留萌本線終着駅増毛の観光
今年の北海道はあまり天候には恵まれず、紋別から稚内に移動した日は天気が良かったが翌日の6月晦日は雨でサロベツ原生花園へ移動してもカメラを担ぐ気にはならず、この頃は600mmレンズはハヤブサの撮影中にAFが効かない故障により、400mmと三型の三脚の軽い装備である。7月初旬のサロベツは天候が優れず、利尻富士は一度も見ることはなかった。
一日中豊富温泉ふれあいセンターで過ごした日もあった。ここは電源と温泉館内のWifiに接続出来るので朝8時半から夜9時まで温泉・PC・昼寝などが出来る、レストランで食事もできる、65歳以上は一日居ても入浴料は380円で済む。7月1日も9時ごろから雨が降り出し、この日は道の駅巡りに決めた。サロベツ湿
原から日本海沿いを走ると幌延のオトンルイ風力発電所の巨大な風車が林立する街道を飛ばすと天塩河口大橋を渡るとオロロンライン(天売国道232号)に合流すると間もなく、天塩町の道の駅「てしお」、次は丘の上にそびえ建つ遠別町の「富士見」、利尻富士が良く見える道の駅に付けられた名称も見えなければ只の道の駅。ここから4km南下すると金浦原生花園、既に花は終わり熊笹ばかり、横目に見て通過。初山別村の「☆ロマン街道しょさんべつ」羽幌町の「ほっと♡はぼろ」天売島には二回渡ったが何年にまるか思い出せない、風力発電の苫前
町の「風W(ふわっと)とままえ」、小平町の「おびら鰊番屋」、道の駅の内部に大漁旗が処狭しと並びヤン衆のいぶきを感じる、隣の重要文化財旧花田家鰊番屋は明治37年の建築、道内屈指の規模で漁夫や船大工など200人あまり収容していた鰊番 屋であった。
ここまで来たので留萌本線の留萌駅と終着駅、増毛駅まで足を延ばした、増毛からあと100km日本海沿いに石狩方面に南下すると札幌市である。
サロベツへの帰路は小平町の手前から蕎麦の生産量日本一の幌加内町に向かい道の駅「森と湖の里ほろかない」で7つ目のスタンプラリー、蕎麦街道とも言われる、昔クマゲラを撮影した朱鞠内湖道立自然公園の脇を走り、美深町の道の駅「びふか」が8つ目、この日の最後に予定していた中川町の道の駅「なかがわ」に到着したのは午後5時10分、ここは5時で閉館で10分差でスタンプが間に合わなかった、非常に残念に思う山道のドライブとなった。豊富町から二日後にわざわざ豊富からここえ往復100kmの道程をスタンプを押しに来た、こんな無駄が何回もあったのが今回の北海道のスタンプラリーである。
留萌駅前の駐車場(無料)
改札口、留萌本線は函館本線の深川駅と増毛駅66.8km間の単線
発車時刻表は終点の増毛方面5本、深川方面9本、到着時刻は増毛方面より7本、深川方面より8本
1999~2006年に運航していたSLすずらんのエンブレム、NHKテレビ小説の「すずらん」にタイアップして運航していた。
二面二線の留萌駅のホーム、撮影時には入線はなかった
終着駅増毛の線路の終点、観光バスが駐車していた駐車スペースからの撮影、物寂しい感じの終着駅、哀愁列車が来るような・・・
一面一線の増毛駅のホーム、ここが終点、ニシン漁で流行っていた面影なし
ホームから駅舎側を撮影、ピンク色の観光バスはノスタルジックな増毛の街並み観光の団体さんが乗っていた、ここはJRで来るには不便な駅、ある種の秘境駅のような感じがする
終点増毛駅時刻ダイヤ、13時に到着したので列車は見ることなかった
増毛駅は無人駅、切符・入場券はこの駅舎内の食堂で販売している
この食堂で購入した二種類の硬券の入場券、毛が増える「ぞうもう」ではなく「ましけ」と読む、髪の毛が心配の人に人気があり、縁起かつぎなのか、お土産にも人気あり、縦型は珍しい入場券、実質は無人駅なので駅構内には入場券なしで入れる。
増毛駅舎の外観、観光用(お土産用)の入場券はこの駅舎の縦書きの看板の写真。頭の毛の薄い人のお守りやハゲましのお土産用として、入場券としては珍しく包装してくれる。
駅前にある風待食堂、高倉健・倍賞千恵子出演の映画「駅 STATION」(1981年)の映画内に出てくる舞台「風待食堂」、今も観光案内所として営業中、ここでも増毛駅の入場券を販売していた。
駅前通りのレトロな街並みの旅館「増毛館」ニシン漁で栄華を極めた面影を残す、町の住民5000人弱ではTVCMでお馴染みのアデランスとアートネイチャーの増毛(ぞうもう)工場はない、両社ともタイやヒィリピンなど海外生産
増毛一番の観光名所、丸一本間家の外観の一部、ニシンで栄えた、財をなした古き良き時代へのノスタルジーを石造りや木造の建物が語り継ぐ
旧商家丸一本間家 明治初期から営業を続けてきた天塩國一の豪商 重要文化財、この建物群は、平成9年3月に増毛町有形文化財に指定され、北海道の有形文化財に指定されたのを受けて、平成12年4月から一般公開、平成15年12月には国の重要文化財に指定。
数々の時代を通り過ぎてきた木造建築物や重厚な石造りの倉庫群は、少しずつ、そして静かに歴史を語りかけてきます。 歩くほどに古き良き日々の残像を心に感じさせる古都・増毛。(増毛町広報より)
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山口様
丁重なご挨拶を恐縮です。
ブログを拝見致しました、大塚紀子鷹匠の講演会盛況のご様子を羨ましく拝見いたしました。
小生も七夕のように年一回正月二日に大塚紀子鷹匠を遠目にお会いしております。七夕はカササギが縁をとり持っていますが正月はタカがとり持っています。
「とまとぷちのブログ」のますますのご発展を祈念しております。
投稿: ケン | 2015年8月 9日 (日) 21:24
旅行中なのですね。涼しいでしょうか。
増毛キップ。一応まだ不要です。お守りにはほしいです。
こちらから頂いた画像を使用させて頂いたので、ご報告です。
「とまとぷちのブログ」参照ください。
http://ameblo.jp/y-pukushi/
現在開催中のギャラリーの大塚紀子展にもその画像を使わせて頂いております。
感謝です。
投稿: 山口 | 2015年8月 8日 (土) 16:49