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2016年5月30日 (月)

5泊6日のカワアイサ雛

 5月24日に巣立ったカワアイサ雛10羽の様子です。今年4回目になる巣立ちのようですが今までの親は巣立ちの日に雛を連れて音更川へ行きました。
地元の写真家の話では音更町役場の池には餌になる水生昆虫や小魚類がいないので親鳥はその日の内に音更川へ移動するが、この親は24日巣立ち、25日一日中や役場の池か周辺に居て音更川への移動ルートを歩きません、夕方5時過ぎまで観察、翌26日早朝4時半に池に見に行くと、雛は7羽しかいません、3割もの雛が何者かに食われたようです。午前4時半には親鳥は餌取りに音更川方面に飛び立ち、6時過ぎまで雛7羽は一団となって池の中を鳴きながら親を探していました。これは家なき子にあらず、親無き子です、鳴きながら親を探すので”親鳴き子”
27日朝の確認では雛は6羽に減少し、29日の朝にはとうとう5割生存の5羽が生き残りました。
今年5月19日9時に巣立ちした15羽は6時間後には音更川に入り、23日巣立ちした8羽も夕方には音更川に入りました。この24日午前11時半頃に巣立った10羽は26日の朝には7羽となり、27日の朝の確認では6羽となり、29日早朝4時には5羽に減少、この親は音更川へ雛を連れて行く能力に欠けるダメな親鳥のようです。最後には雛が全滅するか、その前に放棄するか、どちらにしても育雛能力のないカワアイサ♀のようです。
この間に音更役場の池に巣立ちから5泊6日目(5日間の写真枚数が多く旅先では選択・整理不能)の29日早朝4時半~5時までの短時間に撮影した写真のみのカワアイサです。

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この日は池の水面がキレイでした

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いつもの千条の滝の前、川に行く能力がない代わりに背中に乗せるのは得意な親です、オヤ オヤ

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いつもの休憩場所、雛も親の近くに寄りません

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カワアイサ♀が飛んできました、普通の親なら即座に追い払うが・・・

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よその小母さんなのか、親戚の叔母さんなのか、雛を虐めています、この雛たちいると次の巣立ちが出来ないと言われています。

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ようやく追い払う態勢となり

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追い払いました。親が川へ餌取に飛んでいきます、雛だけ時間帯が毎日起こり、危険な時間帯もあります。

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雛が5羽となった一家の様子

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親よりも雛がめいめい勝手に先に泳ぐのは親の統率力・指導力が欠如している証左とか

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親が休憩してもまだ池の中に一部の雛が泳いでいます。

二十四日に巣立った10羽の巣立ち雛と6日間付き合いましたが30日に他の撮影地に行くために現場を離れました、この雛たちの運命が気がかりですが自然の成り行きに任せるしかありません。

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