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2015年7月

2015年7月31日 (金)

ドロノキのエゾフクロウ

 自分では四ヶ所と思っていたエゾフクロウ巣立ち雛が写真を整理中に五ヶ所で撮影していたことに気付いた、ここは昨年はドロノキの洞にいた時分から巣立ちまで撮影した場所であったが今年は既に巣立った後に寄った処で雛の集合がなく、あまり記憶に留まらないところであったが川縁に大きなドロヤナギ(泥柳)ともいう、ヤナギ科のドロノキ(泥の木)の大木が生える古い公園。ドロノキは北海道の山地の河岸などに生え、名は材が泥のように柔らかいことによる。昔はマッチの軸木の材料になっていたと、昨年は岸辺のドロノキの日蔭で鯉釣りしていた地元の古老の話を聞いたが今年も同じように4,5本の釣竿を川に流し、鯉釣りをしながら読書をしていた、太公望の風格を垣間見たような気がする。
ここはこの日の出発地の東川町から旭川市経由で7,80kmの砂川市、12号線の途中に道の駅ライスランドふかがわ、たきかわの二駅に寄ってきた。近くには歌志内市の道の駅うたしないチロルの湯があり、この日はエゾフクロウなどの撮影後はここに泊まる。スタンプラリーしながら探鳥なのか、探鳥しながらスタンプラリーなのかどちらが主目的なのかハッキリしなくなった。来る途中の滝川市では滝川駅で入場券を買い、駅構内を撮影してきたので鉄ちゃんを含めて三つまた旅でもある。

 

北海道には「ふくろう街道」と称する道道28号線(当別町から「道民の森」を経由して石狩市浜益区へ通じる64kmの道道当別浜益港線)がある、石狩川を挟んで対岸を国道12号と並行するように走る国道275号線の当別町から左折し「ふくろう街道」に入る。昨年はこの「ふくろう街道」にあやかって、12号線沿いの80kmの区間、野幌・三笠・滝川の三ヶ所でエゾフクロウを撮影したので、この12号線をふくろう街道と呼んだが今年もふくろう街道は健在であった。

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営巣木とは別のドロノキにいた晴天のエゾフクロウ

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ドロノキのエゾフクロウはこの公園の特徴である

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あまり変化もなく他の雛は葉陰で撮れない

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バックが青空で不苦労とは言え、撮影は苦労する

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青空が多いとこのような写真

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よそ見するとこんな具合

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こんな顔もする

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やはりどこのエゾフクロウの雛も可愛かった

2015年7月30日 (木)

稚児ハヤブサ

 ハヤブサの撮影地から2kmのところに当麻町の道の駅「とうま」があり、石北本線の当麻駅がある、道の駅でスタンプラリーと当麻駅を通過する特急を撮影する。ここから39号線で比布町から旭川市のスタルヒン球場の隣にある護国神社に参拝、立派な土俵がある池の縁で探鳥するも目指す鳥の姿は見えず、この後に道の駅「あさひかわ」でスタンプラリー帖に押印して、東川町の道の駅「道草館」でスタンプラリー、その後にチゴハヤブサを探す、いつもの小学校の校庭にいたが今年は良い場面を撮らせてくれないで姿を隠してしまう。

 

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電線の上にいたのは♂なのか

 

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車で近づくも飛ばない

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電柱の上に♀のようです

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翌日の6月1日は♂が松の木ばかりが待つでなし、♀の準備を待つ

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飛ぶ気配かな

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飛び出した、松に待った 交尾の時が来た

 

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松に待った時が来たのだ

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ここは殿中でござる!思わず忠臣蔵のセリフが出てくる、校庭の前にある電柱では車は前に回れなく、これが本当の後尾から交尾を撮る

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雌は電柱の上 雄は校庭を横切るように飛んでいった。

前日のハヤブサは育雛中なのに稚児ハヤブサは今頃から盛んに電柱で交尾でした。

今週は飲み会で忙しかった、ご近所さんの奥様の誕生日会で飲み、昨日は久し振りの会社OB会で川崎のビヤーガーデンで11人参集しての横浜会の納涼会、皆さんこの一年、病気や加齢などで歳をとりましたが元気に乾杯して来ました。今日は毎年恒例のお寺の大施餓鬼会、そんなこんなで今日のブログがこんな時間になった。

 

 

 

2015年7月29日 (水)

2週間隔のハヤブサ給餌撮影

 5月28日は午前中に訓子府から野付半島ビジターセンターまで180km約3時間掛けて移動、探鳥するもベニマシコが見つからず、オジロワシ程度しか成果がない、午後から地元の別海町の鳥友Hさんに別海町役場で待ち合わせして、彼の自宅近くで抱卵しているタンチョウの撮影にボランティア活動の合間を縫って案内していただいて、道路際から5,6mの近くでの抱卵中を撮影した、感謝の気持ちを胸に抱き、また野付半島に戻り気楽に探鳥したが幻の町キラクと同じで成果は幻の如し。この日は標津町に泊まり翌日の29日も野付半島で気楽な探鳥を続けたが天候にも恵まれず、成果が乏しかった、夕方から約150km走り、網走の道の駅「流氷街道網走」に到着しここに泊まり。翌朝の30日は2km離れているJR網走駅で6時23分発、札幌行特急オホーツク2号を撮影、特急オホーツクは唯一のロシヤ語の特急名、先頭と後尾の車両が異なる特急車両。札幌に向かって最後尾が先頭で発車、途中の遠軽駅で先頭車両が先頭になって札幌に向かうと駅員に聞いたので、遠軽駅までJR営業キロ113km、道路は39号線と333号線を約100km走り追いかけた、遠軽駅到着8時07分、発車8時09分の時刻表ダイヤよりも約10分早く車は到着して遠軽駅で入場券を購入してカメラを構えていると最後尾の運転車両が先頭で入線して来た、発車時には札幌に向かって今度はジーゼル特急オホーツクの正規の顔が先頭になって発車して行った。特急オホーツクを見送った後は、遠軽町から比布町まで約130km走り、午前10時過ぎからハヤブサの給餌を撮影開始。
まだ産毛の白毛がある頃、5月30日のハヤブサ雛の給餌とこの二週間後のアカシヤの花が咲きはじめる6月13日の給餌の様子、この頃には幼鳥は飛ぶ練習をしていた。

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今年は雛が見え難い、雑草が巣穴の前にあり雛が餌をせがむような背伸びをしないと雛が見えない

