晨鴨(シノリガモ)
今年の北海道で最初に野鳥撮影したのは納沙布岬灯台の断崖の下にある岩の多い海岸の晨鴨(シノリガモ)であった。
なぜ?真っ先にここに来たのか!時計の針を二ヵ月前の5月18日に戻すと。野鳥撮影を始める前は沖縄から北上する桜の花を追いかけていた、野鳥撮影を始めた後もサクラにはこだわりを持っていた。日本一遅く咲く桜として有名な根室市内の清隆寺へ、苫小牧から460kmを8時間走り続けて、エゾフクロウやクマゲラのポイントをわき目も振らず、一目散で駆けつけたが今年の千島桜は観測史上1位の早い開花でした。北海道の桜も早かったと聞いていたが、千島桜は昨年も平年よりも早かった、今年は5月6日に旧根室測候所の標準木で千島桜の開花を確認して、開花宣言をしたそうです。今年の開花は昨年の5月13日に比べ7日早く、平年値(5月18日)に比べ12日早い開花でした。昨年も見損なった日本最大の樹齢150年の清隆寺の千島桜を二年連続での空振りとなった。昨年は千島桜の見物を諦め切れず、根室市内から納沙布岬方面へ13km北上した歯舞漁港近くの個人のお庭に咲く、古木は約百年と言われる、百本の千島桜を見物させて戴いたので、今年も根室市歯舞地区へ移動して件の千島桜はまだ蕾あり、五分咲きあり、満開ありのチシマザクラを観賞した。
千島桜を堪能した午後3時頃に約10km先の納沙布岬灯台まで足を延ばして、灯台に隣接する野鳥観察舎(ハイド)の中からシノリガモの群れを撮影した。JR根室駅から約35分、この納沙布岬灯台は明治五年の北海道最古の灯台、本土の最東端であり、一番早く朝日が見れる場所として、元日には初日の出を拝む多くの人で賑わうスポットで有名である。
納沙布岬灯台下で冬鳥のシノリガモが波乗りをして群れていた。
目先の上下と耳羽に白斑が見えるので♀の群れのようだが♂の幼鳥は♀に似ていると言われる
♀の真ん中に♂が一羽見えた、成鳥なのか若鳥なのか
手前の♀の羽ばたき
♂を中心に♀が取り巻く?
海中に岩礁が多い灯台下は難所である、昔ここに来た時は難破船が岩礁に引っ掛かっていた光景を思い出す、海中の岩礁に波が砕ける。
♂の目の前で♀の羽ばたき
冬鳥のシノリガモがここに群れているのはここは繁殖地?岩の多い海岸が繁殖地と言われるのでこの灯台下はそれに該当する岩礁や岩の隙間が多いので営巣場所に適しているように見える、もしかするとここは繁殖地かな?それとも偶然に岩礁に取り付く貝類や甲殻類などのエサ捕りに寄ったのか?
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