法師温泉と塩原温泉の旅
二週間前に出掛けた温泉旅の記録、過去ログも元気であった過去を顧みる時に日記の役目を果たす。
久し振りのドライブでETCカードの期限切れに気付かず、港北インターでトラブル発生、いつもの調子でETCレーンを前の車に続いてゲートを通過した途端に係員が大声を上げて追いかけて来たので不審に思い、左に寄せて停車すると、現金カードを持って係員が走り寄って来た、ここでやっとカードの有効期限切れに気付く、二ヵ月前に切れていた、以後全ての高速道路は現金カードの取り扱いで不便なドライブとなった。昨年の7月北海道から帰浜以来有料道路をドライブしていない事による旅の初めのチョンボであった。
旅の目的の一つに「道の駅」巡りがある、4,5年前に国道17号の道の駅「こもち」で4月にツバメの巣を撮ったことがある、ここは果物と農産物の特産品販売の道の駅でもあるので、関越高速の渋川・伊香保ICで下りて国道17号線を約10分で到着、往路であるので生物・農産物は見るだけであった、ツバメの巣はまだなかった。そのせいかここの写真は一枚の記録もなし。
17号をそのまま走り、次に寄ったのが猿ヶ京温泉・法師温泉の手前で湯宿温泉の信号を左折して「道の駅 たくみの里」へ、その昔野仏めぐりで9ヵ所の野仏を撮影した山里である。つるし雛の里でもある。3月1日~4月3日まで「つるし雛」が飾られていた。
法師温泉の道すがら寄った、道の駅たくみの里香りの家、郷土玩具?のつるし雛祭りのメイン会場
香りの家店内のつるし雛の数々
座敷にあがりとつるし雛の部屋の隅々までつるし雛
ひな祭り飾りの両脇につるし雛飾り
ひな段飾りの右わきにこんな雛飾りもありました、4月3日までつるし雛
たくみの里から戻り、17号線の湯宿温泉の石臼自家製粉のやまいち屋、二年前もここで昼食
春場所中で大相撲が気になっていたが店内の力士手形、左から若乃花・貴乃花・琴稲妻(地元の力士で三人は同期らしいとここの主の話)
名代 野ほとけそば、キノコ山菜・天ぷら・山芋・おろし大根にイクラの4種の蕎麦、ドライブ中の昼食は昔ゴルフ場で飲んだキリンのノンアルコールで蕎麦を食す。昔野仏を撮影した時も二年目にご近所さんと寄った時もこの野ぼとけそばを食らった味を忘れずにいた。ここから車で30分も走れば法師温泉。
昼食後は17号線を下り、三国峠の手前で旧三国街道へ左折、法師温泉への途中で時間調整の遠回りした山道で猿の群れに合う、群れが山の中に消える最後まで車を見ていたのが大きなボス猿をコンデジの望遠撮影。電線にとまるチョウゲンボウを見つけたが撮る前に飛ばれた。
16日に宿泊した法師温泉、2時頃に到着した長寿館の玄関前、昔建て替えた本館前の木造二階建ての法隆殿脇にある与謝野晶子の歌碑。
草まくら手枕に似じ借らざらん 山のいでゆの丸太のまくら 与謝野晶子
3年前に台風で倒れた樅の木がなくなり、そこには大石が置かれている、本館2階の右隅20番は与謝野晶子が宿泊した部屋。二階の部屋に泊まった時はここから餌箱に来る小鳥が多く、撮影にも興味が湧いたが今は画面右の餌箱のゴジュウカラしか来ない。
餌箱には麻の実が入っている、中にゴジュウカラが啄ばんでいた
翌朝6時、朝食前の三国峠方面への山道散歩で、ホオジロの囀りが聴こえた、チョッピィ ピーチューチュチッ・・・表現が難しい複雑な囀りを残雪が残る広い川原で元気よく鳴いていた
法師温泉長寿館の駐車場から撮影、朝十時に次の目的地の塩原温泉に向かう
法師温泉から二年前も寄った水沢観音に向かう、岡本太郎の写真がある水沢うどんの老舗大澤屋で昼にする。
昼食はTBSラジオ大沢裕理のゆうゆうワイドのCMでお馴染みの水沢うどんの大澤屋、日本三大うどんと呼ばれるが秋田県湯沢市に本籍があったので細目のツルツルしたのどごしの良い「稲庭うどん」が一番好きである。讃岐うどんはその昔、金毘羅参りの時に食したコシのあるシンプルな釜揚げうどんの味を今でも舌が覚えている。