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この頃の給餌は親が細かく捌いて雛2羽への給餌

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給餌中の親子がやっと見える巣の前にある雑草のカーテン

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給餌後の親の飛び出し

 

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雌雄のお気に入りの止まり木、まだアカシヤの花は咲かない

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アカシヤの花が咲き始めた6月13日、幼鳥が居る崖地の岩場を見守るハヤブサ

 

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旭川のTさんMさんのお二人にエゾフクロウ・クマゲラとここハヤブサの三ヶ所でご一緒して、大変お世話になりました。

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岩場の雛へ給餌の支度

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給餌への飛び出し

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給餌を待つ2羽の幼鳥

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親の給餌は大きい方の一羽だけ

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この頃になると餌を放り投げて親は飛び去って行く

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大きな餌を独占

 

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餌のない方は飛ぶ練習

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目の前の岩に飛び移っただけ、後方の幼鳥はまだ採餌中

 

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餌を貰えなかった方は黄色い花のなかで給餌を待つが・・・儚い夢か

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餌を待ちきれずに奪い合いが始まる

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アカシヤの中で親の休憩

餌を貰えなかった方も後で親が餌を運んで来た!

前日の6月12日クマゲラの撮影場所から約190km移動して来た、ここは午前9時前に雨が降り出したのでこれで撮影打ち切り、ご一緒していたMさんから丸瀬布のいこいの森、森林鉄道の本物の蒸気機関車が走っている聞いて、この後は丸瀬布へ撮影に出掛けた。

 

 

2015年7月28日 (火)

初参拝神社のエゾフクロウ

 北海道遠征中に毎日セコマの野菜サラダ効果なのか、医者からは毎月の検診で3kg体重を減らせと言われ続けていたが帰浜後の体重測定では想定外の5kgも減量していた。ところが猛暑で外出も殆どなく、毎日の日課がブログ書きだけとなり、CSの時代劇を見ながら目の前にある菓子類の間食も多くなり、セコマ効果もなくなり、帰浜後たった10日間でかなりリバウンドしたようだ。高濃度炭酸泉の泡風呂が売りの港北の湯に入ってきたが体重計に載ると既に1・5kgリバウンドしていた、痩身効果があると云われる強力ジエット水流のエステバスでお腹回りを中心に痩身を試みたがそう簡単には減量することはない。医者に実践を誓ったダイエット効果はまだ保持しているがこの増量ペースでは元の木阿弥になり兼ねない。ここのスーパー銭湯の人気は高濃度炭酸泉、皮膚表面に細かい気泡(炭酸ガス)が付いて皮膚から吸収されると、毛細血管が開いて血流がよくなり、血圧が下がるといわれる。これが人気でこの屋上露天風呂は混むのでここでは入浴は10分間に制限されている。もう一つは秋田県の玉川温泉の「北投石」よりも効果が高いガスタナーストーンを使用した「天然ラジウム鉱石ミストサウナ」がある。今回はこの二つよりも痩身効果を狙い、強力ジエット水流のエステバスにあったが、即 効果が出て、えーぞ腹LOW、エーゾ・不苦労・・・エゾフクロウとはいかなかった。
今日は北海道で初めて参拝した神社のエゾフクロウです。初日は洞の中に2羽いたが翌日は一羽が巣立ち、残りの一羽がまだ洞の中、巣立ち雛の三羽は雛並びの撮影は枝葉が多く、朝参拝したお賽銭効果もなく、粘る意欲もなく惨敗でした。

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洞の中に二羽の雛の頭が見えた

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一羽が姿を見せる

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中立ちした左足の横にもう一羽の雛がいるようだ

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全身立ち上がる、もう一羽が左足の横から覗いているようだ、ここまでが初日(5月27日)の撮影

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翌朝の親(やさしい顔なので雌と思われる)

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もう一羽別の木に親、こちらの木には雛が三羽いるらしいがよく見えない

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二羽の雛がいたが二羽でも顔が揃わない

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今度は右側が顔を向けたが・・・

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洞に残っていた雛が姿を現す

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朝日が射す8時頃は眩しそうな目つきである、これを最後にここを去る。
撮影日5月28日

 

 

 

 

 

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    2015年7月27日 (月)

    モモンガ騒動木(記)のクマゲラ

     ここは峠の山道、道端に営巣するクマゲラ、狭い山道はところどころに車がすれ違う待機場所があり、ここは山道よりも車一台分くらい開けています、開けたこの場所に北海道ではよく見掛ける、枝葉の少ない木肌が滑らかそうに見えるシナノキにクマゲラの巣穴があります。
    巣立ち間際の巣穴には雌の雛が三羽が育っています、三姉妹の雛です。

    シナノキに営巣する三羽の雛は「品」の字のように口が三つ、もし四羽ならば田んぼの田の字に見えるでしょうか?

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    明るくなった時間帯の給餌

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    品の字に見える三姉妹への嘴に雌親の給餌

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    口が三つで品良く、雛3羽とも雌です。大概は♂♀の雛ですが珍しいことに三姉妹でした。おや?♀親が下のモモンガの巣穴を気にしている様子です。

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    上がクマゲラの雛三羽が営巣する巣穴、約1m下の二つの穴は繋がっているモモンガの巣穴、雄が前日11時頃このモモンガに気が付いたが約3時間、二時過ぎまでアタックを掛けていましたがクマゲラの世界も雄は愛嬌で、雌は度胸のようです。♂はキョーンキョーンと大声で鳴きますがモモンガの巣穴の前で威嚇の格好だけでした。

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    給餌の後は雛が見ている前で気になるモモンガ攻撃

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    クマゲラ♀のモモンガ巣穴へのアタック、♂はここまで攻撃しませんでした、この日の攻撃は♀のみ、雌は度胸で雄は愛嬌の所以です。
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    モモンガの巣穴にアタックする♀

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    中で繋がっている小窓の方にもアタックを掛ける

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    営巣木の巣穴の約1m下にモモンガの巣穴があり、大きな方の穴からチラリと見えたモモンガらしき小獣が潜んで見えます 

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    はっきり見えないがモモンガらしきが見えます

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    雌の攻撃で巣穴の中の獣は見えなくなります、硬い木でも穴をあけるクチバシの威力を受けてはたまりません。これを恐れて夜行性のモモンガは穴の奥に避難か?

