ハヤブサの給餌
今は遠い昔となった敗戦後、米国とソ連の冷戦状態を表す表現として盛んに聞いたのが「鉄のカーテン」、ヨーロッパの東西分断を表す言葉でもあった。
現役時代は打撃の神様と言われた巨人軍の川上哲治監督はグランドから報道陣を追い出して取材規制をしていたので「鉄のカーテン」をなぞらえ、報道陣から「哲のカーテン」と呼ばれていた、この哲のカーテン時代の巨人軍は強かったのでV9を達成した。「鉄のカーテン」は西欧と東欧を分断していた、「哲のカーテン」はグラウンドの巨人軍と取材する報道陣を遮断していた。
草のカーテンはハヤブサの営巣場所とカメラマンの視界を分断していた。別名を9(ク)3(サ)のカーテンとも表す。草の陰で給餌すると93%は見えない、見える7%は親の羽か尻尾であった。あるいは稀に雛が見える確率は7%、見えない確率は93%であったような気がする(個人的な感想)。またとないハヤブサの給餌の写真を撮りに来たのにこれでは936(クサル)でござる。
ハヤブサの営巣場所の前に雑草が繁る、草の後ろにハヤブサの白い雛が二羽が微かに見えるが93のカーテンが全身を隠している(トリム)
♀親はアカシヤの木にとまり、93のカーテンを閉めた営巣場所を見守っている
♂が狩りから帰って来たので飛び出す♀
半開きのカーテンから稀に二羽が見えるとシャッター音が一斉に聞こえる(トリム)
左端の草のカーテンが無い場所に姿を現したまだ白い雛(トリム)
餌を持って営巣場所へ(トリム)
雛が待つ草のカーテンの中へ向かう、陽射しの影が後を追う
給餌中はカーテンを閉めていますので親の羽以外は見えません、93のカーテンの中を覗いてみたいものです
給餌が終わると食べきれない得物を持って貯蔵所へ飛び出す、雛が見送る、お腹が空いたらまた直ぐ来てね!(トリム)
93のカーテンを降ろした給餌では万事休す。一番使い勝手の良い、この遠征前に2万5千円で修理して来たD300がSWが入らない故障を起こし、今回の撮影旅の呼称は故障旅と言わざるを得ない。次は何が故障するのか、それとも永年愛用した車のどこが故障するのか?携帯・車・カメラと続いた故障旅が度々あってはかなわない。それに天候にも恵まれず、サロベツ原野は昨日は風が強く、後に雨となり、今朝も寒く気温は9℃、風が吹き小雨も降り出して来た、今日も8時30分から一日中豊富温泉ふれあいセンターで休養日である。
ハヤブサ親子の撮影日6月21日
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