熱海桜と寒緋桜、早咲きはどちらか、雀もチュンチュン!
人生は旅ともいわれるが、人生まだ旅の途中である、今日は人生の旅のつれづれに野鳥撮影に嵌る前に凝っていた桜の話である。
熱海糸川遊歩道のあたみ桜は日本一早咲きと熱海市は宣伝しているが、同じように日本一早く開花する沖縄の寒緋桜とどちらが本当に日本一早咲きのか、桜好きには興味がある。写真左の「あたみ桜」は今年の1月9日に熱海温泉旅行の際に、糸川遊歩道で陽当たりの良い場で撮影したあたみ桜。下の写真はこのあたみ桜にぶら下がっていた説明板。この説明板による
とあたみ桜のルーツは台湾・沖縄地方の「カンヒザクラ」と日本の暖地に自然分布する「ヤマザクラ」が親であると推定されている。
第6回 糸川遊歩道 あたみ桜 糸川桜まつりは1月23日(土)~2月4日(日)
野鳥を始める15年前の二月初旬にヤンバルクイナの生息地、沖縄本島の北部、やんばるで日本で一番早く開花する桜を撮影したことがある。右の写真の桜は緋寒桜(寒緋桜とも台湾桜とも呼ばれる)という品種で、花はつりがね状でうつむきかげんに咲き、濃厚なピンク色であった。個体によって淡い桃色から濃厚なピンクまで、さまざまな色の花を咲かせるらしい。沖縄の桜の開花は本州とは逆で北のヤンバルから南の那覇・糸満に南下する。桜の開花にはある程度の寒さが必要なので、北部の山から咲きはじめ、1〜2週間程度遅れて、桜前線は南部へと南下していきます。この時期は各地で桜祭りが開催され、沖縄北部の本部半島には3ヵ所の有名な桜まつりがある。
第38回本部八重岳桜まつりは1月23日~2月7日、第9回今帰仁(なきじん)グスクさくら祭は1月23日~2月7日、日本のさくらの名所100選の第54回名護さくら祭は1月30日~31日 世界遺産の今帰仁(なきじん)城址と名護城址(なんぐすく)は昨年4月に観光した時は葉桜であった。その時に撮影したのが右の緋ざくら記念碑の写真である。カンヒザクラと呼ばず名護緋ざくらと名付けていた。
沖縄南部の桜まつりも数か所あるがそのうち、那覇市の「なはさくらまつり」 2月10日~2月14日となっている。
沖縄の花見はいわゆる桜の下で宴会を楽しむ本州のお花見とは違って、桜の下を散歩するのが沖縄のお花見。名護緋ざくらの見物は長い石段を上りながら見晴台まで石灯籠とサクラを見ながらの散歩と想われる。昨年4月は葉桜の中を喘ぎあえぎのぼった記憶があるが今頃はまだ見頃かも。
あたみ桜と沖縄の北部の寒緋桜の早咲き日本一は桜まつりの開催日は同じであったが桜まつりの歴史は沖縄に軍配があがる。熱海市役所のHPには今年のあたみ桜は例年よりも2週間早く、一番上に貼った写真も1月9日に撮影した、この日のあたみ桜の標準木も3分咲き想われた。この時期に沖縄には観光していないので実際は観ていないが推測ではあたみ桜が早く、規模と歴史では沖縄の寒緋桜に軍配があがる。
次はあたみ桜とスズメの話、昔聞いたのは舌切り雀の話、今日の話はサクラの花切り雀。熱海梅園から下り坂を来宮駅前を通り、100m先の熱海警察署の信号を右折(左折すると来宮神社)して、更にS字のような下り坂を歩く、梅園から15分も歩くと熱海市役所の交差点、ここで左に曲がり糸川の御成橋まで1~2分で到着。見上げると熱海花火の時に宿泊したニューフジヤ ホテルがあたみ桜の上にそびえ立つ。
あたみ桜は7,8分咲きのほぼ満開の見頃、サクラの中に動く鳥、チュンチュンの声はすれども鳥影は見えず
都市近郊では昔と違い雀の数が極端に減少している、巣作りする木造住宅の減少と土の空き地の減少で餌が少なくなったのが減少の現象か、あたみ桜に雀の群れがいた。日中なのでメジロやヒヨドリは見えない。
空抜け逆光の中にも雀の群れが・・・
メジロやヒヨドリのような蜜を吸う嘴が無いスズメ、太い短い嘴では花の後ろの「がく」から蜜を吸うことをがく習したのだろうか
あたみ桜の底の部分に子房(種になる部分)があり,そこを狙って太い短い嘴で吸っているが花も食いちぎっていると思われる。
美味い!甘い!・・・くせになる!・・・人の勝手な想像だが、スズメの勝手でしょうか!
蜜の味を覚えたらなかなかあたみ桜から離れない雀
満開前に花ビラが落ちた、あたみ桜とスズメの吸蜜、観光客は招いても招かざる客は花切雀のようです。
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