     

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    雌はここまで入りますがこれ以上は入りません、たぶん?中に入っては頭を振って槍のような武器となる嘴が思い切り使えません。

    こんな親の雌雄のお蔭で三姉妹は無事に巣立ちしました。

     

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    二番子の巣立ち直前、足の爪が巣穴の外に掛かりました

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    次の瞬間に二番子の巣立ち、大概の巣立ちは巣穴から下の方向へ巣立ちますがこの巣穴はあまり高い位置にないために上方に向かって巣立ちました。これも経験になりました。

     


    一番子は給餌後に♀親について24日5時37分に巣立ち。二番子は姿を見せただけで給餌せずに巣立ちを誘った♀親につられて6月25日6時27分に朝もやの中を巣立ち、これで現場を去りましたが三番子も午前8時前に無事に巣立ったと北の大地さんから後から聞きました。

     

    2015年7月26日 (日)

    ”珍”無精卵を捨てるクマゲラ

     北海道、北見山系の道有林の森。ここには樹齢100年を超えるようなエゾマツやトドマツの大木があります。クマゲラがつづら折りの続く山道の開けた処で営巣していました。昨年と同じ木で同じ巣穴、高さは10m以上、トドマツに開けた巣穴です。クマゲラの大きさは45cm、日本で最大のキツツキです。巣穴の前方が開けた処、巣穴の上下・周囲には枝がなく、表面が滑らかな樹木に巣を作ります。巣の大きさはクマゲラの大きさから推測すると縦径25cm、横径20cm、深さは60cmと言われています。クマゲラは巣穴に5、6個の卵を産み、オスとメスが交代で温めます。産卵から 抱卵期間は12~16日,育雛期間は24~32日といわれています。クマゲラの巣穴から雛が顔を出しての給餌はまだ始まっていません、5月26日はまだ小さいので親が巣穴の中に入っての給餌です。

    クマゲラは自分の卵(卵は卵形で,卵色は白色)を巣から出して捨てる行動がたびたび観察されるようです。初卵をオスが巣から持ち出して捨てるそうです。この話を最初に聞いたのは、札幌の藻岩山で四羽のクマゲラの雛を初めて観察した時に永年クマゲラを観察をしている地元のS氏から聞いたのが最初でした。
    この時は育雛後期に卵を捨てる行動も観察されている話はなかったが、今回はどうやら、何らかの理由で孵化しなかった卵、無精卵と思われる腐って黄変した卵を破棄したようです。ここのクマゲラに詳しいK氏が珍しい事象であると評していました。今日はこの珍ブログです。

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    午後2時頃、♂が給餌に来た!たぶんムネアカオオアリなどのクマゲラの大好物を運んで来たと思われます。

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    巣穴に入った後に普段見慣れない光景です。黄色い色の卵を咥えて出て来ました!クマゲラの観察で初めて見る光景です。

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    黄色い卵を咥えての飛び出しです。

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    飛び出しがいつもよりも低い気がします。最初は糞出しの糞のように思いましたがよく見ると黄変した卵です。無精卵が腐食して黄変したものと思われます。

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    雛が大きくなり巣の中が狭くなったのか、いつま経っても孵らない卵が邪魔になったのでこの日、見切りをつけて運び出したものと推察されます。

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    黄変した卵を捨てた後の最初の♂の飛来です。

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    普段と変わらない着木です。

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    巣穴の中での給餌後も普段と変わらぬ様子です。

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     またいつものように採餌に飛び出して行きました。

    この十年間に4羽のクマゲラの雛を3,4回観察しているので卵は4~5個が多いと思われます。一卵目を捨てた後の4卵が孵ると4羽が誕生しますがこのような無精卵があるなど何かの都合で2羽か3羽の雛となり、今年はここの雛は三羽です。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    2015年7月25日 (土)

    新緑のエゾフクロウ親子

     十年ひと昔というが、ひと昔前の冬の北海道へ初めて野鳥撮影に来た時も単独行動であり、エゾフクロウの洞はどこにあるのか全く知る由もなかった。
    タンチョウ撮影のついでに風の便りで聞いた塘路湖周辺まで足を延ばして、探し回りどこを探しても撮影場所はわからなかった。最後に塘路駅に寄って得た情報が茅沼の総合農園の森であった。森に着く前にここにはエゾフクロウのいる森の看板があり、一目でここがエゾフクロウが棲息している森と分かった。カメラマンは居なかったが雪の積もる林縁には人が踏みつけた小道が出来ていたので撮影場所は容易に分かった。
    クヌギ林の雪原に、一本だけくの字に曲がったように見える、椚の木の洞に一羽のエゾフクロウの成鳥が佇んでいたのを発見して、誰もいない雪の道で欣喜雀躍したものである。後からお客さんを案内してこられた、北の大地さんにここで初めてお会いした。
    苦労して探し当てたこの梟の森もここで冬に初めて見たエゾフクロウを過去に何回か夏に覗きにきてもいなかった。今年は5月24日に初めてここで親子を見たのである。過去の写真は雪原の中であったが今年は新緑と深緑の緑の中のエゾフクロウが撮れた。
    翌朝には雛は巣立ちしていたので巣立ち間際の間一髪セーフの親子の写真となった。

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    おや?親だけが洞から顔を出す、洞も年々成長するのか昔よりも大きく見える

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    次に親が洞の縁に立つと雛が出て来た

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    カメラマンが多く、三脚の立ち位置をいろいろ変えたが出遅れた(阿寒の梟に寄ってきた)のでなかなか良い場所がない、最初は前の木が気になり、ここは手前の枝葉で雛がよく見えない

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    ここは手前の木が前ボケとなり邪魔な気がする、なかなか親子の目線が一致こちらに向かって一致しない

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    そうこうしているうちに親子にソッポを向かれる

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    まだ親子の目線が合わないがこれでも良い方である。ここの縦位置のアングルはこんな感じ、洞のフクロウ親子でこんなに緑が多くある処はここしかない

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    親子が立ち位置を入れ替わって親のウインク

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    雛の欠伸(アクビ)?

