、棟に尚家の家紋 や牡丹など浮き彫りを施しているのが特長。左右の袖塔上 には陵墓の守護神として石彫りの獅子像が置かれています。 中央の陸墓 識名園(しきなえん) 池の周りを散策しながら景色の移り変わりを堪能する回遊式庭園。 1800年頃に完成し、王家の保養や外国からの使者を手厚くもてなす 時などに使われたと言われています。池の上には中国風に造られた 六角堂があるなど、中国と日本、琉球の様式が混在した独特の風情 が漂っています。 当日は結婚式が琉球衣装の正装で結婚式が行われていました、 式後お庭で記念写真の撮影風景が見られました 識名園の回遊式庭園風景
ひめゆりの塔の碑文 ひめゆりの塔に鎮魂の祈りを込めて花束を献花、すぐ近くにお花を 販売する処があり、既に多くの献花がある。 最後に平和祈念公園、記念公園ではない、平和の礎や沖縄平和 祈念堂など戦没者の追悼と鎮魂の祈りの場所であった。 写真はこの一枚である。 沖縄平和祈念像、高さ12m 幅8m PCが言うことを聞かないがこれから一泊で外出するので時間がない、 お見苦しいことをご勘弁ねがいます。
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