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2016年2月16日 (火)

タンチョウの音羽橋・塒を襲うキタキツネ

 一年を二十四に分けた第一の節気が2月4日から始まる立春、第二の19日の雨水がはじまる前日の18日までが立春の期間。二十四節気(にじゅうしせっき)の立春の日、朝日社会面に白い川霧の中のタンチョウ一家の写真とともに「厳寒の舞い 朝の陽光がさす川霧の中で、タンチョウの群れが羽を休める幻想的な光景が見られた(以下略)・・・」の記事を見た・・・同じ記事をデジタル朝日でも見たが写真が微妙に違っていた。

2007年から2010年2月の立春の期間に4年連続で真冬の東北海道へ単独ドライブを敢行していた頃はまだ野鳥撮影のモチベーションが高かった頃の想い出が厳寒の舞 タンチョウを見て甦りました。

今頃がハイシーズンの釧路湿原のタンチョウの主な撮影地は5、6ヶ所、日の出に塒(ねぐら)からの飛び立ちの音羽橋、タンチョウの塒を脅かすことなく観察・撮影できるポイントとして有名であるが・・・。この川の下流が丹頂の塒になっていて、晴れた日の朝焼けと気温-15度以下の日の毛荒(けあらし)、両岸のやなぎの木に霧氷といった様々な表情を見せてくれるタンチョウと風景の撮影スポットです。厳冬期の川霧に浮かぶ丹頂の姿は幻想的で早朝には多くのカメラマンがつめかける、音羽橋の歩道橋では二重三重に三脚が立ち並ぶ。車道にはみ出して三脚を置く、命知らずの人も出る、危険な場面を何回も見たが!凍結した橋上では車は急には止まれない!
車の運転が出来ない人やレンタカーの雪道運転に自信がない人はタンチョウのツアーガイドが便利であるが、この音羽橋の撮影には釧路市内や鶴居村のホテルに迎えに来る時間がものすごく早い。


WEBにはツアー会社の次のような案内がある。

AM5:30ホテル又はバスターミナルお迎え~音羽橋(2列目又は3列目からの撮影)鶴見台~
AM4:00釧路市内ホテルお迎え~音羽橋(三脚場所取)~日出まで待機~早朝音羽橋撮影~(鶴見台
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Webで直近に検索したタンチョウ・ツアーガイドの音羽橋の三脚の置き方、AM5:30では三脚は二列目参か三列目にしか置けない混雑ぶりを経験しているのでこのツアー会社の案内は5,6年前の当時でも現実の話であった。

早朝3時頃から路面が凍結して車がツルツル滑る釧路市内から53号線を鶴居村方面へ、鶴居村の有名人渡辺トメさんのタンチョウの給餌場、鶴見台の手前を右折して、243号線(道道阿寒標茶線)に入り程なく、雪裡川にかかる赤い橋、音羽橋が有名なタンチョウの塒を撮影出来るポイントである。三脚の置き場所は早い者勝ち、自分の経験では昼間に音羽橋に来て、好みの場所に目星をつけて目印のヒモを付けて置き、午前3時台に三脚を置き、ヒモで欄干に縛り付けて後から来た人がどこさないようにしておく。大型バスで来る外国人の団体には要注意である、場所取りした三脚を放り出す人もいるので用心深い人は鎖でしばり鍵を掛ける人もいる。

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その当時の音羽橋から見た雪裡川の下流方向、音羽橋の左岸には中州(川岸に接しているので正式には中州とは云えないが)があり、その先では右岸から中州が張り出して川が蛇行していた。タンチョウの塒(ねぐら)はこの右岸の中州より下流にところどころある。湧水が豊富で真冬でも凍結することが少ないようだ。外気温より水の中のほうが温度が高く、またキタキツネなど外敵の襲撃から身を守るためにも川の中が塒となっている。

幻想的な写真の撮影条件がある1⃣気温マイナス15℃以下2⃣晴れた日の日の出のオレンジ色3⃣風がない日で見頃は1月~2月末4⃣タンチョウが見える範囲の毛嵐の温度(-20℃以下の気温が低い毛嵐が濃い時はタンチョウが見えない時がある)

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音羽橋から下流二つ目の中州前で片足で立って頭を背羽にうずめて眠るタンチョウたちの一番近い塒、その後ろにも、その奥にも100羽以上のタンチョウの塒となっている。早朝6時過ぎには既に起き出して川の浅瀬を歩き出しているタンチョウも見える。早朝6時18分 ISO1600 1/60秒

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塒から上流に向かって川の中を歩いてくる3羽のタンチョウ一家が見える、薄暗い日の出前は右岸のヤナギの木は黒く見え霧氷が見えず、この日の-10℃では気温が暖かく毛嵐はあまり起きない

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音羽橋のカメラマンが左岸からキタキツネが来たとざわつく、雪上を用心ぶかそうに歩くキタキツネが音羽橋の集団に一瞥をくれる

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一段低くなっている中州に下りるようだ、画面には見えないが左にタンチョウ一家の子供がいる

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中州の先端に下りたキタキツネがまた音羽橋の人間を観る、かなり人間を警戒しているようだ

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水の中のタンチョウ一家に近づくキタキツネ、前日もこの中州の先端に上がったタンチョウ一家であるが、この日は中州には上がれない

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キタキツネが川の水を窺う、タンチョウの子は逃げ始めるが番の親はまだ逃げない?キタキツネも川の中には足を入れない。

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キタキツネは冷たい川の水が苦手なのか、諦めてそごすごと来た方向へ引き返す、全く川の中には入れない、これでタンチョウの塒が川の中で安全だとわかる

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キタキツネを見送るタンチョウ一家

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すごすごと引き返すキタキツネ、遠くの下流の塒にはまだタンチョウがたむろしている。6時18分から19分の二分間の出来事であったがキタキツネが現れた時はハラハラドキドキであった。

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三脚を置いてある反対側の音羽橋の欄干の風景、音羽橋からは上流の方向。 6:30 撮影

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6:47 最後の一枚、キタキツネに狙われたタンチョウ一家もかなり音羽橋に寄って来たがこの日の撮影目的は外気温が-10℃では毛嵐も少なく、ヤナギに霧氷も付かず、オレンジ色に輝く太陽も期待できなかった。毛嵐の気象条件に恵まれない日であったがキタキツネの珍客で救われた朝であった。

撮影日2010年2月16日6時15分~6時47分 ちょうど6年前の立春期間の写真であるが目的の川霧に浮かぶ幻想的な毛嵐とタンチョウが撮れなかったので当時のブログにはこのキタキツネの記事はない。

 



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