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    9時55分、これが親子の最後の写真_dsc8098

    10時10分 親が森の中の木に移動して雛が洞に残る、この後は洞の中に消えて7時間も姿見せず

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    17:00 午前中から洞の後方から見守っていた親

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    17時11分 洞の中で寝ていたのか、7時間以上も姿を見せなかった雛が起きだして顔を出す

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    17時15分 洞の縁に立つ、これを最後に24日の撮影は終了する

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    5月25日 4時30分撮影開始時間には雛は既に巣立っていた

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    5月25日7時頃には椚の股の上の雛、洞が小さいので雛は一羽のようだ、これでここのエゾフクロウの撮影は終了となる。

     

    2015年7月24日 (金)

    コンデジ撮影のカワアイサ雛

     コンデジのNIKON COOLPIX S9500で5月21日音更で早朝から撮影した、直近二日間のブログの続きですが今日はコンデジの写真です。コンデジも画素数やISO感度などの性能が向上しているのでブログの写真としては、下手な一眼に引けをとらないようである。
    今年は桜が早かったがカワアイサの誕生も早かった。今年の二番目に孵化した16羽のカワアイサ雛のコンデジ版です。昨年5月25日に孵化した16羽の雛と同じ数であるが誕生が早かった。この雛たちと昨年同様に約1kmの道程を音更川まで同行した昨日の写真とは趣が異なります。

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    5月21日午前5時0分

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    午前5時01分音更町役場の池、コンデジの日付写し込みをセットすると撮影年月日と撮影時間が写しこまれているので便利である。

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    一時間後の6時頃に池の縁で休憩する一六羽の雛が三二羽に見える

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    親の背羽の上に競って載る雛たち

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    カワアイサは巣立ち直後から親からの給餌は一切ない、6時27分に日が射してきた来た池面で餌を求めて泳ぎ回る雛たち、だが池には雛たちの餌が少ない

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    親が水から上がると雛も同じように休憩時間

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    9時ごろには音更川へのルートを探し始める、カメラマンがカワアイサの前方を写真撮影で塞ぐので人のいない場所を探している。ここは音更神社の境内、参道にカメラマンが4,5人見える、一部の人が先回りして大鳥居の方にいるが途中でUターンした

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    音更川へ移動開始のようだ、親はよく見えるが雛たちは小さいので草花に隠れて見えない

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    コンデジを望遠にして撮影、16羽の雛が一列になって♀親の後に続く、まるで保育園や幼稚園の子供が保母さんの後に付いていく光景を彷彿させる

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    32分後には音更川河川敷の堤まで来た、ここまで国道・道道・町道など7,8本の道路をボランティアさんが車を止めるなどの交通整理でここまで来た、土手を上りパークゴルフ場を横切ると餌の豊富な音更川は目前である。

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    溝の金網を渡り土手を上るとパークゴルフ場である、昨年の16羽はここで土手を上って行ったが、ところがここで土手を上がらず、金網の上を渡った下の溝の中に降りてしまった。(コンデジの写真はここまで)

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    右上の孵化した千畳敷公園・音更神社・音更町役場の池から道道音更新得線(音更中央通)、国道241号(音更大通)など7,8本の道路を無事に横断してきました(この町内の案内板のある場所まで来た)

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    土手(堤)の上はサイクリングロードここを下りるとパークゴルフ場(ここからは一眼レフカメラ)

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    親の後を16羽が斜面をパークゴルフ場に向かって、前の雛に続いて下りて行きます

     

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    広いパークゴルフ場OB杭の脇を行進する16羽の雛、一列の長い行列が川に近づくと崩れて横に広がりをみせる

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    パークゴルフを楽しむ町民のおじさん達を尻目を目前の音更川へ

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    午前10時ジャスト、対岸に向かって泳ぎ始める。音更川に来るまでに落伍した雛ゼロで今年も16羽は無事到着、午前9時に出発してここまで丁度1時間の大移動でした。ボランティアさんお疲れ様でした。

    2015年7月23日 (木)

    カワアイサの花道

     「男の花道 」「演歌の花道」「引退の花道」など「~の花道」はよく目にし耳にする言葉である。花道の本来の意味は、歌舞伎の劇場で舞台の下手から観客席を縦に貫く通路のことである。歌舞伎役者などがが登場したり、退出したりするときに用いる。人気役者の見せ場が花道である。
    熱戦が続く大相撲名古屋場所が興行中であるが、支度部屋から土俵までの通
    Nagoya_floor路も「花道」といわれる。会場の愛知県体育館の特設の土俵に通じる4本の花道があるが土表の四方の角に通ずる4本の通路のうち、とくに力士・行司・審判委員が土俵に向かう裏正面寄りの東西の通路を「花道」という。
    ここでの花道は16羽の雛が音更川に移動した5月21日に撮影した文字通りの花の道である。

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    午前9時頃にニリンソウの咲く中を音更川に向かって出発

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    最初に渡る道路は道道の音更中央通、ボランティアさんが交通整理を始める、待ち構えるカメラマンの前を堂々と渡り始める

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    9:03分、カワアイサが親を含めて17羽が道道音更新得線を堂々と行進、カワアイサの雛がデビューする花道!

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    9:09分、黄色い花が咲く町内の民家の庭先を横切る、通り抜け御免のご一行

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    タンポポのような黄色い花咲く、お隣の軒下伝いに一家の行進、苦手な猫がいなくて勿怪の幸いなり

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    手入れの行き届いたお庭、芝桜咲くお宅で芝さくら見物、これもカワアイサの花道

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    国道241号音更大通に向かってキク科の黄色い花の中を行進、小さい雛が見えない、歩き辛いと雛から非難が出ているのかキクことは出来ない

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    9:15分、雛にとって最大の難関、交通量が最も多く、タンポポが見送る幅の広い国道241号(音更通)起点弟子屈町・終点帯広市を渡り始める、カワアイサ雛の沢山の腹が見えるが見ている方もハラハラドキドキ

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    9:17分、一番小さいのが歩道に上がれず、置いてきぼりで横に走り、なきわめく、すかさず交通整理のボランティアが助ける一幕もあった、やはり雛にとっては難関の国道241号、この後はカワアイサが私有地の森の中を進むので撮影不可

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    9:48分、溝の中を行進、菜の花などの黄色い花の中を行進

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    9:51分、今度はワタスゲの中を行進

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    パークゴルフ場のツツジの花の横を行進して音更川はもうすぐ

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    パークゴルフ場の緑の絨毯を行進して、ティグランドの前を横切り、OB杭を抜ければ音更川は目前

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    10時、音更町役場前を出発してからここまで一時間、音更川の対岸に到着して、大願成就!

