フォレストあきた・森と水の郷あきた
木の諺に桃と栗は芽生えてから三年、柿は八年で結実することを 「桃栗三年柿八年」。 この尻切れトンボの続きはいろいろ説はあるようだが一例として「梅はすいすい十三年、柚子はグズグズ十五年、梨のマヌケが十八年、蜜柑の大馬鹿二十年、 林檎の畜生二十五年、妻の不作は三十年、夫の不作は一生(治まらない)だ。」 妻と夫の不作はともかくとして、どんなものにも相当の年月がかかるという、何かに取り組んだとき、すぐに結果を求めたがる人に対して、相応の時間と努力が大切だと言い聞かせる諺である。
昨年観て感動した森づくりのTV番組に「NHKスペシャル 明治神宮 不思議の森 〜100年の大実験〜」のドキュメンタリー番組の記憶がまだら模様ながら脳裏に残る。
東京目黒に住んでいた頃は初詣、横浜に来てからは野鳥撮影で訪問した明治神宮の森は大木もあり、それまでは自然林と思っていた。境内に茂る木々は鎮守の杜として残されてきた原生林のように見えるが、意外なことに、この森は「人が造った森」であった。番組では100年前の明治神宮造営の際に全国からの献木の申し出はその数はおよそ10万本。運搬や植樹のための労働力を提供しようと全国各地で青年団が発足し、延べ11万人が勤労奉仕で植樹した。明治神宮の境内の木々は、100年前に「永遠の森」を目指して植えられ、自然に任せて変化してきた鎮守の森には、今ではオオタカも営巣する豊かな生命が宿っている。NHKドキュメンタリー番組で知った明治神宮の鎮守の杜は100年前に植林された人口の森であった。
現代社会の時間の感覚から比べると森が育つには途方もない長い時間が掛かります。このような時代に「森の大切さを理解してもらうには野鳥が一番との思い」で秋田県の森づくりを推進する「あきた森づくり活動サポートセンター」にこの度ご縁があって小生の野鳥写真が採用されました。
当センターのHPでは「特集 野鳥シリーズ」を連載しています。
今回はこのHPに敬意を表して、写真添付の無いブログを初めてUPします。
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