関東では日本三大うどんと称している「水沢うどん」だが地方によっては地元の”うどん”らしい。大澤屋で一番人気の舞茸の天ぷらとセットの”ざるうどん”を醤油だれで食す、やや太めのうどんはコシがあり、食べごたえがあった。
夕方4時に到着した二軒目の温泉宿は塩原温泉伊東園グループのホテルニューもみじ、以前の温泉旅は日本の秘湯会員旅館専門だったが、最近は伊東園グループの安いホテルが多くなった、このホテルの近所では奥塩原温泉の渓雲閣や塩原元湯温泉の大出館(黒い色の温泉)など4軒の日本の秘湯を守る会の温泉を体験しているが今回初めて伊東園グループの宿にした。
5階の露天風呂
5階の大浴場
天然温泉のようだが加水はしていないが加温と循環ろ過はしているらしい、温泉成分と適応症、一般的な温泉と同じく神経痛・筋肉痛・関節痛・疲労回復など腰痛には効きそうな温泉だったがやはり、丸太のまくらの法師温泉の方が長く癒された想いがする。
温泉で癒した後の楽しみな食事、伊東園グループのバイキングとは異なり、同じグループでもここでは個別に用意されていた、皿鉢には7種の刺身、かご盛は十種の前菜、別注のズワイガニも並べられていた。
この日は平日で飲み放題のビールは無料であった、台の物は那須三元豚のしゃぶしゃぶ、このあとに温かい茶碗蒸しが来た、食事はお好み釜めし彩山菜・きのこ・あさり・穴子などテーブルの上で炊く、ビールを飲みすぎたのか釜めしまで箸が進まず。
朝飯前に無料の家族風呂で一風呂浴びる
朝食は伊東園グループ恒例のバイキングだが鮭などの焼き魚は好きなだけ自分で焼く、年金生活者向けの一泊二食9800円の温泉宿であったが食事はまずまずであった。
帰路は最寄りの西那須野塩原ICに戻らず、日光たまり漬けのお土産屋に向かう遠回りの帰路、日塩もみじラインの標高1100mの富士見台で日光連山をパチリ。
男体山や女峰山などの日光連山は日光・結構であった。
途中の今市の「きのこの杜」で地産地消の果物や農産物の販売所による、クジャクが5,6羽かわれていたのが珍しいのでカメラを向ける、ここでの買い物はお彼岸の花が市価の半額で販売。18日のお彼岸の花は地産地消というよりは地元では地産地使の花形になっていた。
次に今市ICの手前で、たまり漬けの看板を発見
たまり漬本舗の駐車場に停めて店内に入る
店員に断ってたまり漬店内の撮影の許可を得る、家内がご近所さんへのお土産をゲットして満足顔、地方に出掛ける旅では停車の度に買い物、地方ではお土産・買い物の痴ほう症になるようだ。
今市ICから高速に乗らずに旧日光街道の杉並木を宇都宮ICまでのんびり走る、IC近くの道の駅ろまんちっく村に寄る
野鳥に興味を持つようになって、こんな餌台や巣箱に目が行く
もっと目が行くのが、地ビールを製造販売するレストランもあったがここは我慢をして・・・泡立ずに下を向く
蕎麦屋でもり蕎麦で昼食、蕎麦好きは本来はこのようなもりソバがツウの食べ方、この道の駅でも花形は花であったが「きのこの杜」よりも売価は高いが市価の2/3位と家内の評価であった。
最後に休憩したのが関越道羽生PAの鬼平江戸処、毎日のように観ている鬼平犯科帳で見慣れた江戸の町がここにある
「五鉄」や「さなだや」などBSやCSーTVで見聞きした店名が並んでいる
鬼平江戸処内部の土産物屋
平日の鬼平江戸処の街並み
鬼平江戸処の正面の物売り店構え
ここから二時間後に帰浜した、自宅→法師温泉まで約190km、法師温泉→塩原温泉まで約200km、塩原温泉→今市経由自宅まで約220km、8ヶ月ぶりの長距離ドライブは600km以上であった。しかもETCカード無しの不便なドライブ、白内障術後の初ドライブでもあったが無事に2泊3日の旅を終えた。
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