阿寒のエゾフクロウ巣立ち
今年はエゾフクロウの巣立ち雛を阿寒の一ヶ所でしか撮影のチャンスがなかった。昨年は5ヵ所のエゾフクロウ雛を撮影したが今年はエゾフクロウの不作の年であった。それだけに巣立ちの瞬間を撮影出来たのは幸運であり、興奮したものである。ここの洞(うろ)の周囲は枝葉が繁り、洞の外に出て来た雛を撮る場所が限られているので場所取りも重要であったが6月3日は午前4時に一番乗りしたので一番撮り易い場所に三脚を設置することが出来た、これが後々の巣立ちの瞬間に役立った。
今年はどこえ行ってもNikonのカメラはD5、D500の最新の高性能機が目立ちましたが当方は八年前(二世代前)のD3とD300、それに軽量・小型のD7100で対応しています。4年前に400種以上の野鳥撮影の目標を達成してからカメラの更新はやめています。
洞の中に親が8時に入り、1分後洞の外に出て2分後に飛び出して行った
親が飛び出した後に洞から出て来たのは二番子、どうやら親の給餌は洞の中にいる一番子が先のようだ(8時07分)
嘴の周りが汚れている一番子が洞から出て来た。洞の前に一番子(右)と二番子(左)が並んだ、周囲は葉っぱのカーテンのようである(8時15分)ここまではD300の撮影
左の二番子が一番子の方に身を寄せる
身を寄せ合って洞の前で兄弟仲良く並んだのはこれが最後であった
二番子が洞に戻る(8時27分)
一番子の大あくび(11:07)
レンズ600mm・カメラD7100・カメラズームレンズ1.33=35mm相当で1200mm
これが一番子の巣立ちの瞬間であった、洞の上によじ登る(11:12)
フクロウの仲間のミミズクは耳木菟と書き、耳のある木の上にいる菟(ウサギ)、フクロウの足も同じようです
洞の上に巣立ちの第一歩
洞の上で洞の中を覗き、お前も早く出て来いよ!・・・空想です。
洞の上から歩いて右手の枝に移動
営巣木のここに巣立ちの顔見世です
ここからは動きません
二番子は洞に出て一番子の方向を見ています
200mmレンズで離れている巣立ちの一番子と居残りの二番子
巣立ち前の二番子と巣立ちの一番子を同時に撮影は初でした
親は近くの松で居眠り(夜行性では当然です)
二番子もこの日の夕方には巣立ちしたようです
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