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2015年9月30日 (水)

カシオペア・日本の秘湯・支笏湖野鳥の森

久し振りに「花鳥風月」の月を風流な気分で眺めた、27日は中秋の名月、時々白い雲が漂う横浜の夜空をドキドキしながら月を待った、夜空にぽっかり浮かぶ名月であった、28日は十六夜の満月、中秋の名月よりも、いざよい(ためらい)ながら50分も遅く月が出た、二夜とも満足した満月であったが十五夜と満月は必ずしも同じ日ではないと再確認の望月であったが9月も今日が晦日である、暇な毎日ではありながら月日に追われている気がする。
さて今回は”カシオペア””日本の秘湯””支笏湖野鳥の森”の三題話である。まず最初は「寝台特急カシオペア廃止へ 来年3月、北海道新幹線開業で・・・」こんなWebニュースを見たのは2週間前だった!来年3月に予定されている北海道新幹線開業に合わせ、9月16日にはJRからもカシオペア運行休止の書面が掲載されていた。
思い出の詰まったカシオペアに乗車して北海道への夫婦旅行は16年前の1999年9月であった。この時は現役を退任する二年前である。十年勤続毎に二十日間の休暇(チャージ休暇制度)が貰える年で9月を事前に選択していた。この年の7月に上野 - 札幌間にA寝台個室のみ、全個室にトイレ、洗面台を備え、食堂車、ラウンジカーの設備を持った豪華寝台列車「カシオペア」が登場した。北海道の紅葉は早い!7月にデビューしたカシオペアの予約を取りに8月に入ってから一ヵ月後の9月の上野発運航日(日・火・金)の寝台券を予約するために朝6時に開始する新横浜駅みどりの窓口へ通った。朝5時50分頃から一番で並び、6時の予約開始直後に取れなかったとのつれない返事を3回も聞いた。いくらなんでも連続三日間(日・火・金)6時前から並び一番に申し込んいるのに「おかしいだろう!」みどりの窓口に苦情を言ってから家に帰ると暫くしてからJR新横浜からキャンセルが出たとの電話が入り、やっと寝台券を手に入れた思い出がよみがえる。同時にダイニングの予約もとった、食事はフランス料理(肉)とフランス料理(魚)と懐石御膳がコース料理であったが懐石御前コースを選び、朝食の予約制度はなかった。カシオペアが開業して2ヶ月後の事でであった。開業した当時からチケットの入手が困難であったが廃止が決まった以降はますます予約が殺到して入手が難しくなったプラチナチケットである。

Kashiopea2

カシオペアは1999年7月にデビューした豪華寝台列車で、上野―札幌間を1編成で週3回程度往復。牽引機関車は EF510 上野 - 青森(EF510はカシオペア専用塗装機あり) 青森 - 函館間はED79 函館 - 札幌間はDD51重連(2両連結)と三回牽引機関車がかわる。カシオペアの定員は174人、客車は10両の全室個室寝台車、ダイニング車とラウンジ車の12両となっている。乗車した時は青函トンネルを通過するまで起きている予定であったが寝てしまい、函館で牽引機関車がジーゼルのDD51に変わる早朝に目を覚まし、ラウンジカーの最前列でDD51重連の後ろから移り変わる北海道の景色をSonyのビデオカメラ(ハンデイカム)で撮影した遠くの記憶も甦ってきた。

