横浜中華街の関帝廟と媽祖廟
2月20日(土)PM16時からの横浜中華街春節の一大イベントである「祝舞遊行」を一週間前から楽しみにしていたが、主催者の横浜中華街発展会協同組合に午前中に電話して確認すると雨天中止を決定していた。
主催者がネットで見せる「祝舞遊行」の祝賀パレードの様子
2月11日(祝)の春節娯楽表演の龍舞や獅子舞は石川町公園の特設舞台で21日の本日も見られるが「祝舞遊行」は龍舞や獅子舞の祝賀パレードに加え、皇帝衣装や民族衣装の華やかな皇帝衣装隊などがパレードする一大イベントといわれているので、関帝廟通りや中華街大通りを練り歩く祝賀パレードを見物したかったが今となっては来年の楽しみになった。
今回は2月11日に撮影した「関帝廟」と「媽祖廟」の二つの廟と参拝する人々の様子です。
関帝廟で春節の記念写真を撮る中国人が次から次と並ぶ
焼香の紫煙が絶えることなく続く、廟とは祖先や先人の霊を祭る建物、関帝廟は本殿の中央に三国志で有名な関羽を祭っている。
関帝廟に施された中国独特の装飾や柱に彫られた彫刻が素晴らしい
廟の中央に主神の関聖帝君を祭っている。関羽の右には息子である関平(かんぺい)、左には配下の武将である周倉(しゅうそう)が祭られている。
関帝廟を背にして見た入り口の牌楼(門)の方向
牌楼の脇にある1回100円の開運銅鑼をドラドラと叩いてみると「運命開化」の音がした???古い頭に必要なのは「文明開化」の音だろう!!
この横浜関帝廟は初代(1859年明治4年)から今年で4代目、145年の数奇な運命を辿った建物、因みに横浜開港は6月2日の開港記念日で157年となるの。
媽祖廟には一回目の娯楽表演の終了したPM4時過ぎから参拝というよりも見物、牌楼(門)に天后(ティンハウ)と呼ばれる航海、漁業の守護神の名称がある、天の女王宮の漢字表記。
媽祖廟正面に置いてある媽祖の御神輿をくぐりながら参拝するのが正式か?
お神輿をくぐると媽祖様がおられた、媽祖廟は左右の階段の上にある
階段を上るとここで焼香
媽祖廟の内部には天上聖母と読める
参拝を終えて媽祖廟を背に立つと、階下にはお神輿、牌楼門に「恩澤四海」と掲げられている。参拝を終えた人々に媽祖の恩澤(ご利益)が四海(世界中)に及ぶのだろう。
最後にもう一度神輿をくぐりを観る、お神輿をくぐると厄を神様が落としてくれると同時に福を授けてくれるという。このお神輿の担がれる日はいつだろうか、次回はこれも調べることにしたい。
最後は媽祖廟参拝の御利益を願って媽祖和讃を撮影する
145年の歴史がある横浜関帝廟に対して横浜媽祖廟はまだ十年の歴史、2006年に開廟し、媽祖に仕えるものとして月下老人や臨水夫人などの多種多様な神様が祀られているが媽祖などの由来は次回に調べてみたい。
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