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    10:03分、音更川の流れは早い、水の流れに乗りながら菜の花の咲く下で親をはじめ雛たちの採餌が始まる、帯広市近くの蓬莱橋を過ぎると河口は十勝川に合流している。孵化後二日目の雛はどこへ流れていくのか?生存率が低いから雛の数が多い、一説によればその日の内に半減してしまうとか?成鳥になるのはそのうちの一羽か二羽?程度と言われる厳しい自然環境が待っている。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

       

       

    2015年7月22日 (水)

    カワアイサ雛16羽

     ふた月前の5月21日、北海道の朝は早い、日の出前の暗いうちから5,6人のカメラマンが池の縁に三脚と椅子を据えて既に待機していた。昨年の経験から山勘で撮り易そうな石の後ろに三脚をセットした。それが当たった、一枚目の写真は早朝3時55分から前方の石の上にいたカワアイサの撮影を開始した、池の上にある千畳敷公園で20日に孵化して、音更町役場の池にいたカワアイサ16羽の雛です。

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    5月21日午前3時55分、♀親と16羽の雛は孵化した20日の内に音更川に行くことなく、滝の前で♀親と一緒にここで夜をすごしていた。

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    4時11分池の中で雛たちの採餌の様子、親は給餌は一切しない、孵化直後から雛は餌を求めて泳ぎ回る

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    5時41分、雛の採餌の様子

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    5時46分♀親の背なかに載って甘えて?いるのもいる、もしかすると一番小さいバチッコかも?

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    二羽も親の背羽に乗った

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    5時48分、暗い足元の三脚の下に近づく雛、あまり餌がないので人も恐れず餌さがし?

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    6時6分、休憩中の親子に近づくカワアイサ♀若、警戒する親子

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    6時22分、これでもノントリの大きさ、餌取で池の縁に近づいてきた雛

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    親を取り囲んで狭い水路を泳ぐ雛

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    対岸の石の上で休憩する雛

     

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    また雛一羽が乗る、一羽しか乗らない、一羽しか乗せない、どれが正しい表現か?

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    6時24分、周囲の木々の緑が映る池に雛が泳ぐ、小さな水輪が出来る

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    6時25分、餌探しの雛がまた近づいてきた

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    この親は雛を背に乗せるのが嫌いなのか?三羽乗せた写真が無い

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    雛にお説教しているように見える

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    ここでもお説教なのか、教育なのか?

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    後方からの背乗せを写す

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    たぶんいつも同じ雛が乗っていると思われる

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    7時56分、雛の泳ぎ

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    雛に興味津々の若いカワアイサ♀が近づくのを警戒する♀親

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    いじめ?に遭う雛と若いカワアイサ♀

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    池の最後は8時30分頃、最初にいた滝の前、朝の石の上で雛を温めながら近づいてきた若いカワアイサ♀を威嚇する、これが池の中での最後の写真、この後は陸にあがり、音更川へのルートを探して9時頃に音更川に向かった。

     

    2015年7月21日 (火)

    タンチョウの親子

     遠征中は48日間ブログをアップした、今までの北海道遠征にないことである。今年は殆ど野鳥撮影をさぼっていた裏返しのようである。WiFiなど通信事情と電源を考慮すると最大限の努力をしたと自負している。旅先では制約条件が多く、写真の選択と編集がイマイチであった思っている。ところが自宅では旅先の苦労を忘れて少しはマシなブログになるかと思うがそうとは限らないのである。今日で6日目の朝を迎えたが旅先と変わらぬ出来具合の平凡なブログとなっている。過去を記録することも大事なことだと自らに弁明しながら、旅の思い出を書き綴っている今日この頃である。
    釧路丹頂自然公園で4月25、26日に孵化したと思われる丹頂鶴雛の孵化後4週間程度の親子の様子。タンチョウの雛も4週間ではまだ可愛いが、今頃は親と同じ大きさとなって飛翔訓練中と思われる。
    撮影日5月20日晴天

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    大きな給餌 

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    親が外敵を警戒?

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    タンポポの脇で座り込み

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    ♀のストレッチと見守る雛

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    水場の給餌

     

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    ♀の給餌を待つ雛、まるで上げ膳据え膳

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    雌雄の見守る中で雛の採餌

     

    2015年7月20日 (月)

    JR釧路駅

     どうやら関東も梅雨が空けたようだが、関東の梅雨を避けて、二ヵ月間の北海道で野鳥撮影の傍らに俄か鉄ちゃんが二番目に来た駅は花咲線終点の釧路駅です。滝川駅ー根室駅間は根室本線。釧路ー網走間は釧網本線、ノロッコ号はこの釧網線の塘路駅まで往復している。
    撮影日5月19日

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    道東の主要駅として堂々とした駅舎であった

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    自動改札口

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    釧路駅を発着する特急時刻表

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    この時間帯は特急もノロッコ号の発着がなかった

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    帯広行普通車 キハ40型気動車

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    運転席

     

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    ノロッコ号の幟が林立する3番線

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    車体に北海道軌道施設工業株式会社と読める、JR北海道の子会社、軌道の検測、工事、土木工事および保線機械業務などを行い、線路を総合的に保守する子会社。

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    除雪車

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    朝の根室駅で見たルパン三世ラッピングトレインが釧路駅に入線して来た、今度は釧路ー厚岸間

     

    2015年7月19日 (日)

    花咲線のルパン三世フルラッピングトレイン

     昨年と一昨年は二股を掛ける北の旅であった。二股を掛けると言っても子供の頃に見た、博徒や芸人が諸国を股に掛けて旅をする股旅映画とは異なり、野鳥撮影をしながら道の駅のスタンプラリーに参加したのである。

     

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    2013年は表紙が少し汚れているが、雨天の日に閉館時間の5時直前にスタンプを押した直後に道の駅・オホーツク紋別の玄関前のスロープで転倒した時に右眉の上を5針縫う傷と右手首の関節を骨折した時に持っていた証である。この年は40ヶ所の道の駅のスタンプをゲットした。

     

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    2014年は10ヶ所増えて、50ヶ所の道の駅のスタンプをゲットした。過去二年間は抽選でプレゼント賞品がもらえる権利を得たが応募はしなかった、スタンプラリーに参加して応募資格を得た自己満足で終わった。

     

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    2015年は北海道・道の駅115駅を完全制覇目前の鳥友に触発されて、当初は昨年よりも10駅増やす、60駅を目標にしていたが途中から70駅を目標に変えた。70駅以上は115駅の1/2以上であり、完走賞に次ぐ道の駅賞に応募できる。

    日本語には三股旅は辞書にはないが今年は三つ目に「撮り鉄」に挑戦した、鉄ちゃんと言っても「俄か鉄ちゃん」で野鳥撮影の場所に近接したJR駅や通りすがりのJR駅に寄って、入場券を求めて駅構内の写真撮影をする鉄ちゃんの初心者である。

