北海道の一本桜
今年の北海道旅行は桜見物から始まった桜旅であった。最初の五稜郭では名木・古木・一本桜と名が付く桜は見当たらなかった気がするが、次に訪れた250種1万本の桜が彩る松前公園は4月29日から桜まつりが始まるが、その二日前の27日に松前に到着、ここは早咲き・中咲き・遅咲きの桜が一ヵ月の長期に楽しめる北海道1,2の桜の名所と聞いていたが、7,8本が見頃であったソメイヨシノは早咲きの桜であった。
早咲きの大半は光善寺の古木の一本桜、樹齢300年の血脈桜(ケチミャクザクラ・松前桜 三大名木)の子孫である南殿(なでん)が早咲きの主流でした。龍雲院の蝦夷霞桜(松前桜 三大名木)は遅咲きでまだ蕾でした1本桜ではないが松前桜 三大名木として夫婦桜、夫ソメイヨシノ と妻南殿(ナデン)の二種二本の桜が寄り添うように咲いていた夫婦桜は見応えがあった。このように松前から観桜した一本桜であったが最後は弟子屈町の一本桜の名木と釧路の三大桜が3週間の桜旅のゴールであった。翌日から音更のカワアイサで野鳥撮影に戻った。
野鳥撮影も単独志向で10年以上過ごしてきたが一本桜には惹かれるものがある。R391を野上峠方面と網走・東藻琴方面に分かれる国道を左へ網走・東藻琴方面にハンドルを切り、暫くすると左手の牧草地に一本桜が凛として立っている。道路脇の表示板には弟子屈町名木第11号、エゾヤマザクラの説明がある、私有地なので道路脇からの撮影となる。
牧草地の一本桜、5月18日晴天・午前4時50分日の出直後の撮影
角度を変えてのショット、背景の山と空に浮かぶ白雲とのコラボ
川湯温泉・鈴木農場の古潭(コタン)の桜
庭の一番奥のあるのが古木の桜だが手前に若木があるので一本桜としては撮影出来合いが満開の盛りを見せてくれた。
道の駅摩周温泉からR241を約8kmの左手の牧草地にそびえる一本桜、合格の木
上と同じ桜・弟子屈町名木 指定第4号、ここも私有地の牧草地、道路脇からの撮影
釧路三大桜の春採 小笠原邸のチシマサクラ、重層 豪華な千島桜、桜の樹齢は68年根元から7本の枝が3段に張り出して、樹高は4m、樹幅は8mで庭先では近すぎて広角レンズでも入り切れない
近所のおばさんに小笠原邸の場所を尋ねたら案内してくれて、このお宅の奥様に庭での撮影を交渉していただいた、みなさん親切なご婦人達でした。街路からの撮影では手前のツツジが画面に入り、庭に入れていただいたのでこのような撮影が可能であった。
釧路市立幣舞(ぬさまい)中学校の風格 100年桜、エゾヤマザクラ
地上すれすれに咲く枝先の桜、幣舞の100年エゾヤマザクラ
釧路三大桜の最後は駒牧 原牧場のエゾヤマザクラの一本桜 ここは三大桜と観光パンフレットにあるが観光課に場所を問い合わせると現在は牧場からの要請で伝染病予防の見地から見学を中止しているとの回答。パンフレットの一本桜写真でその気にさせておきながら立入禁止とは桜撮りには納得出来ない観光行政であった。
6月1日でこのブログは満十周年を迎えましたが、一日に拘り一本桜の写真にしました。カテゴリーも今後の展開を考慮して趣味となっております。
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