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2016年7月20日 (水)

幻の橋”タウシュベツ川橋梁”

  鉄ちゃんでなくても一度は見学しておきたい鉄道遺産の橋に「幻の橋・タウシュベツ川橋梁」がある。7月1日に知床峠でギンザンマシコの撮影中に名古屋ナンバーの車で野鳥撮影をする同年輩の人から話を聞いたのが切っ掛けで7月4日に現地に移動した。彼からも聞いていたが見学には三つの方法がある。
ネットにも見学方法が紹介されている「タウシュベツ川橋梁の見学について」

上士幌町
鉄道資料館から旭川方面に8km進んだ地点にある駐車場に停めて徒歩で180m、途中のクマの出没に注意、湖岸の展望台まで歩きタウシュベツ展望台から眺める。(タウシュベツ川橋梁まで約800mの遠景)
②NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターの有料ツアーを
利用してタウシュベツ川橋梁の近くまで行く。
③上士幌町の
十勝西部森林管理署東大雪支署から林道通行の許可証をもらって、丸山橋の脇から林道ゲートの鍵を開けて自家用車で現地に行く。熊の出没注意、長靴が必要。

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7月4日午前8時半上士幌町にある十勝西部森林管理署東大雪支署にて名古屋からの二人連れの先客と一緒に入林に関しての注意の説明を受けて、糠平三股林道の鍵を借りて、タウシュベツ川橋梁に向かった。

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上士幌町糠平源泉郷にある東大雪自然館に立ち寄りガイドマップを撮影

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丸山橋を渡り、橋の脇から林道ゲートの鍵を開けて、凸凹の林道を暫く走り、林道が開けた場所に駐車、駐車位置から約200m、雨水や湧き水と倒木のある昔の線路跡を歩くと眼前にコンクリートの残骸が目に入る。

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湖岸から2,3m離れた水中にコンクリートの鉄筋がむき出しになったコンクリートの橋があらわれる、正面からのタウシュベツ川橋梁

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斜め右から水没が近いコンクリート橋を撮影、長さ130mの一部は既に水没していると思われる

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反対側からも撮影、眼鏡橋が水没寸前、長さ130mのかなりの部分が水没していた。この写真を撮るためにやってきた。

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タウシュベツ川橋梁の北にある(旭川・層雲峡方面)士幌線旧幌加駅のプラットホームが夏草の中にあった。

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旧幌加駅構内の夏草に覆われるようにレールと転鉄機が残る。

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旧幌加駅近くにある第五音更川橋梁、国道273号と並行しているので国道から撮影

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国道から徒歩180mで見物できるタウシュベツ川橋梁展望台の説明板、近くには熊出没注意の看板あり、上士幌町鉄道資料館より8km。

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タウシュベツ川橋梁展望台からの遠景、距離800m、やはり林道を走り近くでの撮影は正解であった。

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三の沢橋梁、北海道自然歩道・東大雪の道の一部となっている

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三の沢橋梁 コンクリートアーチ橋の上を歩ける

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糠平川橋梁 東大雪の道の一部で橋の上を歩ける

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旧士幌線・糠平駅跡

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旧糠平駅跡にある上士幌町鉄道資料館には士幌線の歴史が写真パネルで展示されている。その中に直近のタウシュベツ川橋梁の写真が展示されていた。

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6月24日撮影の展示写真、綺麗なメガネが三つ四つ・・・・この時期に来れば良かったので10日遅かった!

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7月2日撮影の展示写真、6月24日よりもメガネが丸くなくなり増水しているのが分かる

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7月4日の自分の写真、風があるとメガネは写りません。この分では今年のタウシュベツ川橋梁の眼鏡部分は既に水没しているか、全体も水没寸前になっていると思われ、コンクリートの表面は削られて、鉄筋がむき出しとなり、あと数年で崩れ去ると思われる名実ともに幻の橋となりそう。

 

 

 

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