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    今年の北海道の最初の訪問地は根室市の千島桜で有名な清隆寺。写真は観光用の絵葉書である。満開ならば樹齢150年以上と言われる日本では一番古木の千島桜が見られるはずであったが、平年ならば5月中旬~下旬に見られるところが今年は開花が早く、到着日の5月18日には葉桜であった。
    5年前に根室港から歯舞・色丹クルーズに乗船してエトピリカを撮影した記憶をたよりに根室港を見物、船名が「えとぴりか」を発見、マスコットにエトピリカが描かれていた。

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    根室港で見つけた船名がえとぴりか

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    明治公園の国内で二番目に古い3基の煉瓦造りのサイロ、明治乳業の文字がかすれて見える、国の有形文化財に登録されて、街の名所となっている。根室市内観光の後は俄か鉄ちゃんに変身して根室駅へ

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    根室駅構内の案内板

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    根室駅の切符売場とプラットホーム(一本しかない)

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    ホームの反対側の道路から撮影した駅舎とプラットホーム

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    駅舎から約100m後方にある根室本線(根室ー滝川)、愛称は花咲線(根室ー釧路)の線路の終点表示

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    道路側から撮影した花咲線の車両ルパン三世フルラッピングの反対側

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    根室本線の特急は釧路発、釧路まではワンマンカーで接続する、8:22発のルパン三世ラッピングトレインに乗車すると10:45釧路着、11:22発のスーパー特急おおぞら6号に乗り換えて札幌に15:36着となる。

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    ホームで撮影した釧路行ルパン三世ラッピングトレイン全面

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    このラッピングカーはキハ54型気動車と確認できる

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    フルラッピングトレインの後方部分(根室駅に向かう時は前方)

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    釧路行のワンマンカーの発車、後尾は先頭と同じデザイン

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    納沙布岬は前日にシノリガモを撮影したが車石はパスした

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    エトピリカが出迎える根室駅、日本最東端の駅は隣の東根室駅と言われるが時間がないのでこの後は釧路方面に戻ることにした。これが俄か鉄ちゃんの初仕事?であった。

    ルパン3世のラッピングは、花咲線の沿線の浜中町出身のモンキー・パンチ氏の代表作、その縁で花咲線の魅力づくりと沿線活性化を図る目的で平成24年からラッピングを実施している。

    撮影日5月19日

     

     

     

     

    2015年7月18日 (土)

    晨鴨(シノリガモ)

     今年の北海道で最初に野鳥撮影したのは納沙布岬灯台の断崖の下にある岩の多い海岸の晨鴨(シノリガモ)であった。
    なぜ?真っ先にここに来たのか!時計の針を二ヵ月前の5月18日に戻すと。野鳥撮影を始める前は沖縄から北上する桜の花を追いかけていた、野鳥撮影を始めた後もサクラにはこだわりを持っていた。日本一遅く咲く桜として有名な根室市内の清隆寺へ、苫小牧から460kmを8時間走り続けて、エゾフクロウやクマゲラのポイントをわき目も振らず、一目散で駆けつけたが今年の千島桜は観測史上1位の早い開花でした。北海道の桜も早かったと聞いていたが、千島桜は昨年も平年よりも早かった、今年は5月6日に旧根室測候所の標準木で千島桜の開花を確認して、開花宣言をしたそうです。今年の開花は昨年の5月13日に比べ7日早く、平年値(5月18日)に比べ12日早い開花でした。昨年も見損なった日本最大の樹齢150年の
    清隆寺の千島桜を二年連続での空振りとなった。昨年は千島桜の見物を諦め切れず、根室市内から納沙布岬方面へ13km北上した歯舞漁港近くの個人のお庭に咲く、古木は約百年と言われる、百本の千島桜を見物させて戴いたので、今年も根室市歯舞地区へ移動して件の千島桜はまだ蕾あり、五分咲きあり、満開ありのチシマザクラを観賞した。
    千島桜を堪能した午後3時頃に約10km先の納沙布岬灯台まで足を延ばして、灯台に隣接する野鳥観察舎(ハイド)の中からシノリガモの群れを撮影した。JR根室駅から約35分、この納沙布岬灯台は明治五年の北海道最古の灯台、本土の最東端であり、一番早く朝日が見れる場所として、元日には初日の出を拝む多くの人で賑わうスポットで有名である。

    納沙布岬灯台下で冬鳥のシノリガモが波乗りをして群れていた。

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    目先の上下と耳羽に白斑が見えるので♀の群れのようだが♂の幼鳥は♀に似ていると言われる

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    ♀の真ん中に♂が一羽見えた、成鳥なのか若鳥なのか

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    手前の♀の羽ばたき

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    ♂が先頭で波乗り
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    ♂を中心に♀が取り巻く?

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    海中に岩礁が多い灯台下は難所である、昔ここに来た時は難破船が岩礁に引っ掛かっていた光景を思い出す、海中の岩礁に波が砕ける。

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    ♂の目の前で♀の羽ばたき

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    ♂が先頭で♀の群れを引率?
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    冬鳥のシノリガモがここに群れているのはここは繁殖地?岩の多い海岸が繁殖地と言われるのでこの灯台下はそれに該当する岩礁や岩の隙間が多いので営巣場所に適しているように見える、もしかするとここは繁殖地かな?それとも偶然に岩礁に取り付く貝類や甲殻類などのエサ捕りに寄ったのか?

     

    2015年7月17日 (金)

    八尾鳥

     新大関照ノ富士の登場などで話題性もあり、大相撲人気が復活している。この名古屋場所は17年ぶりの15日間満員御礼が確実視されているとスポーツ紙が報道している。四年前の八百長問題の発覚で2011年春場所の開催中止から低迷していた相撲人気がここまで復活した、その一助に「スー女」「スージョ」と呼ばれる、こよなく相撲を愛する、相撲女子フアンの台頭があると思われる。昨年はプロ野球のカープ女子、今年は大相撲のスージョである。首位で折り返したベイスターズも観客動員数が21・7%の大幅増、浜スタで見かけるベイ女の増加効果だろうか。

