今年の浜離宮恩賜庭園、新春の空に鷹が舞う!
浜離宮恩賜庭園の今年のネット情報が気になった。2016年の恩賜庭園浜離宮の正月恒例の案内文言が気になった!例年の恒例文とは違う下記の案内であった。
①新春の空に鷹が舞う!諏訪流放鷹術の実演 日時:2日・3日 各日11時・14時(各回約1時間) ※小雨決行 場所:内堀広場 内容:諏訪流鷹匠・大塚紀子氏の指揮により、将軍家のお鷹場であったこの地で、伝統ある鷹狩の技「放鷹術」を行います。各日1日目は、電通本社ビルの屋上より舞い降りる「ハヤブサの急降下」を放鷹術のひとつとしてご覧いただくことができます。
気になる案内の確認に正月2日は楽しみにしていた大学駅伝のテレビ中継観戦の予定を変更して、近くを大学駅伝が通過するJR新橋駅から浜離宮まで直行した。
最初は鷹匠が拳に鷹を据えての輪回りはいつものように始まった。
鳩を入れて飛ばすバードランチャーの周りを田籠善次郎17代宗家を先頭に鷹をその場の雰囲気に慣れ指す
田籠善次郎鷹師の後に例年と同じように大塚紀子鷹匠が続く,三番目は稲田早苗鷹匠・・・以下例年と同じ隊列、何事も変わらぬ様子であった。
7人の鷹匠が横一線に整列 しての諏訪流17代宗家の新年のあいさつが始まる、右手に司会者の女性鷹匠補がいるが画面に入らず
田籠善次郎17代宗家の意外な新年挨拶、昨年の7月に脳梗塞で倒れたので大塚紀子鷹匠に諏訪流18代を就任させた・・・・毎年観覧している観客の中に動揺が走る、当日はお元気そうに見えたが全く意外な挨拶であった。
1月2日午前11時には本人からの就任挨拶はなく、この後はメインイベントの放鷹のためにアカオノスリを据えて電通本社ビル屋上に向かった。
当日は本人からの挨拶が無かったのでこの確認をすると、2015年12月19日の週刊文春掲載WEBに次のような記事があったので転載することにした。
タイトルは「女性鷹匠の試技で年初め」
「鷹はメスのほうが体が一回り大きく獲物に対してまっすぐに狩りをします。オスはより繊細です。それぞれの性格に合わせて一人前に育て上げるのが、鷹匠の仕事です」
こう語るのは、かつて天皇家に仕えた鷹匠、諏訪流の18代宗家に就任した大塚紀子さん。仁徳天皇以来、1600年の歴史をもつ日本の鷹狩だが、女性が宗家を継ぐのは史上初の快挙。20年の厳しい修業を積んだ大塚さんは、鷹狩の盛んなアラブ諸国や欧州で世界的評価を受けている。
「私が18代を継ぐことになりましたが、これまで以上に先代から多くを学び、日本の鷹狩の技と高い精神性を広めるお役に立ちたいと思います」
その華麗な試技を1月2日・3日、東京汐留の浜離宮恩賜庭園で実見することができる。両日とも午前11時と午後2時からの2回。向いに建つ超高層の電通ビル屋上からの“急降下”(午前中の回)や、空中に放った獲物を捕えさせる“飛流し”や樹上の鷹を拳に呼び戻す“渡り”、鷹匠同士が拳に鷹をやり取りする“振替”などを大塚さん始め、諏訪流の門下生たちが披露する。
鷹匠体験(人数限定)や鷹と鷹匠との写真撮影も出来る毎年恒例のイベント。日本が誇る鷹狩文化をこの機会にぜひ。(出典:2015・12・19週刊文春WEB)
以下は当日の鷹匠と鷹匠補の面々
稲田早苗鷹匠
榊原智子鷹匠補
菊池正人鷹匠補
龍君代鷹匠補
篠田朔弥鷹匠補
篠田鷹匠補の後ろに鷹を据えずにいるのは司会者
8人目は昨年も司会を務めた神奈川県の若い女性鷹匠補
この日は座った観客席からの位置があまりよくなく、観客参加による据替の実演などの写真は昨年1月のブログの方が良く撮れていますので割愛します。
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