”日本の秘湯”
「日本の秘湯を歩く」スタンプ帖に宿泊した宿が十軒になると押印されている一軒を選んで一泊二食付きの無料招待がある、日本秘湯を守る会のHPによると、昭和50年の設立、平成26年で40周年を迎えた、ここのコンセプト「旅人の心に添う 秘湯は人なり」 は日本秘湯を守る会の永遠の理念であり、使命としてとして認識し、多くの旅人に支持され、愛される宿の集まりでありたいと願っております。会員旅館は
2015年5月現在会員旅館数178軒。
会員旅館は変動するようだ、1999年9月には北海道では会員旅館は5軒であった。その後は10軒に増えたが2008年に「かんの温泉」が休業してからは現在の会員旅館は8軒である。
16年前の北海道の会員旅館は
高原温泉・大雪山高原山荘
旭岳温泉・勇駒荘
菅野温泉・かんの温泉
丸駒温泉・丸駒温泉旅館
上の湯温泉・銀婚湯
この5軒の秘湯を2週間に分けて温泉旅行をした、9月5日(日)上野から寝台特急カシオペアで札幌に行き、6日に路線バスで支笏湖畔の丸駒温泉旅館泊(最初のスタンプ帖・日本の秘湯を歩く)にスタンプがあるので16年前の思い出が残るへ、帰路は札幌から函館本線の特急スーパー北斗で八雲、八雲から普通列車に乗り換えて落部へ、この駅から銀婚湯の送迎車で宿に到着、宿泊日のスタンプ帖の日付けは9月9日、銀婚湯は大正天皇の銀婚式の日に温泉を掘り当てたのでその名が付く、新婚さんや銀婚さんで賑わっていた。函館観光後の11日に空路で帰浜する1週間の旅行であった。この一週間後に往復空路とレンタカーで残りの日本の秘湯を3ヵ所を回った、紅葉の季節に廻った北海道の秘湯は素晴分らしかった。今日の主題はカシオペアで旅行した支笏湖畔の丸駒温泉旅館である。

日本有数の透明度を誇り、清らかな湖水を湛える、支笏湖のほとりにある一軒宿の丸駒温泉旅館は宿のHPによると、大正4(1915)年、初代佐々木初太郎によってこの地に開かれた当館は、幾度かの建て替えはあれど、今も昔も変わらぬ名湯と、変わらぬ景色で、皆様をお迎えしております。源泉掛け流しの天然温泉は、創業当時よりこんこんと沸き続ける天然露天風呂は大浴場から続く渡り廊下の先にある、全国でも約20か所しかないといわれる、足元湧出湯の天然露天風呂。浴場と湖を岩場で隔てただけの野趣あふれる造りは、創業当時から変わらぬ姿を守り続けています。湯は、支笏湖の湖水と同じ、無色透明。湯の深さも、季節によって上下する、支笏湖の水位と同じ自然まかせのこの風情が、秘湯と呼ばれるゆえんです。当館は、全国の温泉宿からなる「日本秘湯のを守る会」の会員です。季節ごとに変わる景観とともに、支笏の自然と一体になる、ダイナミックな湯浴みのひと時をお過ごしください。・・・これが丸駒温泉旅館のHPによるPRを編集した能書きです。

 

Marukomaonsen2006年6月の北海道野鳥撮影3週間の旅で6月18日にも丸駒温泉旅館の立ち寄り湯に訪れている。その時のブログを抜粋すると「・・・札幌の野幌森林公園でクマゲラとエゾフクロウを捜したが見つからずフクロウの洞を確認する程度でここを去り、支笏湖の丸駒荘に向かった、途中の王子発電所付近にはヤマセミなどがいると聞いたが又の機会にして通過した。丸駒荘は支笏湖畔から湧き出る温泉が支笏湖の水位と同じで深いところは水深1.5mもあり子供は入浴禁止のところ、7年ぶりに来た日本の秘湯を守る会の会員旅館で対岸の風不死岳を望む名物の温泉に入り、心身を癒してから休暇村野鳥の森に来た。観察小屋は感じは権現山に似ているが、池も森林も原生林の中でスケールは全く違う所、日曜日の日中でもたまにバーダーかカメラマンが立ち寄る程度の静寂な場所であった。午後からと月曜日の朝はほぼ独占的にここの池狙いで撮影した。」丸駒温泉旅館を丸駒荘と誤記しているが9年前にも子供は入浴禁止の深い天然露天風呂に癒されたが、湖岸の岩にもたれると背中にも湧出する温泉を感じたので温泉の湧出は足元だけではなかったと思われる、野趣溢れる天然露天風呂であった。支笏湖畔から丸駒温泉旅館までは電信柱が一本もない、100%自家発電の宿である。