    ところで誰れもがお馴染みの八百長、はじめは相撲用語として使われていたが、時代を経ていわゆる「不正」「インチキ」の総称として使われるようになった。
    八百長の語源由来をあらためてネットで検索すると
    八百長は、明治時代の八百屋の店主『長兵衛(ちょうべえ)』に由来する。
    長兵衛は通称「八百長」といい、相撲の年寄『伊勢海五太夫』の碁仲間であった。
    碁の実力は長兵衛が勝っていたが、商売上の打算から、わざと負けたりして勝敗をうまく調整し、伊勢海五太夫のご機嫌をとっていた。
    のちに勝敗を調整していたことが発覚し、わざと負けることを相撲界では「八百長」と言うようになった。
    やがて、事前に示し合わせて勝負する意味も含まれるようになり、相撲以外の勝負でも「八百長」という言葉は使われるようになった」

    今日は八百長の語呂合わせから八幼鳥→八尾幼鳥→八尾鳥(ヤオチョウ)の話である。幼鳥八種の通称を八幼鳥では呼び難いので八尾鳥と呼ぶことにしたがこれこそ今日のタイトルは八百長かもしれない。

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    ヤブサメの幼鳥と思われる、この水場では一番小さい11cm、ネズミのような動きで毎回出てくる時はオドオドしながら茂みの中から短い尻尾で出てくる、他の野鳥がいると直ぐ茂みに戻る臆病なヤブサメ

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    よく現れたキビタキ♂幼鳥なのか若鳥なのか、黄色い眉斑も細く薄い、頭から背、雨覆と風切に褐色羽が見える

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    クロツグミ♂幼鳥かな?胸は黒い部分が少なく、白っぽい。羽には褐色が残る

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    キバシリ 全体に幼鳥の黄色味が残りお腹は白く見えない

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    シロハラゴジュウカラ 腹の白味が濁、下腹部か下尾筒にかけての薄茶色の部分が見えない、足も成鳥のように赤黒く見えない、薄い肉色をしている

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    ヤマガラ 全体の色が薄く、特徴ある胸のオレンジ色が殆ど見えない

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    北海道に棲息するハシブトガラ、どこでも見かけるセンダイムシクイの幼鳥同士が池ノ上でばったり

    撮影地支笏湖野鳥の森、7月13日撮影

    2015年7月16日 (木)

    大瑠璃の幼鳥

     オオルリはウグイス・コマドリとともに声の良い鳥として「日本三鳴鳥」の一つにあげられているがまだ可愛い幼鳥です。朝6時21分~24分まであまり動かず、鳴かず、水場にも入らず、静かに飛んで行きました。

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    支笏湖畔、国民休暇村の入り口から50mにある野鳥観察舎で7月13日早朝からの観察中に撮影。

    2015年7月15日 (水)

    七夕伝説のカササギ

     七夕は一週間前に終わったが七月七日の七夕の夜「鵲の橋」のつくるという、古代中国の伝説がある鳥である。牽牛、織女の二星の、年に一度の逢瀬のために、鵲は翼をならべて天の川に橋をつくる。男女の契りの橋渡しをするという。
    このカササギも一七世紀に朝鮮半島から九州に持ち込まれたが、どうゆうわけか北海道に棲息している。年に一度の北の旅の最終便はこのカササギで締めくることにした。もうすぐ大洗港に到着する。

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    草地のカササギ

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    車が近すぎて飛ばれて仕舞った

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    鉄柵の上の番かな?

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    柵越えに飛んだ、野球ならホームラン

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    生垣の上、フロントガラス越しに撮ったのでピンが甘い

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    グランドの番

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    近いが電話線の上でした

     

                            

     

    2015年7月14日 (火)

    クロツグミ

     アカモズの次に寄った、いつもの探鳥コース、支笏湖野鳥の森・野鳥観察舎、ここではクロツグミの雌雄と幼鳥なのか若鳥と言うべきか複数のクロツグミに遭遇した。

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    水場の近くの木にとまる、森の中はまだ薄暗い午前6時半

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    あたりを見回してから池の縁におりる

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    水浴びの開始、水場はもっと暗い中での水浴び

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    羽が濡れると情けないように見える

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    雌も水浴びに来た、混浴を期待するのは世の習いだが期待にそぐわず

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    ♀の方が気持ちよさそうに落ち着いて水浴びする

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    幼鳥なのか若鳥なのか?どこから区別するのか??

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    側面の水浴び姿

     

    本州のクロツグミは何回か?撮ったが北海道のクロツグミは初かも知れない?それも雌雄と幼鳥を同時に、北の大地の旅の終わりに、今日は北海道の最終日となる14日の夕方便フェリーの乗船である。乗船前の波の高さは2・5mであったがどうなることやら。
    関東の梅雨を逃れて来たが、そろそろ梅雨空けの時期と思われる。
    ありがとう二ヶ月間の北海道。明日からは写真の本格的な整理と編集が始まる。そうそうに画像編集ソフトを購入して、下手な写真を少しでもメィキャップしたいものだ。

    2015年7月13日 (月)

    アカモズの給餌

     今年の北海道は天候には恵まれている方では無かった。それが7月8日から五日間も快晴が続き、ブログをさぼり三日間は観光と撮り鉄、それに道の駅スタンプラリーの観光旅であったが四日目は真面目に鳥撮りでした。昨日からの続きのアカモズの給餌です。

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    草原の灌木にアカモズの幼鳥が親からの給餌を待つ!

     

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    そこえ親が餌を持ってきた!後頭から背羽・上筒尾まで赤いアカモズのうしろ姿

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    これが給餌の瞬間!これをとり逃がすと万事窮す

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    餌の昆虫は何でしょうか?赤茶色でテントウムシに似ている虫、名前が不明であるが無視して次に進む

     

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    頬張る幼鳥のクチバシに虫が見えます、目が光ります、満足そうな目でしょうか

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    給餌の直後、幼鳥の方が大きく見えます

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    親子はそれぞれ満足して尻尾を振る

     

     

     

    2015年7月12日 (日)

    赤百舌

     北の大地の旅の後半で毎年出会いがあるアカモズ、今年も子育て中のアカモズに出合いました。頭頂から背・肩羽・腰・尾までが赤茶色の雄の成鳥との出合いでした。
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    明るい林や低木のある草地で子育て中でした

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    餌を咥えて警戒時に鳴く「ギチギチギチ」と大きな鳴き声をしています

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    尻尾をフリフリ警戒時の鳴き声

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    近くに営巣しているらしい?

