岩盤浴と七湯めぐりと熱海桜
未年の初温泉は松の内の4日5日に熱海の伊東園ホテル熱海館(岩盤浴の旧そよかぜ)であったが申年は3連休の9日10日に同じホテルに昨年同様に家族と子供夫婦・孫などの8人で宿泊した。
5日に白内障術後1ヵ月の検診にを受けたが順調に回復して、術後の炎症や合併症もなく、視力も術後の0・6→0.8→1.0と上がっていた。ところが良いことばかりではなく、半年間も鳥撮りを休んだ影響で運動不足と正月料理で飲んだり食ったりの生活の影響なのか、体重が夏よりも5kg以上も増え、寝起きの度に左腰に激痛が走る、寝起きの度に体重を支える右手首は2年半前に骨折した関節に痛みあり、6日に整形外科に行き左腰と右手首関節のレントゲン撮影の結果は骨に変調があり、電気治療のリハビリを受けることになったが1日だけで済まし、昨年同様に岩盤浴で腰の痛みが楽になることを思い出して熱海館に出掛けたのである。
本館地下1階の大浴場、別館大浴場よりもはるかに小さい、岩盤浴に入る前と出た後にはいる温泉
玉川温泉と同じ北投石、鉄の箱の中にガラス越しに見えるがその上に鉄格子が嵌り、鍵が掛けられて厳重に浴槽の中に保管されている。
この北投石は台湾の北投温泉で発見されたことから、その名をとって北投石と呼ばれる。学術的には鉛を含む硫酸バリウムで含鉛重晶石。学術名はホクトライト。北投石は1年で約0.2ミリほど成長をするとされる。10年でたった2mm大きくなる成長速度。
北投石の効能書
エレベーター内部に貼られていた岩盤浴(薬石風呂)のご案内
岩盤浴の効能には花粉症をはじめ、アトピー性皮膚炎・喘息・便秘・腰痛・高血圧症など持病や思い当たる症状に効果がありそう!
岩盤浴の黒い扉の入り口、足元に薬石の砂利がある
岩盤浴の入り口を入った直後から山石・川石・海石・ラジウムなどの薬石の小砂利 が床に敷き詰められている。館内に貼付されている効能書によるとこの砂利の上から温泉水(50~60℃)で温め、蒸発した粒子が体内に吸収されやすくなり大量の汗が排出されますので新陳代謝を促進し、血管が拡がり血流を良くすることから様々な疾病を予防、再発防止が期待できます。
岩盤浴(薬石風呂)の黒い枕が並んだ室内、岩盤浴というよりも砂利浴、午前11時半頃より如雨露に入れた消毒薬を砂利の上から万遍なく振り撒いて消毒が始まる、岩盤浴をすると大量の汗が排出されるのでどのような衛生管理をしているのか気になっていたが、温泉水で砂利を温め、濡らすだけではなかった。
9日は午後3時の入館直後に大浴場で入浴した後にサムイに着替えて、最初に冷水を飲んでから岩盤浴室に入り、黒い枕の上に仰向けに寝る。痛い腰のあたりに砂利を寄せ集めて腰痛への効果を目指す、直後から大量の汗が体中から噴き出す、熱いのと噴き出す汗を10分間我慢して、備え付けのウオータークーラーの冷水を飲んで5分間休憩する。再度10分間岩盤浴で汗を流す、この後に大浴場の温泉で体を癒して1サイクルの終了。二度目は5時間後となっているので夕食後の9時頃に二度目の10分、5分休憩10分間の岩盤浴で腰が軽くなったような気がする。翌10日の朝は7時から岩盤浴が開始されるので1番に入る、朝食後は糸川遊歩道へ熱海桜の見物散歩、チエックアウトが12時なので11時過ぎに4度目の岩盤浴に入る、入り口で掃除のおじさんから11時半から掃除の時間と言われ、時間ギリギリまで粘ると一番最後の客となった、如雨露で水を撒いているので何かと問うと、消毒薬を撒いているようだ。一泊二日の熱海館の岩盤浴4回は自分自身の新記録となった。大浴場にサウナもあるが入ったことがない、仰向けに寝ている姿勢の岩盤浴はサウナ以上に発汗すると思われる。
最後に別館3階の大浴場に行くと、午前11時からの清掃開始していたが浴場内の写真を撮らせていただくが湯気で浴槽がよく見えない。
別館3階大浴場の脇の廊下にある「熱海七湯めぐり」、廊下を歩くだけで熱海七湯めぐり、老化現象の人には廊下を歩くだけで熱海七湯の歴史にふれることが学べる旅が出来る。
その一 河原湯
その二 佐治郎の湯(目の湯)
その三 清左衛門の湯
その四 風呂の湯、水の湯
その五 大湯
その六 小沢の湯(平左衛門の湯)
その七 野中の湯
熱海七湯めぐりの後は日本列島で一番早咲きの熱海桜の見物
今年の糸川遊歩道の熱海桜まつりは1月23日(土)~2月14日(日)に開催される
熱海館の前の平和通りを道なりに下ってくると伊東園ホテルグループのニューフジヤホテルの横を流れる糸川にかかるおなり橋に着く、早咲きの熱海桜が3分咲きであった、熱海桜を見上げる空にトンビとホテルの屋上が目に入る。
銀座通りにあるバス停の熱海桜の基準木も暖冬の影響か?既に三分咲きであった。
日本一開花が早い熱海桜、部分的には満開に近い枝もあった(1月10日撮影)、スズメの群れはいたが花蜜を吸いに来るメジロはまだ見当たらなかった。
熱海館に戻る途中の交差点の右に本店、道路を隔てて左にこの写真のお店がある、老舗の常盤木羊羹店が二店並ぶ、右の総本店の看板には鶴吉羊羹、左の写真のお店には100年羊羹の宣伝がある。
左の常盤木羊羹店の店頭に横山大観の写真が掲示されていた
更に坂を上ると熱海七湯めぐりの風呂の湯・水の湯、熱海館別館の廊下ではその四に登場した本物をここで見物した。
昔の面影を残す福島屋旅館の西側にあり、坂の途中にある風呂の湯と水の湯、水の湯はここから1・5m東にあるそうです。
熱海館に戻りながらの散歩で湯の町の情緒や歴史ある建物、名所をぶらぶら見物しながら坂を上る、ぶらフォト散歩であった。
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