”支笏湖野鳥の森”
支笏湖温泉のすぐ南側にはキムンモラップ山(標高478メートル)というこんもりとした小山がある。この山腹一帯が環境省が整備する休暇村支笏湖と中モラップとを結ぶ1.7キロメートルの区間に上下2本の探勝路が整備され、途中には解説板や野鳥観察舎が二ヶ所設置されている。野鳥の森を一周する探勝路は、所要約1時間30分。森林性の野鳥から水辺の鳥まで多様な野鳥を観察することができる。十年前に初めて訪れた時は上の探勝路を歩いたがアップダウンも多く、結構きつかった、その後は探勝路や湖畔を歩いた記憶はなく、毎年支笏湖ビジターセンター前の駐車場に車を停めて、休暇村横の入り口近くの池がある野鳥観察舎に直行している。冬に一度訪れたが休暇村で有料のスノーシューを借りて、三脚とカメラ・レンズを担いで観察舎まで100mの新雪と深雪の雪道を30分以上掛けて歩いたことがあるがやっとの思いで辿り着いたら観察舎の池は雪で覆われていた苦い経験がある、夏は2,3分ところを往復1時間も雪の中でもがいて大空振りであったが今となっては笑い話である。

今年の7月13日に支笏湖野鳥の森・野鳥観察舎・水場に来た小鳥さんです。

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オオルリ♂L16cm幼鳥 頭・肩羽・背羽が淡褐色で瑠璃色が少ない

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キビタキ♂L14cm幼鳥 褐色の幼羽とまだ眉斑・胸などの黄色部分が淡い

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キタキバシリL14cm 幼鳥と思われる まだ羽に黄色味がある

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クロジL17cmの雌なのか幼鳥なのか不詳

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クロツグミ♂L22cm 水浴びの好きなクロツグミの羽が濡れているがまだ褐色の羽色がある、胸・脇腹の黒斑も淡く少ない、嘴・アイリング・足の黄色も淡いので若鳥と思える

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エゾコゲラ幼鳥L15cm 成鳥の嘴は灰黒褐色、この子は下嘴の基部が淡黄色、足が灰茶褐色なので幼鳥と思われる

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シロハラゴジュウカラL14cm ゴジュウカラと比べて体下面白く、橙褐色部が少ない、この個体は橙褐色部が全くなかった。

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センダイムシクイL13cm

 

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ハシブトガラL13cm雌雄同色 北海道のみに分布、低地から低山帯の林に生息 

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ヤブサメL11cm ここで一番小さくいつもチョコチョコしてオドオドしていた、他の小鳥が来ると直ぐ草むらに隠れる臆病ものであった。

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ヤマガラ(山雀)L14cm この子は全体に淡色で胸の黒帯も見られないヤマガラ幼鳥

撮影した7月中旬の支笏湖野鳥の森では若鳥や幼鳥が多く見られた時期であった。


三日前から思い出の豪華寝台特急カシオペアの廃止記事に触発されて書き始めたがいろいろ野暮用で進まなかった、昨日は12月4日に白内障の手術を受ける事前の術前検査であった、10時30分前から午後1時30分頃まで3時間もかかったが途中で急患が入り40分間待合室でぼけ~とする訳もいかず、持参した本(松田忠徳著 温泉教授の温泉ゼミナール)は瞳孔を開く薬を点眼したので読み難くかったが一度読んだ本は斜め読みでもスラスラ・スイスイ・スィ~とスーダラ調読んだが理解・読解はできたようようだ。次回は11月16日院長先生の診察である。ここの眼科クリニックは大勢のスタッフと先生も皆さん優しく親切なので今のところは安心して手術を受けられそうである。


 

 

 

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