     

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    天辺に上って鳴きつづけます

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    お邪魔の様ですが写真を撮らせて貰いました

    2015年7月 8日 (水)

    猪独活のオオジュリン

     夏鳥として北海道の湿原や草原・葦原などで繁殖しているオオジュリンです。

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    車の中から撮影中に目の前のシシウドの上に来ました

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    花に来る虫を待っているのか、向きを変えてカメラを無視していました。

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    ハマナスの木にいましたが遠かった(これはトリム、他はすべてノントリ)

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    雑草の中の牧草にもとまります

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    シシウドの傘の下

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    カメラ目線もこちらを無視するかのように虫さがし

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    次の瞬間にはシシウドの上にいました

    シシウドの小さな花が傘状に集まった花序はセリ科の特徴である、その上にオオジュリンが鎮座です。

    2015年7月 7日 (火)

    サロベツ原野のアオジ

     シマアオジかと思ったら、残念ながら只のアオジです。

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    エゾニュウに乗って背中を見せるのは誰だ?

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    回り込んだらかえって草の陰で見えない、ここで飛ばれた

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    エゾカンゾウの上に来た、シマアオジならば最高!

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    アオジでどうもすみません

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    どうやら花にピントを取られたようです

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    向きを変えてようやくピントの主役に、シマアオジはエゾカンゾウには負けませんがアオジは黄色い花に負けます

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    エゾカンゾウの花とアオジでした

    2015年7月 6日 (月)

    サロベツ原野のシマリス

     サロベツ原野で巨大な草木の蝦夷にゅう(高さ1-3m、花期7-8月に白い花が咲く)の花の上にとまるノゴマやノビタキを撮影中に枯れた蝦夷ニュウの上に何やら動くものがいた、エゾニュウの枯れた種子なのか実なのか?採食していたのは可愛いシマリスでした。こんなものを食べるのは初めて見る光景であった。

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    エゾニュウの枯れ木にシマリスを発見

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    枯れたエゾニュウのどの部分を採食しているのか?

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    食事中に背中を見せる三本の黒い縞が見える

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    またこちら向きで採食

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    縦どりしてみた

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    食事が終わった様子?

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    食事後はスルスルと枯れ木伝いに降りて草原に消えた

    2015年7月 5日 (日)

    シマアオジその2

     巡り合わせなのか撮影地からの移動日に青空が見え、久し振りにお天道様がオホーツク街道の上で輝いている、一週間ぶりの晴天である。前回は知床からサロベツへ大移動した6月29日も今日のような晴天であったが撮影日の翌日から曇りや雨となり、朝から小雨の日も多かった。
    今日は途中寄ったワッカ原生花園は花の旬は終わり、小鳥たちもあまり見られず、また薄い靄がかかり長居は無用なワッカであった。次に寄ったカーリングの町常呂で初めて白い建物のカーリングホールを見学、ホール内の両サイドの目立つ常呂に見覚えのあるアルゴグラフィック社のロゴがあった、オリンピックで活躍した本橋麻理選手の率いる地元のチーム、ロコ・ソラーレを応援して、社会貢献している会社である。
     昨日まで長居したサロベツ湿原のシマアオジ、今年もなんとか撮れました。

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    _dsc0030

    新調したPCにはまだ画像編集ソフトが入っていないのでカメラの中でトリミングした画像です。今日は道の駅メルヘンの丘めまんべつ、からフリーのWiFiで作成。移動日は道の駅のスタンプラリーと俄か撮り鉄の股旅しながらまた旅を楽しんでいる。

     

    2015年7月 4日 (土)

    シマアオジその1

     昨日の続きです、今日は一ヶ所で撮ったシマアオジのいろいろな表情です。サロベツ湿原(原生花園)のシマアオジです。

    _dsc9408_2

    花の盛りが過ぎたエゾカンゾウの上にシマアオジ

    _dsc9429

    ???

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    囀り

    _dsc9511

    左向

    _dsc9514

    毛づくろい?

    _dsc9521

    右向き

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    羽広げ

    _dsc9530

    尻尾も上げて

    _dsc9536

    右むいて

    _dsc9546

    カメラマンにお辞儀する?ような毛づくろい

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    お尻をあげてフン?

    _dsc9562

    また囀る

    2015年7月 3日 (金)

    サロベツ湿原の野鳥

     四日連続雨の天気予報にうんざりしています。サロベツに来てからまだ一度も利尻富士を見ていません。
    雨の止む間を縫って早朝に撮影したサロベツ原生花園の小鳥です。600mmレンズが故障して400mmレンズでの遠い小鳥の撮影です。

    _dsc0017

    シマアオジ、一番近くで撮れたが花なしで話にならない!

    _dsc0020

    エゾカンゾウのシマアオジ

    _dsc0024

    花園のシマアオジ

    _dsc0014
    ツメナガセキレイ、お腹が黄色いので一瞬シマアオジと勘違いする

    _dsc0018

    ホオアカ

    _dsc0016

    灌木の上で囀るマキノセンニュウ

     

    _dsc0022

     

    ノビタキ

    _dsc9697

    ビンズイ

     

    その他にノゴマとオオジュリンは逆光・空抜けでした。ここではシマアオジ以外は狙いの野鳥ではありませんので数カットのみの撮影に徹してひたすらシマアオジを探しました。

     

    2015年7月 2日 (木)

    ツメナガセキレイの餌とり

     

     7月に入ってもサロベツは毎日雨が続きますので豊富温泉で温泉とPC作業で暇をつぶしています。先日の晴天の日撮影したツメナガセキレイです。空中に飛んでいる餌の虫を捕るツメナガセキレイの素早い動きにカメラが追い付けません。

     

    _dsc1106

    熊笹の中に黄色いお腹はツメナガセキレイ

    _dsc1219

    笹の中で虫取りの待機

    _dsc1438

    空中でひねりを入れる難度C

    _dsc1439

    カメラも追いつけず

    _dsc1461

    飛び出し

    _dsc1181

    青い虫は地上での餌取成果でしようか、これから給餌前にカメラに近づく、餌の虫が沢山、見せびらかしか?

    2015年7月 1日 (水)

    原生花園駅

     知床峠からサロベツへ移動中の6月29日、俄か鉄ちゃんとして撮り鉄でした。釧網本線の原生花園駅は夏季は臨時停車します。

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    後方の山は斜里岳

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    小さな駅舎

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    網走方面の景色

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    プラットフォーム

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    _dsc8000

    駅舎の周囲に咲く花

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    後方はプラットフォーム

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    原生花園の中を網走方面へ入線する車両

    _dsc8023

    到着

    _dsc8030

    観光客が見送る中を網走方面へ発車

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